普及版 字通 「録(漢字)」の読み・字形・画数・意味
録
常用漢字 16画
(旧字)
人名用漢字 16画
[字訓] しるす・うつす・かく
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(ろく)。〔説文〕十四上に「金の色なり」とするのは、(緑)(りよく)の声義を承け、青黄の間の色と解するものである。〔子、性悪〕に、「桓の(そう)、王の」とあるのは剣の名。剣の色によって名を得ている。金属性の光を録録・歴録・陸離のようにいう。は刻鑿(こくさく)の器、刻鑿して銘を勒(ろく)することをといい、転じてひろく文籍に記録する意となる。記録の職を録事という。
[訓義]
1. しるす、ほりつける。
2. かく、かきつける、うつす。
3. とる、とりあげる、そなえる、ならべる、しらべる。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 加須加比(かすがひ)〔名義抄〕 シルシ・シルス・ツブサニ・サビタリ 〔立〕 シルス・サビタリ・ミガク・カスガヒ・ツカサドル
[熟語]
録案▶・録事▶・録囚▶・録書▶・録送▶・録続▶・録治▶・録牒▶・録図▶・録畢▶・録問▶・録用▶・録録▶
[下接語]
記録・鬼録・語録・再録・採録・載録・雑録・纂録・史録・私録・自録・実録・手録・収録・集録・輯録・抄録・詳録・世録・録・選録・総録・存録・大録・著録・追録・摘録・典録・図録・登録・謄録・日録・班録・筆録・付録・撫録・別録・簿録・褒録・漫録・目録・余録・要録
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報