
の形。器中に物を蔵して、用いることがないのを貪という。〔説文〕六下に「物を欲するなり」とし、今(こん)声とするが、声が合わず、他の物を欲するというよりも、出し惜しみする意である。〔方言、一〕に「晉・魏、河
(かだい)の北にては、
(らん)を謂ひて殘と曰ひ、楚にては之れを貪と謂ふ」という。〔史記、賈誼伝〕に「貪
は財に徇(したが)ふ」とみえる。
m、餮(
)thy
tは声近く、饕餮(とうてつ)は獣名の連語。楚の語「於
(おと)」(虎)と声義の関係があると思われ、殷周青銅器に見られる饕餮文は虎の展開紋であろう。饕餮には貪欲の意があるとされている。
は〔説文〕五下に「貪るなり、春秋傳に曰く、之れを饕
と謂ふ」とあり、
は餮の異文。〔左伝、文十八年注〕に「財を貪るを饕と爲し、
を貪るを餮と爲す」という。
▶・貪
▶・貪花▶・貪苛▶・貪貨▶・貪禍▶・貪獪▶・貪
▶・貪官▶・貪看▶・貪玩▶・貪覬▶・貪
▶・貪漁▶・貪競▶・貪黠▶・貪権▶・貪賈▶・貪口▶・貪狡▶・貪刻▶・貪酷▶・貪詐▶・貪残▶・貪私▶・貪恣▶・貪嗜▶・貪食▶・貪心▶・貪人▶・貪睡▶・貪生▶・貪惜▶・貪争▶・貪贓▶・貪俗▶・貪多▶・貪濁▶・貪
▶・貪蠹▶・貪沓▶・貪饕▶・貪叨▶・貪忍▶・貪佞▶・貪杯▶・貪鄙▶・貪愎▶・貪夫▶・貪慕▶・貪冒▶・貪放▶・貪没▶・貪昧▶・貪名▶・貪
▶・貪欲▶・貪慾▶・貪楽▶・貪婪▶・貪
▶・貪懶▶・貪吏▶・貪利▶・貪吝▶・貪
▶・貪悋▶・貪戻▶・貪廉▶・貪狼▶・貪猥▶・貪穢▶出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...