普及版 字通 「級(漢字)」の読み・字形・画数・意味
級
常用漢字 9画
(旧字)
10画
[字訓] しな・きざはし
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(及)(きゅう)。に後ろより相及ぶ意がある。〔説文〕十三上に「絲の第なり」とあり、機織の糸を次第することをいう。転じて段階・階級の意となる。〔礼記、曲礼上〕「を拾(わた)り足を聚む」とは、一段ずつ足をそろえて登ることで、いま神職の作法として残されている。
[訓義]
1. いとのついで。機織の糸を次第すること。
2. しな、くらい、等級。
3. きざはし、階段。
4. 首級、しるし。秦では首一を以て位一級をすすめた。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ツイデ・コシ・スミヤカナリ・カサナル・シナ・ツク
[熟語]
級紀▶・級差▶・級職▶・級数▶・級頭▶・級等▶・級別▶
[下接語]
下級・階級・学級・官級・勲級・計級・功級・高級・爵級・首級・殊級・受級・昇級・拾級・上級・進級・数級・積級・層級・多級・壇級・超級・低級・等級・班級・俘級・名級
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報