アッバス あっばす Mahmoud Abbas (1935― )
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- パレスチナの政治家。現イスラエル北部のサフェド生まれ。1948年のイスラエル建国でシリアへ移住。シリア・ダマスカスの大学で法律を学んだ後、モス…
シャイー しゃいー Riccardo Chailly (1953― )
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イタリアの指揮者。生地ミラノ、ついでシエナで指揮と作曲を学び、1968年イ・ソリスティ・ベネティI Solisti Veneti(ベネチア合奏団)を指揮してデ…
クーファ al-Kūfa
- 改訂新版 世界大百科事典
- イラク共和国のカルバラー州にある古都。人口3万。アラビア語で〈円い砂丘〉を意味するが,正しくはナバタイ語で〈赤い砂〉の意。バスラに次ぐイスラ…
イブヌル・ムータッズ Ibn al-Mu`tazz, Abū al-`Abbās `Abd Allāh
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]861.11.1. サーマッラー[没]908.12.17. バグダードアラブの詩人。アッバース朝第 13代カリフのムータッズの子。祖父は第 10代カリフのムタワッキ…
イマームザーデ Imāmzāda
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- イスラム教シーア派のイマーム (教主) の子孫,および主としてイランに残る彼らをまつった寺院をいい,現在では後者の意味で用いられる。イマームザ…
バイバルス Baybars al-Bunduqdārī
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1223[没]1277.7.1. ダマスカスエジプト,バフリ・マムルーク朝第4代のスルタン (在位 1260~77) 。サラディンと並ぶ中世イスラム世界の英雄。キ…
後ウマイヤ朝 こううまいやちょう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イベリア半島にあったイスラム王国(756~1031)。アッバース朝によるウマイヤ家一族の虐殺の難を逃れたアブドゥル・ラフマーン1世がイベリア半島に…
アラファト死去
- 知恵蔵
- ヤセル・アラファトが2004年11月にパリで死亡した。1929年に生まれたアラファトはパレスチナの武力による解放を主張してパレスチナ人の民族主義をつ…
サーマーン朝 さーまーんちょう Sāmān
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- マーワラー・アンナフル、ホラサーンを支配したイラン系王朝(875~999)。バルフ地方の一地主サーマーン・ホダーをその始祖とする。孫のヌーフら一…
ファルガーニー ふぁるがーにー Abu'l-‘Abbās Amad ibn Muammad ibn Kathīr al-Farghāīn
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 生没年不詳。フェルガナ生まれのイスラムの天文学者。ラテン名はアルフラガヌスAlfraganus。アッバース朝第7代カリフのマームーンal-Ma'mūn(在位813…
マムルーク mamlūk
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 奴隷を意味するアラビア語。複数は mamālīk。一般には,奴隷として購入され,のち解放された軍人エリートの意味に用いられる。マムルークとして購入…
イル・ハン国(イル・ハンこく) Il Khan
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 1258~1411フレグ・ウルスともいう。モンゴル帝国の諸ハン国の一つ。始祖はチンギス・カンの孫フレグ。1258年,アッバース朝を倒し,イラン北西のマ…
リッチャレッリ りっちゃれっり Katia Ricciarelli (1946― )
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イタリアのソプラノ歌手。ロビーゴ生まれ。苦学して声楽を学び、ベネチア音楽院を卒業。1969年ミラノの声楽コンクール、翌年にはパルマのベルディ国…
アッバ エバン
- 367日誕生日大事典
- 生年月日:1915年2月2日イスラエルの政治家2002年没
ムハンマド・アフマド Muḥammad Ahmad
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1844.8.12. ドゥンクラー[没]1885.6.22. オムドルマーンスーダンの宗教運動の指導者。シャリーフ (預言者ムハンマドの家系) を称する家に生れ,1…
イマーム imām
- 改訂新版 世界大百科事典
- コーランで,〈規範〉〈指導者〉を意味し,その後は規模の大小を問わず,イスラム教徒の集団の指導者を意味するアラビア語。〈イマームであること〉…
イブン・ザイドゥーン Ibn Zaydūn, Abū al-Walīd
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1003. コルドバ[没]1071. セビリアスペインのアラブ系詩人。コルドバのウマイヤ朝の滅亡後,スペイン各地を転々とし,最後はセビリアのアッバー…
モンケ (蒙哥 ) Möngke 生没年:1208-59
- 改訂新版 世界大百科事典
- モンゴル帝国の第4代皇帝。在位1251-59年。トゥルイの長子。憲宗は廟号。フビライとフレグ(フラグ)の兄。トゥルイ家の実力と帝室の長老バトゥの支…
ムータジラ派 ムータジラは al-Mu`tazilah
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- イスラムの神学派の名称。始祖はワーシル・イブン・アター (748没) 。ムータジラという名称は,対立するハワーリジ派とムルジア派に対して中立の立場…
チュルギシュ(突騎施) チュルギシュ Türgäsh
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 西突厥 (→突厥 ) 10部の東方咄陸5部の一つとして,イリ川上・中流域で遊牧していた部族。烏質勒 (うしつろく) が現れてその勢力を強め,703年頃その…
シュウービーヤ運動 (シュウービーヤうんどう) Shu`ūbīya
- 改訂新版 世界大百科事典
- アッバース朝初期の8世紀から9世紀にかけ,アラブと非アラブとの平等を主張したイスラムの文化運動。その担い手は,大部分がイラン系の新改宗者から…
ムフティー muftī
- 改訂新版 世界大百科事典
- イスラム法の解釈・適用に関し意見を述べる資格を認められた法学の権威者。シャリーア法廷のカーディー(裁判官)は,重要あるいは困難な問題に判決…
ハマダーン Hamadān
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- イラン中央西部,ハマダーン州の州都。テヘランの南西約 280km,アルバンド山麓,標高 1877mに位置する。古代から開けたところで,アッシリア時代に…
クズルバシュ Kızılbaş
- 改訂新版 世界大百科事典
- イラン北西部の町アルダビールにあったサファビー神秘主義教団の長ハイダルḤaydar(イスマーイール1世の父,?-1488)が,同教団の門徒,とりわけアナ…
シーラーフ しーらーふ Sīrāf
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イラン南部、ファールス州のペルシア湾口近くにある著名な港の遺跡。10世紀のアッバース朝時代に、バスラ、ウブッラとともに東西海上貿易の拠点とし…
フワーリズミー al-Khwārizmī 生没年:780ころ-850ころ
- 改訂新版 世界大百科事典
- アラビア代数学の出発点をつくった数学者で,また天文学者,地理学者。アラル海の南ホラズムの出身で,アッバース朝のカリフ,マームーン治下のバグ…
リザー・アッバーシー Rizā `Abbāsī 生没年:1560ころ-1635
- 改訂新版 世界大百科事典
- イランのサファビー朝期の画家。アッバース1世の宮廷工房を中心に活躍したイスファハーン画派の重鎮。作品の大半は線描画で,しかも多くは写本挿絵で…
ロンドン交響楽団 ろんどんこうきょうがくだん London Symphony Orchestra
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イギリスの管弦楽団。略称LSO。1904年設立。初代のハンス・リヒターが11年まで常任指揮者を務めたあとは、常任を置かずに活動を続けていたが、第二次…
シャーセバーン族 (シャーセバーンぞく) Shāhsevān
- 改訂新版 世界大百科事典
- イラン北西部アゼルバイジャン地方に遊牧するトルコ系部族。人口約9万人。サファビー朝のシャー・アッバース1世(在位1588-1629)の創設した親衛軍の…
フラグ(旭烈兀) フラグ Hūlāgū; Hülegü
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1217頃[没]1265.2.8.イランのモンゴル王朝,イル・ハン国の創始者 (在位 1256~65) 。チンギス・ハンの孫。 1253年,兄のモンケ・ハンよりイラン…
ホラサーン ほらさーん Khurāsān
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イラン東部からヒンドゥー・クシ山脈以南までの地の歴史的名称。「太陽の昇る地」の意。言語のうえではペルシア語文化圏に属する地域である。イスラ…
ディーワーン でぃーわーん dīwān
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イスラム帝国の行政機関で、庁、局などを意味するアラビア語。もとは640年、カリフのウマル1世がイスラム教団の有力者やアラブ戦士たちに対し俸給を…
アラブ音楽 アラブおんがく
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 西アジアから北アフリカ一帯におけるアラブ民族の音楽。イラクからモロッコにいたるアラブ諸国で,おのおのの地域的な相違はあるにせよ,共通の言語…
リズク rizq
- 改訂新版 世界大百科事典
- 糧食を意味するアラビア語(複数形はアルザーク)。コーランでは,〈生命を支える栄養物〉〈神から授けられた食糧〉の意味に用いられる。イスラム史…
トランスヨルダン とらんすよるだん Transjordan
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 旧パレスチナのヨルダン川東岸地域をさす。歴史的には大シリアの一部で、旧約聖書時代のギリアデ、アンモン、モアブ、エドムの地域にあたる。古来ア…
アーミル `āmil
- 改訂新版 世界大百科事典
- 〈代行者〉を意味するアラビア語。公私いずれにおいても用いられるが,行政上では〈官吏〉〈役人〉とくに〈徴税官〉を指す。ムハンマドはイスラム教…
ハッサン・サッバーフ はっさんさっばーふ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- →ハサン・サッバーフ
ハフス朝 (ハフスちょう) Ḥafṣ
- 改訂新版 世界大百科事典
- チュニジアと東部アルジェリアを支配したベルベル系マスムーダ族の一派,ヒンタータHintāta族の王朝。1228-1574年。創始者アブー・アルザカリヤーAbū…
アバド
- 百科事典マイペディア
- イタリアの指揮者。アッバードとも。ミラノの音楽一家に生まれ,同地の音楽院とウィーンで学ぶ。1965年,ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を振っ…
ザンジュの乱 ざんじゅのらん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イスラム初期の時代に、イラク南部で起きた黒人奴隷を中心とする反乱。東アフリカ沿岸出身の黒人(ザンジュzanj)は、イラク南部で地表の硝酸塩を除…
カルマト派 (カルマトは) Qarmaṭ
- 改訂新版 世界大百科事典
- イスラムのイスマーイール派の一分派。899年ごろ,同派の主流は,後のファーティマ朝カリフの家系をイマームと認めたが,サワードの同派の責任者ハム…
キンディー al-Kindī 生没年:801ころ-866ころ
- 改訂新版 世界大百科事典
- ラテン名アルキンドゥスAlkindus。イスラム世界最初の哲学者であり,百科全書的に諸学に通じたイスラム知識人(ハキーム)の典型。またペルシア人や…
カシュガーイー族 (カシュガーイーぞく) Qashqā'ī
- 改訂新版 世界大百科事典
- イラン南西部ファールス地方にいるトルコ系部族。11世紀前半にアゼルバイジャンに侵入したトルクメン系遊牧民のうちイラン高原中央部を経てファール…
ハージブ ḥājib
- 改訂新版 世界大百科事典
- イスラム諸国で,一般民衆が支配者に近づかないよう入口を守り,認められた者のみを会わせる役目を果たす,ほぼ〈侍従〉と訳される官職。アラビア語…
アイユーブ朝 アイユーブちょう Ayyūb
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- エジプト,シリア,パレスチナ,上メソポタミア,イエメンを支配したスンニー (正統) 派のイスラム王朝 (1171~1250) 。首都はカイロ。 1169年,シリ…
ネストリウス派 (ネストリウスは)
- 改訂新版 世界大百科事典
- エフェソス公会議(431)におけるネストリウス断罪に同意しなかったシリアのキリスト教徒が形成した教派。ペルシアを中心に,海路インド,陸路中央ア…
サファビー朝 さふぁびーちょう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イラン北西部、カスピ海近くにあるアルダビールのスーフィー聖者の家柄と仰がれていたサファビーSafavî家のイスマーイール1世が建てたイランの王朝(…
セルジューク朝 セルジュークちょう Seljūq
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 1038〜1194中央アジアのトルコ系オグズ族の一派が建てたイスラーム王朝10世紀ごろ,族長セルジュークは郷土クヌクからシル川下流に移り,イスラーム…
アッバース・マフムード・アルアッカード ‘Abbās Mahmūd al-‘Aqqād
- 20世紀西洋人名事典
- 1889 - 1964 エジプトの哲学者,詩人,歴史家。 アスワーン生まれ。 小学校を卒業後、働きながら勉強し、1916年詩集を発表する。のちに、ルーミー、…
サーマッラー Sāmarrā'
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- イラク中央部,サラーフウッディーン県の県都。バグダード北北西約 110km,チグリス川沿岸に位置する。前5千年紀の遺跡が存在するが,町は3~7世紀の…