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邑南(町) おおなん

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

邑南(町)
おおなん

島根県中央部、邑智(おおち)郡の町。2004年(平成16)邑智郡の瑞穂(みずほ)、石見(いわみ)の2町と羽須美(はすみ)村が合併して成立。中国山地の山間部にあり、南部を広島県と接する。国道261号が通じ、浜田自動車道瑞穂インターチェンジがある。また東南部に隣接する広島県三次(みよし)市との境界をJR三江(さんこう)線、国道375号が通じる。かつては木炭や出羽(いずは)鋼の産地で、古くからたたら製鉄が行われ、旧石見町の矢上(やかみ)には鉄穴(かんな)流し跡が残る。羽須美は古代から江戸時代まで阿須那(あすな)牛馬市が行われ、これは中国地方三大家畜市の一つであった。現在は高冷地野菜栽培や畜産、酪農、また町域東部の出羽川ではアユやコイの養殖が行われている。近年は観光にも力を入れ、高原地形を利用した宿泊施設やスキー場がある。千丈渓(せんじょうけい)、断魚(だんぎょ)渓は江川(ごうがわ)水系県立自然公園の一部で国の名勝に指定されている。7月20日に行われる豊作祈願の民間信仰行事、鹿子原(かねこばら)の虫送り踊りは県指定無形民俗文化財。面積419.22平方キロメートル、人口1万1959(2010)。[編集部]

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