デジタル大辞泉
「鳥の跡」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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とり【鳥】 の=跡(あと)[=足(あし)]
- ① 鳥の足あと。
- [初出の実例]「御返、臥しながら〈略〉書い給ふ。言の葉のつづきもなう、あやしきとりのあとのやうにて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)柏木)
- ② ( 中国の黄帝の時、蒼頡(そうけつ)が鳥の足跡を見て文字を創作したという伝承から ) 文字。筆跡。また、手紙。
- [初出の実例]「とりのあと、ひさしくとどまれらば」(出典:古今和歌集(905‐914)仮名序)
- ③ へたな筆跡。金釘流。
- [初出の実例]「仰せ書などを、誰もとりのあとにしもなどかはあらむ」(出典:枕草子(10C終)一五八)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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