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藤井竹外 ふじい ちくがい

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美術人名辞典の解説

藤井竹外

江戸後期の漢詩人・摂津高槻藩士。摂津生。名は啓、字は士開・強哉、別号に雨香仙史。頼山陽に学び、梁川星巌広瀬淡窓森田節斎らと交わる。その七言絶句は一世を風靡し、絶句竹外の称がある。慶応2年(1866)歿、60才。

出典|(株)思文閣
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デジタル大辞泉の解説

ふじい‐ちくがい〔ふぢゐチクグワイ〕【藤井竹外】

[1807~1866]江戸末期の漢詩人。摂津の人。名は啓。字(あざな)は士開。詩を頼山陽に学ぶ。七言絶句にすぐれ、絶句竹外と称された。著「竹外二十八字詩」など。

出典|小学館
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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

藤井竹外 ふじい-ちくがい

1807-1866 江戸時代後期の漢詩人。
文化4年4月20日生まれ。摂津高槻(たかつき)藩(大阪府)藩士。頼山陽(らい-さんよう),梁川星巌(やながわ-せいがん)に師事。七言絶句にすぐれ,絶句竹外の称がある。鉄砲の名手で,奇行の人でもあった。慶応2年7月21日死去。60歳。名は啓。字(あざな)は士開。通称は吉郎。別号に雨香仙史。詩集に「竹外亭百絶」「竹外二十八字詩」など。

出典|講談社
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朝日日本歴史人物事典の解説

藤井竹外

没年:慶応2.7.21(1866.8.30)
生年:文化4.4.20(1807.5.27)
江戸後期の漢詩人。名は啓,字は士開,強哉,通称は啓治郎,吉郎,号は竹外,雨香仙史。摂津高槻藩(大阪府)藩士藤井貞綱の長男。父と同じく藩に仕え,鉄砲の名手として知られた。詩は早く頼山陽に従って学び,山陽没後は梁川星巌に兄事した。七言絶句をもっとも得意とし,「絶句竹外」と称された。人となりは疎放で酒を好み,酔後意に適えば豪語し,「奇」と喚び「妙」と叫んで起舞転倒したという。詩集に『竹外二十八字詩』『竹外亭百絶』などがある。<参考文献>高槻市教育委員会編『藤井竹外とその書翰』,富士川英郎『江戸後期の詩人たち』

(揖斐高)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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世界大百科事典 第2版の解説

ふじいちくがい【藤井竹外】

1807‐66(文化4‐慶応2)
江戸後期の漢詩人。名は啓,字は士開,通称は啓次郎。摂津高槻の人。高槻藩士であったが,詩を頼山陽に学んで才能を現し,梁川星巌,広瀬淡窓などと並んで幕末の詩人として聞こえる。特に七言絶句にすぐれたので,世に〈絶句竹外〉と称せられた。人がらは奔放で酒を好み,詩風もまた快活明朗である。晩年には京都に隠棲し,生前にみずから定めておいたとおり,東山長楽寺にある師山陽の墓の近くに葬られた。著書に《竹外詩鈔》《竹外亭百絶》《竹外二十八字詩》などがある。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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大辞林 第三版の解説

ふじいちくがい【藤井竹外】

1807~1866) 江戸後期の漢詩人。摂津の人。名は啓、字あざなは士開、通称は啓次郎。頼山陽・梁川星巌に師事。七言絶句にすぐれた。著「竹外二十八字詩」「竹外詩鈔」

出典|三省堂
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

藤井竹外
ふじいちくがい

[生]文化4(1807)
[没]慶応2(1866).7.21.
江戸時代後期の漢詩人。名,啓。字,士開。代々高槻藩の藩士で,彼自身も鉄砲の名手として知られたが,少年時代,頼山陽に詩を学び,その死後は江戸に出て梁川星巌に兄事し,のち京都に移住して詩作にふけった。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

藤井竹外
ふじいちくがい
(1807―1866)

江戸後期の漢詩人。名を啓(けい)、字(あざな)を士開、号を竹外・雨香という。摂津高槻(たかつき)藩(大阪府)の鉄砲奉行(ぶぎょう)を務めたが、少年のころより頼山陽(らいさんよう)の塾に学び、山陽門下中もっとも詩名が高かった。なかでも、七言四句すなわち28字からなる七言絶句を得意とし、清新な叙景詩やロマンチックな叙情詩の小品を多く残した。『吉野』と題された、「古陵の松柏天(しょうはくてんぴょう)に吼(ほ)ゆ 山寺春を尋ぬれば春寂寥(せきりょう)たり 眉雪(びせつ)の老僧時に帚(は)くことを輟(や)め 落花深き処(ところ)に南朝を説く」という作はもっとも人口に膾炙(かいしゃ)した。『竹外二十八字詩』(1854)などの詩集がある。[揖斐 高]
『富士川英郎著『江戸後期の詩人たち』(1973・筑摩書房) ▽中村真一郎著『頼山陽とその時代』(1971・中央公論社)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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