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風信帖 ふうしんじょう

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

風信帖
ふうしんじょう

空海から最澄にあてた書状3通を巻子本 1巻に仕立てたもの,国宝。教王護国寺蔵。第1通の冒頭に「風信雲書,天より翔臨す云々」とあるのでこの名がある。空海と最澄の間が最も親密であった弘仁3 (812) ~4年頃の筆跡と推定されている。

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デジタル大辞泉の解説

ふうしんじょう〔フウシンデフ〕【風信帖】

平安前期、弘仁3~4年(812~813)ころに空海最澄にあてた3通の書状を巻子本(かんすぼん)としたもの。京都教王護国寺蔵。

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百科事典マイペディアの解説

風信帖【ふうしんじょう】

空海から最澄への書状3通を1巻にまとめたもの。名は冒頭の〈風信雲書…〉にちなむ。空海の書が円熟の境に入った812年ころのもので,空海の真跡中の名品として貴重である。

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世界大百科事典 第2版の解説

ふうしんじょう【風信帖】

空海から最澄にあてた尺牘(せきとく)(書状)。3通をおさめている。最初の尺牘が〈風信雲書〉と始まるので古来《風信帖》と呼んでいる。もと5通が収められていたが,1通は盗難にあい,1通は天正年間(1573‐92)に関白豊臣秀次に所望され進上している。現在は京都の東寺蔵。空海が806年(大同1)帰朝すると,最澄は空海が請来した経典の借用や,真言の伝授を盛んに依頼しているが,これらの来信に対する返書で,空海の真筆であることが確実なものの一つである。

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大辞林 第三版の解説

ふうしんじょう【風信帖】

〔第一通の初めに「風信雲書」とあるところからの名〕
空海から最澄にあてた書状三通を集めたもの。日本人の筆蹟中第一等と評価される。国宝。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

風信帖
ふうしんじょう

平安前期(9世紀初頭)空海から最澄にあてた手紙三通を、のちに一巻の巻物に仕立てたもの。国宝。名の由来は第一通目の冒頭に「風信雲書……」とあるのによる。もと五通が伝わったが、一通は鎌倉時代に盗難にあい、いま一通は豊臣(とよとみ)秀次が1592年(文禄1)に召し上げた。空海40歳前後、812~813年(弘仁3~4)の筆跡と推定される。三筆の1人にあげられる空海の遺墨中の第一として、古来もっとも喧伝(けんでん)されており、空海と最澄の交遊を知るうえにも重要な史料である。比叡山(ひえいざん)延暦寺(えんりゃくじ)に伝来したが、古く京都・東寺(教王護国寺)に寄進され現在に至る。[松原 茂]
『小松茂美著『日本書道説林 上(風信帖の研究)』(1973・講談社) ▽佐和隆研・中田勇次郎編『弘法大師真蹟集 五』(1973・法蔵館)』

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