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はくbeat

翻訳|beat

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説


はく
beat

音楽用語。音楽の時間的継続を分割する基本的単位。もともとは手の上下運動により規則正しい時間間隔を生じさせ,この間隔の長さにより楽曲のテンポが定められた。近代では拍子を形成する基本的単位であるとともに,その拍子のもつ固有の性格に従い,強拍弱拍など,アクセントと結びつけられている。

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はく

モーラ」のページをご覧ください。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

はく【拍】

音楽のリズムを構成する単位。一定の時間的な間隔をもった脈拍で、その長短によりテンポが決まる。ふつう、強拍と弱拍の部分がある。ビート。
モーラ

はく【拍】[漢字項目]

常用漢字] [音]ハク(漢) ヒョウ(ヒャウ)(慣) [訓]うつ
〈ハク〉
手のひらでたたく。うつ。「拍車拍手
(「」の代用字)鼓動する。「拍動脈拍
音楽のリズム。「拍節一拍
〈ヒョウ〉音楽のリズム。「拍子
[名のり]ひら
[難読]拍手(かしわで)拍板(びんざさら)

ひょう【拍】[漢字項目]

はく

出典|小学館
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大辞林 第三版の解説

はく【拍】

音楽で、個々の音の持続(時間的な長さ)を規定する基本単位。多くの場合は等間隔の脈動で、手などを規則的に打ち鳴らして数えることができ、その長短がテンポ(速度)の遅速につながる。
モーラ 」に同じ。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説


はく
beat英語
TaktSchlagドイツ語
battement de mesureフランス語

人為的時間の一種である音楽的時間を構築するときの一つの方法として、「時を刻む」あるいは脈拍のように「打つ」意識をもつときの最小単位を拍という。一定の間隔で拍を連鎖させることにより時間を推し進めるかのような駆動感を与えたり、また意識的に間隔を伸縮させることによりあたかも停滞するような時間感覚をつくることもできる。さらに複数の拍をグルーピングするときに、強弱の対比(強拍・弱拍)、対構造(表間(おもてま)・裏間)、長短の対比(韻律法)などの精密な操作を組み込むことにより、拍子や拍節(はくせつ)といったリズム枠が設けられ、それは音楽、朗唱、舞踊のパフォーマンスの基礎をつくる。[山口 修]

日本語音韻の拍

音韻論的に捕捉(ほそく)したリズムの単位、すなわち理想的条件下では互いに等時間をなすと考えられる単位をいう。拍を引き出すもっとも簡便な方法は、手拍子を打ちながら一音一音ていねいにゆっくりと発音することである。このようにすれば、「勝った」や「日本」はそれぞれカ・ッ・タ(3拍)、ニ・ッ・ポ・ン(4拍)と数えることができる。したがって、拍は音韻的音節(syllabeme)とは次元を異にする。たとえば「尾」と「王」はともに音韻的に1音節だが、拍の観点からは「尾」を1拍、「王」を2拍と分析しなければならない。
 以上の関係を具体例で示そう。
●音韻的音節と拍の関係
〔四(シ)〕
 音韻的音節 1
 拍     1
〔獅子(シシ)〕
 音韻的音節 2
 拍     2
〔四獅子(シシシ)〕
 音韻的音節 3
 拍     3
〔尾(オ)〕
 音韻的音節 1
 拍     1
〔王(オー)〕
 音韻的音節 1
 拍     2
〔勝った(カッタ)〕
 音韻的音節 2
 拍     3
〔日本(ニッポン)〕
 音韻的音節 2
 拍     4
 これから明らかなように、拍と音韻的音節は多くの場合一致するが、いわゆる「ツメル音」(ッ)、「ハネル音」(ン)、「ヒク音」(ー)、および二重母音の副音部(貝、杭(くい)、鯉(こい)などの後半部)に限り食い違いを生ずることになる。また、実用的には、いわゆる拗(よう)音節を除き、拍は仮名1文字にほぼ一致するとみることもできる。
 一方、歌曲における歌詞の配分や俳句などの韻数律、アクセントの変わり目などの点からも、拍は容易に引き出せる。滝廉太郎の『荒城の月』でハ・ナ・ノ・エ・ンと「ン」にも他の拍と同等の比重が置かれ、「古池や」が5単位として認定され、さらに東京などでは一般にトー(塔)、イッポン(一本)、オジーサン(お爺(じい)さん)などのように、アクセントの境が拍と拍の間に置かれる点などは、いずれも前に指摘した例となる。
 なお、拍は、日本語学の泰斗亀井孝(かめいたかし)によって提唱され、金田一(きんだいち)春彦らによって支持された術語であるが、これときわめて近い概念として服部(はっとり)四郎提唱のモーラがある。拍とモーラは、今日では多くの場合同義語として扱われているが、厳密には異なる。ただし学者間でそのとらえ方はかならずしも一様ではない。一例をあげれば、金田一春彦は、拍を世界のすべての言語に認めうる韻律上の普遍的単位とし、一方、モーラは、日本語をはじめとするごく少数の言語にしか認められないような単位であろうとしている。[城生佰太郎]
『金田一春彦著『日本語音韻の研究』(1967・東京堂出版) ▽服部四郎著『言語学の方法』(1960・岩波書店)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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