込む(読み)コム

デジタル大辞泉 「込む」の意味・読み・例文・類語

こ・む【込む/混む/籠む】

[動マ五(四)]
一つ所に多くの人や物が集まっていっぱいになる。混雑する。また、物事一度に重なる。「銭湯が―・んでいる」「道路が車で―・む」「日程が―・んでいる」「負けが―・む」
(込む)仕組みが複雑に入り組む。精巧である。「手の―・んだ細工
(込む)動詞の連用形に付いて、複合語の形で用いる。
㋐中に入る。「風が吹き―・む」「飛び―・む」「殴り―・む」
㋑中に入れる。「書き―・む」「詰め―・む」「呼び―・む」
㋒ある状態をそのままずっとしつづける。「座り―・む」「黙り―・む」
㋓すっかりその状態になる。「冷え―・む」「老い―・む」
㋔徹底的に事を行う。「教え―・む」「煮―・む」「使い―・んだ万年筆
[動マ下二]こめる」の文語形
[補説]「込」は国字1は、混雑する意では「混む」と書くことが多い。
[類語](1込み合う立て込むごった返すごたつくひしめくひしめき合う混雑する雑踏ざっとうする

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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