結社の自由(読み)けっしゃのじゆう(英語表記)freedom of association

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

結社の自由
けっしゃのじゆう
freedom of association

結社の結成,不結成,結社への加入,不加入,結社の成員の継続,脱退について個人が,また結社が団体としての意思を形成し,その意思実現のための諸活動を行うについて公権力による干渉を受けないことをいう。結社とは多数人が特定の共通目的のために継続的な結合をなし,組織された意思形成に服するもののことである。日本国憲法は 21条で集会の自由表現の自由と並んでこの自由を保障している。結社は,とりわけ今日の大衆社会状況において,個人の自由の強化,拡大をはかるうえで枢要なものであるが,同時に巨大な結社が個人の自由にとり桎梏となっている面も否定できない。日本で結社を包括的に規律した法律はないが,破壊活動防止法は結社の自由にさまざまな問題を投げかけている。 (→公安審査委員会 )  

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世界大百科事典 第2版の解説

けっしゃのじゆう【結社の自由】

特定の多数人(自然人または法人)が,特定の共通目的のために継続的な結合をなし,組織された意思形成に服するものを結社といい,その自由とは,人がそのような結社をつくることまたはつくらないこと,結社に加入することまたは加入しないこと,結社の成員としてとどまることまたは脱退すること,および,結社が結社として意思を形成し,その意思実現のための諸活動を行うことについて公権力による干渉を受けないことをいう。結社は継続的・組織的であって必ずしも場所を前提としない結合体である点において,一時的な会合である集会と異なる。

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大辞林 第三版の解説

けっしゃのじゆう【結社の自由】

憲法が保障する基本的人権の一。多数人が共同の目的で継続的な団体を結成する自由。 → 集会の自由

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