デジタル大辞泉 「聞こし召す」の意味・読み・例文・類語
きこし‐め・す【聞こし召す】
1 本来の「飲む」「食う」の尊敬語から転じて、酒を飲むことを戯れていう。「だいぶ―・して真っ赤な顔をしている」
2 「聞く」の尊敬語。お聞きになる。
「
3 「聞き入れる」の尊敬語。お聞き入れになる。お許しになる。
「上達部御前に召さむ、と啓し給ふ。―・すとあれば」〈栄花・初花〉
4 「治める」の尊敬語。お治めになる。
「難波の海おし照る宮に―・すなへ」〈万・四三六一〉
5 「飲む」「食う」の尊敬語。お飲みになる。召しあがる。
「物などたえて―・さず、日を経て青み
[類語]食べる・召し上がる・上がる・召す