天分(読み)テンブン

デジタル大辞泉 「天分」の意味・読み・例文・類語

てん‐ぶん【天分】

生まれつきの性質才能。「天分に恵まれる」「天分を発揮する」
天から与えられた身分職分。「天分をわきまえる」
[類語]生得的本有的本性ほんしょう根っから持って生まれた生まれ付き生まれながら生来先天的生得天賦天稟天性天資稟性素質資質資性美質特質特性属性能力

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「天分」の意味・読み・例文・類語

てん‐ぶん【天分】

〘名〙
① (天が分け与えたものの意) 生まれつきの才能、資質。天性。天資。
※新聞雑誌‐二号・明治四年(1871)五月「各天分の才力を伸長し」 〔列子天瑞
② 天から与えられた身分、分際役割天与の分限、運命
※白石先生手簡(1725頃)三「其段一身の不幸の天分に可之候」 〔世説新語賢媛
③ 天から命じられた職分。天職

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普及版 字通 「天分」の読み・字形・画数・意味

【天分】てんぶん

天性。生まれつき。〔列子、天瑞〕なるは天のなり。骨(こつがい)なるは地のなり。、形を離るるときは、各其の眞に歸す。

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