( 1 )漢籍では教化を掌る官吏、あるいは元・明以降、学校を管理する官吏の意味で用いられていた語。日本で、江戸時代に各藩の学校で教育に携わる人が教官と呼ばれたのは、元・明の影響と思われる。
( 2 )明治に入って広く使用されるようになったが、教官の「官」は文字通り、官吏組織の一部分であり、公の性質を持っているので、明治一九年(一八八六)の帝国大学令の発布に伴って、もっぱら国公立学校で教職に従事する人に用いられるようになった。
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...