鯉(漢字)

普及版 字通 「鯉(漢字)」の読み・字形・画数・意味


人名用漢字 18画

[字音]
[字訓] こい

[説文解字]
[その他]

[字形] 形声
声符は里(り)。〔説文〕十一下に「(しび)なり」、また(てん)字条に「鯉なり」とあって互訓鮪(てんい)の属は、穴を出でて竜門を超え、竜になるという。孔子の子、名は鯉、字は伯魚。〔論語、季氏〕に、鯉が庭を過(よぎ)るとき、孔子のおしえを受けたことがあり、それで庭訓・鯉庭などの語がある。〔古楽府〕に、双鯉魚の中に書信を託することがみえ、手紙のことを鯉書鯉素という。

[訓義]
1. こい、しび。
2. 手紙。

[古辞書の訓]
和名抄〕鯉 古比(こひ)〔名義抄〕鯉 コヒ・ナマヅ・ワニ/鯉魚 コヒ

[熟語]
鯉書・鯉素・鯉庭
[下接語]
鱠鯉・江鯉・紅鯉黒鯉尺鯉赤鯉・鮮鯉・素鯉・双鯉・

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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