身を粉にする(読み)ミヲコニスル

デジタル大辞泉 「身を粉にする」の意味・読み・例文・類語

に◦する

労力を惜しまず一心に仕事をする。「会社再建のため―◦して働く」
[補説]この句の場合、「粉」を「こな」とは読まない。
[類語]奉仕奉公寄与貢献裨益ひえき尽力尽くす骨身を惜しまず粉骨砕身身を削る骨身を削る命をささげるボランティアサービスアフターサービスケアアフターケアボランタリー自発的公共心公徳心犠牲犠牲的献身献身的ささげる挺身ていしん捨て石利他利他心志願慈善篤志有志殉ずる篤志家

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精選版 日本国語大辞典 「身を粉にする」の意味・読み・例文・類語

み【身】 を 粉(こ)に=する[=砕(くだ)く・=はたく]

  1. 労苦をいとわずに、一心に努める。身を砕く。粉骨砕身する。
    1. [初出の実例]「如来大悲の恩徳は身を粉にしても報ずべし」(出典:三帖和讚(1248‐60頃)正像末)

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とっさの日本語便利帳 「身を粉にする」の解説

×身を粉[こな]にする

○身を粉[こ]にする
「粉」の読みは「コ」である。非常に苦労して働くの意味で、自分身体をこなごなに細かく砕くようにしてまで働くという比喩慣用句であるから慣用的な読みの「コ」に固定化されるはずのものであるが、漢字に引きずられて「コナ」と発音したら、やはり誤用である。

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