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経世家 けいせいか

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

経世家
けいせいか

江戸時代における政治経済論者の総称。儒教思想に基づく経世済民の理論を基底として,現実の政治,社会,経済問題に対する処方箋として,経済論,改革論などが展開される。その関心のおき方により農業論と商業論に大別されている。幕藩体制の確立と同時に出てきた社会的矛盾を解決しようとすることにあるが,立論の前提には常に武士を中心とする封建社会の維持に目的があり,対症的な政策論が多いといえる。荻生徂徠太宰春台本多利明海保青陵佐藤信淵らが著名である。

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デジタル大辞泉の解説

けいせい‐か【経世家】

世を治める、優れた手腕の持ち主。政治家。
江戸時代経世の論を説いた知識人

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百科事典マイペディアの解説

経世家【けいせいか】

江戸時代,幕藩体制の危機を意識し,具体的政策・対策,すなわち経世済民の術を論じて為政者の覚醒をうながした在野の知識人。林子平本多利明佐藤信淵大原幽学など。

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大辞林 第三版の解説

けいせいか【経世家】

世の中を治める人。政治家。
江戸時代、経世済民の論を唱えた知識人。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

経世家
けいせいか

おもに江戸時代中期以降、現実の社会的問題を直視し、その解決策を考案した学者。熊沢蕃山(ばんざん)、荻生徂徠(おぎゅうそらい)、太宰春台(だざいしゅんだい)、林子平(しへい)、山片蟠桃(やまがたばんとう)、工藤平助(へいすけ)、佐藤信淵(のぶひろ)、大原幽学(ゆうがく)らがある。[島崎隆夫]

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