緊と(読み)ヒシト

デジタル大辞泉 「緊と」の意味・読み・例文・類語

ひし‐と【▽緊と/×犇と】

[副]
1 すきまなく密着するさま。しっかりと。ぴったりと。「―身を寄せる」「―抱きしめる」
2 深く心や身に感じるさま。「真心を―感じる」
3 強く押されて鳴るさま。
「ぬばたまの夜はすがらにこの床とこの―鳴るまで嘆きつるかも」〈万・三二七〇〉
4 すきまなく並ぶさま。ぎっしりと。びっしりと。
「庭にも―並みゐたり」〈平家・二〉
5 ゆるみなく物事をするさま。しっかりと。
「―国治まり」〈愚管抄・三〉
6 力を入れて激しく動作をするさま。
「肩を―食ひたりければ」〈今昔・二七・四四〉
[類語]堅い・きつい・ぎゅっと・きゅっと・がっちり・かっちり・確しかと・しっかり・がっしり・堅固・頑丈・堅牢・頑強・強固・牢固・ぎゅう・ぎゅうぎゅう・きゅうきゅう・ぴたり・むずと・むんずと・力ずく・腕ずく・力任せ・ぐっと・ぐんと・ぐいと・ぐいぐい・ぐんぐん・どんどん・乱暴・粗暴・手荒・手荒い・荒っぽい・荒荒しい・力を込める

みし‐と【▽緊と】

[副]力を入れて何かをするさま。しかと。ひしと。
「立ちながら衣きぬごしに―いだきて」〈著聞集・八〉

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