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顔之推 がんしすい Yan Zhi-tui

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

顔之推
がんしすい
Yan Zhi-tui

[生]中大通3(531)?
[没]仁寿2(602)/仁寿3(603)
中国,南北朝末期の学者。琅邪臨沂 (山東省) の人。字は介。北方から建康 (南京) へ帰って東晋に仕えた貴族の家の出身。梁の湘東王蕭繹 (しょうえき) に仕えて左常侍となり,侯景の乱ののちしばらく流浪していたが,承聖1 (552) 年即位して元帝となった蕭繹のもとで散騎侍郎,中書舎人となった。

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デジタル大辞泉の解説

がん‐しすい【顔之推】

[531~590ころ]中国、南北朝時代末期の学者。字(あざな)は介。臨沂(山東省)の人。梁(りょう)北斉北周各朝に仕え、家訓書「顔氏家訓」を著した。儒者でありながら仏教思想を高く評価した。

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百科事典マイペディアの解説

顔之推【がんしすい】

中国,六朝末の学者,文人。戦乱と貴族社会解体の時代に流浪生活を送り,諸王朝に仕えた。その著《顔氏家訓》は家族生活を中心とした実際的訓戒を示し,六朝史研究の好史料。

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世界大百科事典 第2版の解説

がんしすい【顔之推 Yán Zhī tuī】

531‐590?
中国,六朝末期を代表する学者。字は介。梁に生まれたが,動乱の時代に際会して,梁,北斉,北周,隋と仕える王朝をつぎつぎとあらためた。その間の見聞と体験は《顔氏家訓》の随所に書きとめられている。顔氏はがんらい学問をしごととする〈書生門戸〉であって,之推はとりわけ文字学・音韻学を得意とし,陸法言を中心とする《切韻》の制作に参加した。熱心な仏教信者でもあった彼には,因果応報譚をあつめた《還冤記(かんえんき)》の著作もある。

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大辞林 第三版の解説

がんしすい【顔之推】

531~590頃) 中国、南北朝時代の学者。字あざなは介。初め梁りように仕え、のち北斉・北周・隋に仕えた。その経験に基づいて子孫に「顔氏家訓」を書き残した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

顔之推
がんしすい
(531―591)

中国、南北朝時代末期の学者。字(あざな)は介(かい)。琅邪(ろうや)(山東省)の人。『顔氏家訓』2巻20編の著者として知られている。初め梁(りょう)の湘東王繹(しょうとうおうえき)(元帝、在位551~554)に仕えて散騎侍郎(さんきじろう)となったが、北斉(ほくせい)に走り、文宣帝(在位550~559)のもとで中書舎人(ちゅうしょしゃじん)、黄門侍郎となり、帝の厚い信頼を受けた。北斉が滅んだ後は北周に仕えて御史上士(ぎょしじょうし)となり、さらには隋(ずい)に召されて太子の学士となった。このように、梁・北斉・北周・隋と南北両勢力にまたがって各王朝に仕えた人物であったが、人格は誠実でまた学識に優れ、各王朝において帝の信任を受けた。その著『顔氏家訓』は、子孫への戒めとして人間の生き方を説いた家訓であるが、そのなかには「文章篇(へん)」のように、文学論を展開させた部分もある。伝記は『北斉書』『北史』にみられる。[鈴木修次]

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世界大百科事典内の顔之推の言及

【顔氏家訓】より

…中国,6世紀の顔之推の著。20編から成る。…

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