日本歴史地名大系 「都幾川」の解説
都幾川
ときがわ
- 埼玉県:比企郡
- 都幾川
比企郡中部を流れる荒川水系の一級河川で、流路延長約三〇キロ。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
比企郡中部を流れる荒川水系の一級河川で、流路延長約三〇キロ。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
埼玉県中部、比企郡(ひきぐん)にあった旧村名(都幾川村(むら))。現在は比企郡ときがわ町の南西部を占める地域。1955年(昭和30)明覚(みょうかく)、平(たいら)、秩父(ちちぶ)郡大椚(おおくぬぎ)の3村が合併して都幾川村が成立。2006年(平成18)比企郡玉川村(たまがわむら)と合併して町制施行、ときがわ町となる。地名は中央を東流する都幾川にちなむ。秩父山地と比企丘陵よりなる。旧村域の東端をJR八高(はちこう)線が南北に通じ、明覚(みょうかく)駅がある。伝統をもつ建具工業が盛んである。慈光寺(じこうじ)は都幾山の中腹にある天台宗の寺で、673年(天武天皇2)の開基といわれ、国宝紙本法華経一品経(しほんほけきょういっぽんきょう)ほか、開山塔、銅鐘など国の重要文化財があり、宝物殿に収められている。萩日吉神社(はぎひよしじんじゃ)で3年に一度行われる流鏑馬(やぶさめ)神事は県選択無形民俗文化財になっている。
[中山正民]
『『都幾川村史』全3巻(1999~2001・都幾川村)』
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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