冷汗三斗
- 四字熟語を知る辞典
- 冷や汗が三斗も出るの意で、ひどく恐ろしい思いや恥ずかしい思いをすること。 [使用例] いや、初春早々、冷汗三斗。こんなハデな失敗をしたことはな…
じんざ‐もみ【甚三紅】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 承応年間(一六五二‐五五)、京都上京の長者町の住人桔梗屋甚三郎が茜(あかね)を用いて染め出した紅梅色の無地の絹布。女性の衣服の胴裏…
そうず‐か(サウヅ‥)【三途河・葬頭河】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「そうずが」とも ) 人が死んだのち渡るという冥土の川。さんずのかわ。そうずがわ。[初出の実例]「葬頭河 サウヅガ 又云、三途川」(出…
しょうず‐か(シャウヅ‥)【三途河】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「そうずか(三途河)」の変化した語 ) =しょうずがわ(三途川)
せい‐さんかっけい(‥サンカクケイ)【正三角形】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 辺の長さおよび角の大きさがすべて等しい三角形。その一角の大きさは六〇度である。[初出の実例]「正三角形が集って成る六角形が、一定の…
おうみ‐の‐みふね【淡海三船】
- 精選版 日本国語大辞典
- 奈良前期の漢詩人、漢学者。弘文天皇の曾孫。大学頭、文章(もんじょう)博士、刑部卿。著「唐大和上東征伝」。「懐風藻」の撰者ともいわれる。養老六…
さん【三】 の 午((うま))
- 精選版 日本国語大辞典
- 二月の第三の午の日。稲荷社で初午、二の午とともに祭礼を行なうことがあった。《 季語・春 》 〔東都歳事記(1838)〕
さん【三】 の 郭((くるわ))
- 精選版 日本国語大辞典
- =さん(三)の丸(まる)[初出の実例]「三のくるわに長坂左衛門、是は長閑事なり」(出典:甲陽軍鑑(17C初)品二〇)
ご‐さんけ【御三家】
- 精選版 日本国語大辞典
- ( 「ご」は接頭語 )① 徳川将軍家の一族である尾州、紀州、水戸の三家をいう。尾張は家康の第九子義直、紀伊は第一〇子頼宣、水戸は第一一子頼房には…
こうや‐さんかた(カウヤ‥)【高野三方】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 高野山で中古以来、一山の衆徒が分かれた三派の総称。学侶方(がくりょかた)、行人方(ぎょうにんかた)、聖方(ひじりかた)の三つをいう。明…
ごけん‐さんぱ【護憲三派】
- 精選版 日本国語大辞典
- 大正一三年(一九二四)、貴族院中心の清浦内閣を特権的として反対し、共同して第二次護憲運動を推進した憲政会・政友会・革新倶楽部の三政党をいう…
ご‐ご‐さん【五五三】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 膳立の法式の一つ。七五三の饗膳のうち、七の膳を略して五の膳としたもの。[初出の実例]「何ぞと人のとふ年忌事 房崎の浦に五五三こしら…
さんき‐かい【三帰戒】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =さんき(三帰)①[初出の実例]「上人剃刀をとり、三位中将の頂に三度宛て給ふ。初めには三帰戒(さんきかい)を授、後には十重禁をぞ説き…
さんぎゃく‐ざい【三逆罪】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。五逆罪のうちの三つ。提婆達多(だいばだった)が犯した三つの逆罪からいう。和合僧を破り、仏身から血を出し、比丘尼を殺したことの…
さんげん‐きょうそうきょく(‥ケフソウキョク)【三弦協奏曲】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 洋楽の合奏形式にならって、三弦の独奏と他の楽器群の合奏とを対立的に使った曲。
さんげん‐もの【三間物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 襖(ふすま)に張る布の寸法を表わす名。三間(約五・四五メートル)に襖を四枚たてる場合、その襖を張るのに合うように織った襖張地。
さんごくかんしょう(‥カンセフ)【三国干渉】
- 精選版 日本国語大辞典
- 日清戦争終了後、明治二八年(一八九五)四月に調印された日清講和条約(下関条約)で遼東半島を領有することになった日本に反対して、ロシア、フラ…
さんごく‐ぶそう(‥ブサウ)【三国無双】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 日本・中国・インドの三国を通じて二つとはないこと。この世にくらべるもののないこと。三国一。さんごくむそう。[初出の実例]「其の奇麗…
さんこ‐れい【三鈷鈴】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 密教の法具で、取手の端が三叉になった鈴。
さんさい‐せき【三才石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 庭石を天・地・人の三才にかたどってすえたもの。
さんさい‐ごま【三歳駒】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 生後三年の若い馬。普通、年齢からいってまだ骨格の固まらない伸び盛りの若駒。[初出の実例]「鞍置(おけ)る三歳駒に秋の来て〈芭蕉〉 名…
さんじゃく‐ね【三尺寝】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 夏に大工などが、仕事場で昼寝をすること。また、その昼寝。三尺(約九〇センチメートル)にも足りない狭い場所で寝るからとも、日陰が三…
さんしゅう‐がわら(サンシウがはら)【三州瓦】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 愛知県三河地方で生産する上質の日本瓦。[初出の実例]「タッパは高いが、平屋建てだから、風には平気だ。屋根瓦だって三州瓦だよ」(出典…
さんじゅうし‐しん(サンジフ‥)【三十四身】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「法華経‐妙音品」による語 ) 仏語。妙音菩薩が衆生(しゅじょう)に経典を説き示すために化身したという三四種の異形(いぎょう)。梵王・…
さんじゅう‐ぼう(サンジフ‥)【三十棒】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「三十」は数が多いことをあらわす ) 禅宗で修行者を警醒するために、警策ではげしく打つこと。また、そのように厳しい教戒。痛棒。[初…
さん‐じょうじゅ(‥ヂャウジュ)【三定聚】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =さんじゅ(三聚)①
さんしょく‐き【三色旗】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 三色に染めわけた旗。② とくに、フランスの国旗。青・白・赤の三色からなる。[初出の実例]「三色旗、自由帽、サンキュロット」(出典:星…
さんしん‐せいど【三審制度】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 同一の事件について審級の異なる裁判所で三度くりかえして審理を受けることを認める制度。最初の裁判所での手続を第一審、上訴によって開…
さんせい‐か(‥クヮ)【三性花】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 雄しべだけ持つ花と、雌しべだけ持つ花と、雄しべも雌しべも完全に備えている花が、それぞれ一花序の中に見いだされる三性同株の場合と、…
さんだい‐しゅう(‥シフ)【三代集】
- 精選版 日本国語大辞典
- 「古今集」「後撰集」「拾遺集」の三勅撰集の呼称。「代」は天皇の治世の意で、醍醐・村上・花山の三代をいう。古くは「万葉集」を勅撰集と考えて、…
さんだん‐ほう(‥ホフ)【三壇法】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。① 密教で行なう、大壇・護摩壇・聖天壇の三壇に構える修法。中央に薬師または不動尊、左に如意輪観音、右に聖天(または十二天)の…
さんちゃん‐のうぎょう(‥ノウゲフ)【三農業】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 とうちゃんは出かせぎに行き、残ったじいちゃん、ばあちゃん、かあちゃんの三人だけでする農家の状況をいう。昭和三〇年代後半の流行語。
さんとう‐きゃく【三等客】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 鉄道・船舶などで三等車、三等船室などの旅客。[初出の実例]「三等客は多くは米国に赴きて労働せむためなりとか」(出典:仏国風俗問答(1…
さんとう‐せいじ(‥セイヂ)【三頭政治】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 古代ローマ共和政末期、三人の有力政治家による政治。第一次は、前六〇年のカエサル(シーザー)、クラッスス、ポンペイウス三人の密約に…
さんない‐にっしょう(‥ニッシャウ)【三内入声】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 古代の日本の韻学で、漢字音の入声を、喉内・舌内・唇内の三つの発音部位(これを三内という)によって分類した呼称で、すなわち、中国字…
さんにん‐ごとく【三人五徳】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 様子が、火鉢に用いる三本足の五徳に似るところから ) 三人が車座になること。三人いっしょに事を行なうこと。[初出の実例]「三人五徳(…
さんにんしまい【三人姉妹】
- 精選版 日本国語大辞典
- ( 原題[ロシア語] Tri sjostry ) 戯曲。四幕。チェーホフ作。一九〇〇~〇一年発表。無気力に夢想の世界にひたるほかはないロシアの地方都市の三人姉…
さんにんなまよい(‥なまよひ)【三人生酔】
- 精選版 日本国語大辞典
- 歌舞伎所作事。常磐津。四世中村重助作詞。五世岸沢式佐作曲。四世西川扇蔵振付。本名題「若木花容彩四季(わかきのはなすがたのさいしき)」。天保九…
さんねん‐さい【三年祭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 神道の家で、故人の死後二五か月目の忌日に行なう祭式。〔弊里神官慎終記(1769)(古事類苑・礼式三三)〕
さんぱく‐ず(‥ヅ)【三白図】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 南画の画題の一つ。白いもの三つを配して描くもの。たとえば、雪・白鷺・白梅(または、水仙)、または、雪・白鷺・白鷹の類。三白。
さんば‐せき【三波石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 「ちちぶあおいし(秩父青石)」の異称。
さんばん‐しゅっせ【三番出世】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大相撲の各場所で、二番出世に続いて三番目(一二日目)に前相撲に合格した者。この新弟子はその場所の千秋楽取組終了後、次場所で序の口…
さんぱん‐の‐らん【三藩乱】
- 精選版 日本国語大辞典
- 中国の清初、一六七三年から八一年に至る反乱。雲南の呉三桂、福建の耿精忠、広東の尚之信が廃藩の議などに反対して挙兵。反清復明を旗印に華南の一…
さんびゃく‐ちゃ【三百茶】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「三百」は安価の意 ) 価の安い茶。安物の茶。[初出の実例]「それは幸ひ、三百茶(チャ)の出しがらなどは真平だ」(出典:歌舞伎・水天宮…
さんぶ‐しん【三分芯】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「さんぶじん」とも ) 幅が三分(約一センチメートル)のランプの芯。[初出の実例]「片手に三分心(さんブジン)の硝子灯(ランプ)を持っ…
さんぶっせい【三仏斉】
- 精選版 日本国語大辞典
- 宋代の史書にその名がみえる南海の古国。七~一一世紀、スマトラ島の南東部にあった大乗仏教の国で、唐代には室利仏逝と書かれた。さんぶつせい。シ…
さんぼう‐ぎり(サンバウ‥)【三方桐】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 箪笥(たんす)などの、前と両横の三方に桐材を用いること。また、その箪笥。
さんまい‐え(‥ヱ)【三枚絵】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 浮世絵版画などで、三枚で一組となっているもの。
さんみつ‐ぎょうぼう(‥ギャウボフ)【三密行法】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。密教で、三密を修すること。三密の修行を積むこと。また、その方法。三密の行法。[初出の実例]「三密行法の御薫修も、つもらせ給ひ…
さんめん‐だいこく【三面大黒】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =さんめん(三面)の大黒[初出の実例]「ト誂(あつら)への三面大黒(さんメンダイコク)を出して見せる」(出典:歌舞伎・時桔梗出世請状(1…