残す(読み)ノコス

デジタル大辞泉 「残す」の意味・読み・例文・類語

のこ・す【残す/遺す】

[動サ五(四)]
あとにとどめておく。残るようにする。「放課後まで生徒を―・す」「メモを―・して帰る」
もとのままにしておく。「昔の面影を―・す」「武蔵野自然を―・す地区
全体うちの一部などに手をつけないでおく。「食べきれずに―・す」「電車賃だけは―・す」
消さないでそのままにしておく。「証拠を―・す」「誤解を―・す」
後世に伝える。死後にとどめる。「偉大な足跡を―・す」「名を―・す」
ためこむ。「小金こがねを―・す」
相撲で、相手の攻めに対して踏みこらえる。「土俵際で―・す」
[可能]のこせる
[類語](1とどめる残置する伝える/(2保存する温存する存置する/(3余す余る浮かす余りある有り余るだぶつく繰り越す

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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