がっしり(読み)ガッシリ

デジタル大辞泉 「がっしり」の意味・読み・例文・類語

がっしり

[副](スル)物の構造体格がしっかりしていて、力強く、また、簡単には壊れそうにないさま。がっちり。「がっしり(と)作られた戸棚」「がっしり(と)した体格」
[類語]がちっとがっちりしっかり固いきついぎゅっときゅっとかっちりしかひしとぎゅうきゅうきゅうぎゅうぎゅうぴたり堅固頑丈堅牢頑強強固牢固物物しい厳めしいおごそ厳粛粛粛厳然森厳荘厳荘重重厚重重しい厳として重量感どっしりずっしりずしりずしっとどっかと重み広量堂堂大度太っ腹マッシブ存在感睥睨へいげい厳しい厳格厳重厳酷厳正冷厳峻厳しゅんげん峻烈しゅんれつ苛酷険しい辛辣しんらつ粛然貫禄威厳威徳尊厳威儀権威威信威名威望名望威光威力権力勢威重圧すご脅威威圧威風威風堂堂威容偉容英姿雄姿勇姿仰仰しいご大層息が詰まる大風呂敷を広げる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「がっしり」の意味・読み・例文・類語

がっしり

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
  2. 体、構造などがしっかりとして、強くたくましいさま、ゆるぎのないさまを表わす語。がっちり。
    1. [初出の実例]「しっかりつよいを、がっしりする」(出典:当世花詞粋仙人(1832))
    2. 「田舎普請の堅牢(ガッシリ)とした家」(出典:いさなとり(1891)〈幸田露伴〉一)
  3. 物の、よく組み合わさったさま、よく一致しているさまを表わす語。がっちり。〔東京語辞典(1917)〕
    1. [初出の実例]「渡が出て、皆の結束ががっしりした」(出典:一九二八・三・一五(1928)〈小林多喜二〉二)
  4. 事を確実に、しっかりと行なうさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「そういう危機感を、がっしりと受けとめて」(出典:文学の根本問題(1958‐59)〈中島健蔵〉八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android