進歩党(ドイツ)(読み)しんぽとう(英語表記)Fortschrittspartei ドイツ語

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

進歩党(ドイツ)
しんぽとう
Fortschrittspartei ドイツ語

プロイセンおよびドイツ第二帝政の政党。1861年6月、軍事予算をめぐるプロイセン議会の自由主義者、ブルジョア民主主義者と政府との対立をきっかけに結成され、プロイセン指導のドイツ統一、穏健な議会主義の達成などを掲げて、「鉄血政策」を唱え国王大権や軍部の特権を擁護するビスマルクと対立、憲法闘争を引き起こした。1866年のプロイセン・フランス戦争の際、ビスマルクを支持するグループが離脱して国民自由党を創設したが、進歩党は中・小経営者、教養ブルジョア層を主要支持基盤としつつ、左派自由主義の立場を維持、リヒターらの指導の下に第二帝政下でも政府の批判勢力であり続けた。党の思想的原則をめぐる対立や左右の中間にある政治的位置から、離合集散が激しく、1884年には国民自由党の分離派と合同して自由思想党と改称し、93年には軍事予算をめぐって2派に分裂、1910年ようやく全ドイツの左派自由主義の統一体として進歩人民党が成立した。第一次世界大戦後ほぼドイツ民主党へと移行した。

[木村靖二]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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