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高野新笠 たかののにいがさ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

高野新笠
たかののにいがさ

[生]?
[没]延暦8(789).12.28.
光仁天皇の妃。和 (やまと) 乙継の娘。母は大枝真妹。帰化系氏族の和氏の子孫。宝亀年中 (770~781) ,高野朝臣と改姓。桓武天皇早良親王の母。

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百科事典マイペディアの解説

高野新笠【たかののにいがさ】

光仁天皇夫人(ぶにん),桓武天皇の母。父は百済(くだら)系氏族の和乙継(やまとのおとつぐ),母は土師真妹(はじのまいも)。もとは和新笠と称し白壁王(のちの光仁天皇)との間に山部王(のちの桓武天皇)・早良(さわら)王らをもうけた。
→関連項目中宮職

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

高野新笠 たかのの-にいがさ

?-790* 奈良時代,光仁(こうにん)天皇の妃。
和乙継(やまとの-おとつぐ)の娘。桓武(かんむ)天皇,早良(さわら)親王,能登(のと)女王を生む。光仁天皇即位後,高野朝臣に氏姓をあらため,桓武天皇即位後は皇太夫人となる。延暦(えんりゃく)8年12月28日死去。9年皇太后,大同(だいどう)元年太皇太后を追贈された。

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

高野新笠

没年:延暦8.12.28(790.1.17)
生年:生年不詳
奈良時代,光仁天皇の妃。桓武天皇の母。和乙継と土師真妹の娘。父方は渡来系氏族で,百済武寧王の子孫。天平1(729)年ごろ結婚し,同5年能登女王,同9年山部王(桓武天皇),天平勝宝2(750)年早良王を出産。光仁天皇が即位すると姓を高野朝臣に改められ,宝亀9(778)年従三位となる。桓武即位により皇太夫人,正三位となる。2週間ほど病床につき,延暦8年末に死去。翌年皇太后を追贈され,天高知日之子姫尊と諡されて大枝陵(京都市西京区大枝沓掛町字伊勢講山とされている)に葬られた。母方にちなむ場所である。諡号は,河伯の娘が日精に感じて生まれた王の子孫ということで付けられたという。渡来系氏族出身の一族から桓武という天皇を出しながら権勢は長くは続かず,高野朝臣という姓は新笠と父乙継のみである。長命であったと推定されるが,藤原種継暗殺事件へのかかわりから早良親王に先立たれたことは晩年の痛みであったろう。孫の平城天皇即位により太皇太后。桓武即位10年に当たり,母真妹が外祖母として正一位を追贈され大枝朝臣姓を賜ったことは,新笠の地位の影響を後世まで残した。すなわち,文人の家系として有名な大江氏の祖である。<参考文献>林陸朗「高野新笠をめぐって」(『折口博士記念古代研究所紀要』3号)

(児島恭子)

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世界大百科事典 第2版の解説

たかののにいがさ【高野新笠】

?‐789(延暦8)
光仁天皇の夫人。桓武天皇・早良親王らの母。もと和(やまと)新笠という。父は百済系氏族の和乙継,母は土師(はじ)真妹。土師氏のうち毛受(もず)腹にあたる家系で,のちに山背国の居地により大枝朝臣と改姓する。諸王だったころの白壁王(光仁天皇)との間に733年(天平5)能登内親王,737年桓武天皇,さらに750年ごろ早良親王をもうけた。光仁天皇の即位により夫人となり,高野朝臣と改姓するが781年(天応1)娘,夫をあいついで失う。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

高野新笠
たかののにいがさ
(?―789)

光仁(こうにん)天皇の夫人。父は百済(くだら)系渡来氏族の和乙継(やまとのおとつぐ)、母は土師真妹(はじのまいも)。天智(てんじ)天皇の孫白壁(しらかべ)王(光仁天皇)との間に、桓武(かんむ)天皇、早良(さわら)親王らを生んだ。770年(宝亀1)光仁天皇即位ののち夫人となり、高野朝臣(たかののあそん)の姓を賜った。母が渡来氏族の出身であったことは、次いでたった桓武天皇に大きな影響を与えた。延暦(えんりゃく)8年12月28日没、翌年山背(やましろ)国(京都府)の大枝(おおえ)山陵に葬られた。[笹山晴生]

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