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飛驒国 ひだのくに

世界大百科事典 第2版の解説

ひだのくに【飛驒国】

旧国名。飛州。現在の岐阜県の北部。
【古代】
 東山道に属する下国(《延喜式》)。8世紀初頭まで斐太,斐陀と表記したが,702年(大宝2)4月に大瑞(だいずい)とされた神馬貢進を契機に,708年(和銅1)前後に飛驒の用字が公定された。古墳は,5世紀半ばの円墳に始まり,6世紀初めに畿内的な前方後円墳が登場する。《日本書紀》仁徳天皇65年条の,両面をもつという宿儺(すくな)の征討伝承は,中央勢力の浸透に抵抗した在地勢力の姿を核にした伝承であろう。

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世界大百科事典内の飛驒国の言及

【飛驒郡代】より

…はじめ飛驒代官。飛驒国全体と美濃,越前,加賀の一部を管轄した。1692年(元禄5)幕府は高山藩主金森氏を出羽上山に移封し,豊富な山林・鉱山資源を有する飛驒一国を直轄化して,高山に陣屋を置き代官支配を開始した。…

【飛驒山】より

飛驒国(岐阜県の北半)は山国であるうえに,近世の飛驒が山林王国として知られたことに由来する通称。古代の飛驒は飛驒工(ひだのたくみ)の出身地で,当時これらの工匠はおもに宮や官寺などの建築と用材の採運に使役された。…

【百姓稼山】より

…多くは〈御林(おはやし)〉の一部か村持ちの共用林かであるが,いずれにも一定の採取制限と,山手・山銭名義の軽租または収益料を納めるのを普通とした。飛驒国で中世末のころから行われた百姓稼山(白木稼ともいう)は,領主の御林山で用材を採出した跡に放置された残材(根木,末木,悪木,枝条など)を処理して,各種の白木類(短軽材や割材)を再生産するか,または御林内の枯損木(立枯木や風・雪折木など)から家作木や白木・薪などを採出して,近隣諸国にまで売りさばくことを免許された稼山をいう。この稼山製品には山役人の検木と,採材量に応じた運上の負担が義務づけられていた。…

※「飛驒国」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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