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鉄道連絡船 てつどうれんらくせんrailway ferry

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

鉄道連絡船
てつどうれんらくせん
railway ferry

海峡のような比較的短距離の水域をはさんで相対する2つの陸地の鉄道の駅から駅を連絡する目的で運航される特殊船舶。また単に鉄道企業が直営する航路を鉄道連絡船と呼ぶこともある。一般に両端の鉄道列車運転に接続する時刻表で運航されるため,これに適した高速性能,耐浪性のすぐれた船であることが要求される。船内に軌条を設け,鉄道車両をそのまま収容して航送する車両航送船の形態をとるものも多い。この場合,車両甲板が水面上になるため,重心の比較的高い特殊な船型となる。日本では JRの経営する定期航路とその使用船舶を鉄道連絡船と称し,両端に鉄道をもたない場合もある。

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百科事典マイペディアの解説

鉄道連絡船【てつどうれんらくせん】

海や河川湖沼の両岸の鉄道に接続して定期に運航する船。このうち車両渡船は車両甲板に線路を設け,陸上の線路と連結して船尾の開口から鉄道車両を積みおろしする。このため潮の干満に応じてレール連結部を調整し,また船のトリミング(前後のバランス)調節のため強力なポンプを備える。日本では青函航路(青函連絡船),宇高連絡航路に大型連絡船が就航していたが,1988年3月の青函トンネルの営業,同4月の瀬戸大橋の開通により廃止。関釜フェリーは日韓共同切符の発売によりJRと韓国国鉄との連絡船の役割を果たしている。
→関連項目フェリーボート

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世界大百科事典 第2版の解説

てつどうれんらくせん【鉄道連絡船】

鉄道を敷設することができない水上の部分に,鉄道の一線区としての航路を開設し,両岸の鉄道を連絡する船舶。1884年,金ヶ崎(敦賀港)から長浜まで全通した鉄道と,神戸から東に延び大津に達していた鉄道とが,太湖汽船会社の第一・第二太湖丸(客船)によって琵琶湖湖上経由で結ばれたのが日本における鉄道連絡船の始まりである。この航路は,89年,東海道線と長浜~米原間の鉄道の開通とともに姿を消した。また,鉄道貨物輸送に大変革をもたらした貨車航送は1911年,下関~小森江(福岡県)間を小蒸気船に曳航されたはしけによって開始された。

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