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世界大百科事典 第2版の解説

そ【蘇】

古代に作られていた乳製品の一種。酥とも書かれる。《政事要略》には,文武天皇4年(700)10月に蘇を作らせたという記事があり,これが文献上最古の記録と思われる。奈良時代になると平城宮址出土の木簡に〈近江国生蘇三合〉と見え,《正倉院文書》には周防国但馬国で蘇を作っていたようすがうかがわれる。平安時代になると,大宰府のほか46ヵ国を6区分して,毎年順番に蘇を貢進させたことが《延喜式》に見え,これらから,奈良・平安期にはほぼ全国的に蘇が生産され貢進されていたことがうかがえる。

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動植物名よみかた辞典 普及版の解説

蘇 (コケ)

植物。蘇類,地依類・菌類などの総称

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世界大百科事典内のの言及

【甘栗】より

…天津が集産地であったから日本では天津栗というが中国では板栗といい,品質は最も優れている。日本では平安時代,大臣に新任されたときの大饗(たいきよう)などのさい,朝廷から蘇(そ)と甘栗を賜るならわしがあり,それを届ける勅使を蘇甘栗使(そあまぐりのつかい)と呼んだ。この甘栗は干栗(ほしぐり)であったと思われるが,《延喜式》には干栗のほかに〈搗栗(かちぐり)〉〈平栗(ひらぐり)〉と呼ぶものもあり,それらと甘栗の違いはよくわからない。…

【牛乳】より

…日本では,大化改新のころ,福常(善那ともいう)が孝徳天皇に牛乳を献上し,天皇は善那に〈和薬使主〉の姓と〈乳長上〉の職を与えたという。その後,宮中で乳牛が飼われたこともあり,《延喜式》には諸国に〈蘇(そ)〉を作って献上させたことが記されている。蘇は現在の練乳に相当するものとされているから,この時代には酪農がかなり進み,牛乳が利用されていたことが想像できる。…

【乳】より

…哺乳類における乳腺の分泌液で,子の理想的な食物である。乳汁の組成は動物の種類によって異なり,ウシでは乾燥重量で,タンパク質と脂肪がおのおの20%,糖が60%を占める。それぞれの量は,子の成長が早い種類ほど多い。子の体重が生まれたときの倍になるまでの平均日数は,アザラシが5日,アナウサギが6日,イヌが8日,ネコが9日,ヒツジが10日,ブタが18日,ウマが60日であるが,乳汁1l中のタンパク質の量(g)は,アザラシ119,アナウサギ104,イヌ97,ネコ95,ヒツジ70,ブタ37,ウマ20である。…

※「蘇」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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