カルボニル基が分子内ヘミアセタール形成能をもつ単糖やオリゴ糖の総称.図示したように,還元糖は直鎖構造のほかに,還元性の基本であるアルデヒド基(アルドース)やケトンの特性基(ケトース)が分子内のγ-位やδ-位のヒドロキシ基と付加環化した五員環(フラノース)や六員環(ピラノース)構造の形成が可能であり,そのうえ,環化で新しくできたヒドロキシ基が環の下方(α形)に位置するか上方(β形)に位置するかによって,計5種類の構造をとりえる.これらは溶液中で平衡関係にあるので,条件によって変旋光を示す.グリコシド化のような化学反応による構造の固定化によってのみそれぞれの単離が可能である.遊離の単糖はすべて還元糖であり,アルカリ性溶液中で重金属塩(フェーリング液,アンモニア性硝酸銀溶液など)を還元する.アルカリ性溶液中では不安定で,エピマー化などの異性化や分解が起こる.ヒドラゾンやオサゾンなどの誘導体をつくる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...