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鋳造(金型を含む) ちゅうぞう/かながたをふくむちゅうぞう Casting

翻訳|Casting

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知恵蔵2015の解説

鋳造(金型を含む)

ものづくりを支える加工法の1つ。切削・研削加工放電加工のような機械加工塑性加工や溶接と並んで、素材を溶融状態で鋳型に流し込み、形(鋳物)を作る加工法。その歴史は、青銅器時代にさかのぼる。鋳型としては、銅、鋳鉄、鋳鋼など融点が1000℃を超える金属には一般的に砂型が用いられる。大型で複雑な形状や中空製品の製造が可能である。特殊な目的にはセラミックスや水冷金型も利用される。アルミや亜鉛など低融点の金属では、ダイカスト(Diecasting)法が用いられる。これは、鋼製の金属鋳型(金型)に溶融金属を加圧して注入し、凝固した製品を外してまた注入、凝固を繰り返すことで大量生産が可能である。一方、同様な手法により、熱可塑性熱硬化性樹脂を金型に高圧、高速で注入する射出成型法などがプラスチックなどに応用され、多様な形状のプラスチック製品の製造を可能にしている。このように金型は、複雑な形状の製品を精巧に製造するのに不可欠な工具であるが、その利用は現代では、鋳造よりもプレス成形用が2倍ほど多い。例えば、自動車の車体や家電製品ケースのほとんどが金型プレスで作られる。プレス用金型には、製品以上の精密さが要求されることからも、金型技術は日本のものづくり技術の基盤とされる。そして、そのほとんどが鋳造製品であることからも、鋳造技術の重要性がうかがわれる。

(徳田昌則 東北大学名誉教授 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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