( 1 )「かへにす」「がへんぜず」ともに「不肯」を訓読したもの。「かへにす」は上代では清音によまれていたが、後に「に」が音便で「ん」となり、また動詞連用形に直ちに接続する用法において「か」が連濁をおこして「がへんず」となったとされる。この音韻変化の過程で、「かへず」の形も現われた。
( 2 )もともと「かへにす」自体に否定の意味が含まれていたが、「甘んず」「軽んず」のような語形にひかれて、「がへんず」も肯定の意味に取り違えられるようになり、②のように「がへんぜず」と、さらに打消の助動詞「ず」が付け加えられることになったのであろう。
春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...