デジタル大辞泉 「返り咲く」の意味・読み・例文・類語 かえり‐ざ・く〔かへり‐〕【返り咲く】 [動カ五(四)]1 春の花が小春日和の暖かさに、時節でないのに再び咲く。狂い咲く。「八重桜が―・く」《季 冬》2 一度引退した者や、勢力・地位などの衰えていた者が、再び以前の状態に戻る。「再び当選して政界に―・く」[類語]復活・蘇生・再生・起死回生・更生・回復・回天・蘇る・生き返る・再興・中興・復興・復旧・復元・還元・復調・復帰・カムバック・リバイバル・再起・息を吹き返す 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「返り咲く」の意味・読み・例文・類語 かえり‐ざ・くかへり‥【返咲】 〘 自動詞 カ行四段活用 〙 ( 「かえりさく」とも )① (花が)その時季でないのに咲く。狂い咲きをする。《 季語・冬 》[初出の実例]「散る花を吹きあげの浜の風ならば猶も木末にかへりさかせよ〈小侍従〉」(出典:夫木和歌抄(1310頃)四)② 力、人気、地位などの衰えていたものが、もとの状態にもどって盛んとなる。[初出の実例]「この娘は〈略〉この頃映画に返(カヘ)り咲(サ)いた」(出典:浅草紅団(1929‐30)〈川端康成〉四三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例