(読み)ショウ

デジタル大辞泉 「賞」の意味・読み・例文・類語

しょう【賞】[漢字項目]

[音]ショウ(シャウ)(呉)(漢) [訓]めでる ほめる
学習漢字]5年
功績善行などをほめる。「賞賛賞辞賞揚激賞推賞嘆賞信賞必罰
功績・善行などに対して与えられる金品ほうび。「賞金賞杯賞品賞与恩賞懸賞受賞授賞大賞特賞入賞副賞
すぐれた点を楽しみ味わう。「賞翫しょうがん賞味観賞鑑賞
[名のり]たか・たかし・よし

しょう〔シヤウ〕【賞】

功績をあげた者に与える褒美。また、そのしるしの金品。「を受ける」「ノーベル」⇔
[類語]大賞グランプリ

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精選版 日本国語大辞典 「賞」の意味・読み・例文・類語

しょうシャウ【賞】

  1. 〘 名詞 〙 功績に対して与えられる褒美(ほうび)。賞与。
    1. [初出の実例]「朕聞定策之勲自古先録。又賞不月」(出典日本三代実録‐元慶八年(884)六月五日)
    2. 「保元の合戦の時、御方にて先をかけたりしかども、させる賞にもあづからず」(出典:平家物語(13C前)四)
    3. [その他の文献]〔史記‐商君〕

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普及版 字通 「賞」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 15画

(異体字)
15画

[字音] ショウ(シャウ)
[字訓] ほめる

[説文解字]
[甲骨文]
[金文]

[字形] 形声
声符は(尚)(しよう)。〔説文〕六下に「功に賜ふなり」とあり、声とするが、金文字形(商)に従い、声の字。区別していえば、賞賜、賞は償贖・賠償を意味する字であった。のちその別が失われ、賞賜の意に賞を用いる。

[訓義]
1. たまう、おくる、たまわる。
2. ほめる、たたえる、たまもの。
3. たのしむ、めでる、もてあそぶ、ながめる。
4. たっとぶ、すすめる。

[古辞書の訓]
名義抄〕賞 モテアソブ・オモシロブ・ツカサドル・ムカフ・タマフ・タマヒモノス・タマヒヨロコビ

[声系]
〔説文〕八上に賞声として償を収め、「すなり」という。賞は償の初文。もと償贖を意味する字。賞賜の字はもとに従い、としるす字であった。

[語系]
賞・sjiangは同声。zjiangはのち声と混じて、賞・が同声となり、通用する。

[熟語]
賞愛・賞意賞慰・賞逸・賞詠・賞音・賞花・賞暇・賞会・賞格・賞官・賞勧・賞鑑・賞玩・賞給・賞興賞欣・賞襟賞遇・賞勲・賞刑・賞契・賞慶・賞激・賞月・賞功・賞好・賞賛賞讚・賞賜・賞事・賞識・賞首・賞・賞春・賞笑・賞心・賞信・賞設・賞雪・賞嘆・賞秩・賞適・賞賞典・賞田賞罰・賞抜・賞美・賞募・賞封・賞報・賞味・賞誉・賞与・賞賚・賞恋・賞労・賞弄・賞禄
[下接語]
逸賞・恩賞・嘉賞・勧賞・感賞・観賞・鑑賞・賞・欣賞・勲賞・刑賞・慶賞・激賞・懸賞・功賞・行賞・厚賞・爵賞・受賞・授賞・重賞・心賞・推賞・嘆賞・入賞・封賞・報賞・褒賞・明賞・幽賞・優賞

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「賞」の意味・わかりやすい解説


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