気候を分類した場合のそれぞれの気候の典型的な特性をいう。気候型を決定するには二つの立場がある。その第1は世界をいくつかの気候に分類したもので,例えばW.P.ケッペンは11個の主要気候型に分けている。まず植生的見地から世界の気候を樹木気候と無樹木気候に大別し,前者をさらに気温の高い方から順にA,C,D気候に,後者はその原因が乾燥によるものをB,高緯度の低温によるものをET,高山の低温によるものをEF気候とした。樹木気候もさらに雨の季節配分によって細分し,合計11個となり,ケッペンはこれを主要気候または気候型と呼んだ。第2の立場は気候型の原因となる気候因子に着目したものである。おもなものをあげると,大陸中心部から離れているために温和な気候を示す海洋気候や海岸気候,これとは逆に大陸中心部ゆえに厳しい気候の大陸気候,他に山岳気候,東岸気候,西岸気候,都市気候などがある。
→気候区分
執筆者:山下 脩二
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