餓鬼草紙・餓鬼草子(読み)がきぞうし

精選版 日本国語大辞典 「餓鬼草紙・餓鬼草子」の意味・読み・例文・類語

がき‐ぞうし ‥ザウシ【餓鬼草紙・餓鬼草子】

〘名〙 餓鬼の姿を描いた絵巻物。平安末期から鎌倉時代に盛行した六道(りくどう)思想影響で作られ、布教の具などとされた。特に岡山曹源寺と河本家旧蔵のものは有名で、ともに伝土佐光長筆。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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