首都圏と上信越地方を結ぶ高速道路。管理は東日本高速道路。(1)起点の東京都三鷹(みたか)市から、埼玉県川越(かわごえ)市、群馬県高崎市、新潟県南魚沼(みなみうおぬま)市を経て長岡市に至り、長岡市―新潟市間は北陸自動車道を重複して使用する新潟線と、(2)起点の三鷹市から、群馬県藤岡市で新潟線と分岐し、長野県佐久市を経て千曲(ちくま)市で中央自動車道長野線に接続し、長野市を経て、終点の新潟県上越市に至り北陸自動車道に接続する上越線(上信越自動車道)の2路線がある。ただし、新潟線の三鷹市―練馬区間は不通である。新潟線が256キロメートル、上越線が203キロメートル、新潟線が練馬(ねりま)―前橋間6車線であり、前橋―長岡間は4車線、上越線は4車線(一部は暫定的に2車線)である。この道路は、関東地方と信越地方とを日帰り圏内に短縮させ、冬季の交通不便の克服、沿線地域の生活利便の向上などに大きな役割を果たすとともに、多くのレクリエーション、観光資源に恵まれている沿線地域の開発の進展にも役だっている。
新潟線は1985年(昭和60)10月、東京外環自動車道の三鷹市―練馬区間を除き全線開通し、東京―新潟市間が結ばれた。高崎市では北関東自動車道と接続する。上越線は、1999年(平成11)10月に全線開通した。新潟線の、群馬・新潟県境の谷川岳の下を抜ける関越トンネル(延長約11.1キロメートル)は、日本最長の道路トンネルである。2010年度(平成23)の平均利用台数は1日約20万台。
[下保 修]
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