青根温泉(読み)アオネオンセン

デジタル大辞泉 「青根温泉」の意味・読み・例文・類語

あおね‐おんせん〔あをねヲンセン〕【青根温泉】

宮城県蔵王山東麓にある温泉泉質単純温泉炭酸水素塩泉硫酸塩泉。仙台藩伊達家の湯治場であった。

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精選版 日本国語大辞典 「青根温泉」の意味・読み・例文・類語

あおね‐おんせんあをねヲンセン【青根温泉】

  1. 宮城県柴田郡川崎町にある温泉。数か所の源泉のうち大湯は天文年間(一五三二‐五五)の発見江戸時代に発見された新湯は仙台藩主保養に訪れた。泉質は弱食塩泉。

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日本歴史地名大系 「青根温泉」の解説

青根温泉
あおねおんせん

[現在地名]川崎町前川 青根

前川まえかわの南西部、蔵王連峰東麓の花房はなぶさ中腹標高約五〇〇メートルの地にある温泉で、おお湯・名号みようごう(妙護)湯・しん湯の三つの湯がある。湯温は摂氏四三―五六度、いずれも弱塩類泉で無色透明、リウマチ・皮膚病・婦人病・神経症・創傷などに特効があるという。大湯の開湯は天文年間(一五三二―五五)砂金氏の家臣佐藤掃部によるものと伝え、「前川村安永風土記」には、佐藤掃部家は砂金氏断絶後「青根へ退去仕湯守相続仕候」とみえ、また当時青根に住していた佐藤喜右衛門の先祖は、慶長一九年(一六一四)以前、当温泉をはじめ遠刈田とおがつた(現刈田郡蔵王町)など一二の湯から合せて四〇貫文の湯銭を取立てていたという。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「青根温泉」の意味・わかりやすい解説

青根温泉
あおねおんせん

宮城県南部、柴田(しばた)郡川崎町にある温泉。蔵王(ざおう)山東斜面の中腹に位置する。数か所の源泉のうち、大湯は天文(てんぶん)年間(1532~1555)の発見、名号湯(みょうごうゆ)は病人弥陀(みだ)の称号を唱えながら入湯するとたちまち全快すると伝えられる。江戸時代に発見された新湯は仙台藩主が保養に訪れた温泉である。泉質は単純温泉。国道457号が通じ、蔵王エコーラインに連絡、避暑、スキー、蔵王観光の基地となっている。JR東北本線白石(しろいし)駅、大河原(おおがわら)駅、東北新幹線白石蔵王駅からバスが通じる。

[長谷川典夫]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「青根温泉」の意味・わかりやすい解説

青根温泉
あおねおんせん

宮城県南西部,蔵王山の東方,川崎町にある温泉。後烏帽子岳 (1666m) の山腹,標高約 500mにあり,眺望がよい。単純泉。泉温 43~56℃で湯量は豊富。蔵王山への登山口で,スキー場が近い。蔵王国定公園に属する。

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事典・日本の観光資源 「青根温泉」の解説

青根温泉

(宮城県柴田郡川崎町)
日本百景」指定の観光名所。

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