デジタル大辞泉 「開ける」の意味・読み・例文・類語
ひら・ける【開ける】
1 狭い状態から広い状態になる。「バイパスにはいると急に道が―・ける」
2 (「展ける」とも書く)遮るものがなく広く見渡せるようになる。「眺望が―・ける」
3 文明・人知などが進む。「―・けた国」
4 人が多く住むようになってにぎやかになる。「工場の移転で急速に―・けた地域」
5 よいほうへ向かう。先の見通しが明るくなる。「運命が―・ける」
6 人情に通じ、話がわかる。「彼は―・けた人である」
7 悩みがなくなり晴れ晴れとする。「気持ちが―・ける」
8 道路・交通機関などが通じる。「鉄道が―・ける」
9 物事が始まる。
「
10 花が咲く。つぼみがほころびる。
「それもがと今朝―・けたる初花に劣らぬ君がにほひをぞ見る」〈源・賢木〉
11 忌み詞で、遠く落ちのびる。
「敵御方一万二千余騎、東に―・け」〈太平記・三〇〉