ナフタレン なふたれん naphthalene
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ベンゼンとともに、代表的な芳香族炭化水素の一つ。ナフタリンともいう。室温でも揮発性に富み、特有のにおいを有し防虫剤として用いられる。無色の…
いちに‐ジクロロプロパン【1,2-ジクロロプロパン】
- デジタル大辞泉
- 《1,2-Dichloropropane》プロパンの水素原子二つが塩素原子で置換された化合物。クロロホルム様の臭気をもつ。無色の液体。テトラクロロエチレンやト…
ジエチルスルフィド ジエチルスルフィド diethyl sulfide
- 化学辞典 第2版
- C4H10S(90.19).C2H5SC2H5.硫化ジエチル,ジエチルチオエーテルともいう.硫酸エチルナトリウムと硫化カリウムとの水溶液の蒸留により得られる.ま…
コハク(琥珀)【こはく】
- 百科事典マイペディア
- 植物の樹脂が化石化したもの。ジュラ紀から第四紀まで知られているが,主として第三紀の地層から産出。一般に黄色〜褐色,透明ないし半透明,硬度2…
ヘキサン へきさん hexane
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アルカンに属する炭素6個の炭化水素の総称。5種の異性体が知られているが、普通、ヘキサンというと直鎖状のn-ヘキサンをさす。n-ヘキサンは石油エー…
イソプレン isoprene
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 2-メチル-1, 3-ブタジエンともいう。化学式 CH2=C(CH3)CH=CH2 。天然ゴムの構成分子であり,天然ゴムの熱分解によって得られる。また石油の分解生…
パラアルデヒド ぱらあるでひど paraldehyde
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アセトアルデヒドCH3CHOの6員環状の三量体。パラアセトアルデヒドともよばれる。アセトアルデヒドを濃硫酸、塩酸などとともに加熱すると生成する(図…
1-ペンタノール ペンタノール 1-pentanol
- 化学辞典 第2版
- C5H12O(85.15).CH3(CH2)3CH2OH.ペンチルアルコール,n-アミルアルコールともいう.炭素数5の脂肪族飽和アルコールには異性体が8種類あり,このうち…
VOC ブイオーシー
- 化学辞典 第2版
- volatile organic compounds(揮発性有機化合物)の略称.常温で揮発しやすい有機化合物の総称.トリクロロエテンやテトラクロロエテン,トルエン,ベ…
テトラクロロエタン テトラクロロエタン tetrachloroethane
- 化学辞典 第2版
- C2H2Cl4(167.86).【Ⅰ】sym-あるいは1,1,2,2-テトラクロロエタンCHCl2CHCl2は,アセチレンと塩素を触媒の存在下に反応させると得られる.クロロホル…
2-フルアルデヒド フルアルデヒド 2-furaldehyde
- 化学辞典 第2版
- 2-furancarboxaldehyde.C5H4O2(96.09).フルフラールともいう.ペントサンを含む植物体(トウモロコシの穂軸,麬(ふすま)など)を希硫酸と加熱しなが…
トリクロロエタン trichloroethane
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 分子式は C2H3Cl3。1,1,1-トリクロロエタンと 1,1,2-トリクロロエタンがある。1,1,1-トリクロロエタンは無色透明の揮発性液体で,洗浄能が大きく,半…
パイロキシリン ぱいろきしりん pyroxylin
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ニトロセルロースのうち、硝化度(窒素含量百分比)11.5%までのものの総称。エーテルとアルコールの混合物に溶かしたものをコロジオンとよび医療用…
接着剤 (せっちゃくざい) adhesive
- 改訂新版 世界大百科事典
- はり合わせたい物質の間に介在させて用い,それらを固着させる性質をもつ物質。一般にいう接着剤はとくに天然および合成高分子物質を主成分とするも…
蛍石【ほたるいし】
- 百科事典マイペディア
- 組成がCaF2の鉱物。等軸晶系。結晶は立方体,八面体など。産状は緻密(ちみつ)な塊状,粒状集合。へき開は完全。もろい。硬度4,比重3.18。透明〜半…
トリクロロエテン トリクロロエテン trichloroethene
- 化学辞典 第2版
- C2HCl3(131.39).ClHC=CCl2.トリクレンともいう.1,1,2,2-テトラクロロエタンを水酸化カルシウムまたはアルカリで脱塩化水素すると得られる.クロロ…
樹脂【じゅし】
- 百科事典マイペディア
- 天然樹脂と合成樹脂(プラスチック)の両者をさす。天然樹脂は,植物体の傷を保護するため樹脂細胞から外部に分泌された粘い液体が空気にふれ固体と…
洗濯 せんたく laundry
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 布など繊維状のものの汚れを洗い落とす作業。普通,水を使って衣類や夜具などを洗うことをさし,ガソリンその他の有機溶剤で行なう洗濯はドライクリ…
輪転印刷機 りんてんいんさつき
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 版を円筒に巻き付け、これと紙とを円筒で押し付け印刷する形式の機械。版は凸版(普通は鉛版)、平版、凹版(グラビア)いずれでもよい。平版の場合…
ジメチルアミン dimethylamine
- 改訂新版 世界大百科事典
- 第二アミンの一つ。化学式(CH3)2NH。アンモニアに似た臭気をもつ無色,水溶性の気体。融点-93.0℃,沸点6.88℃。比重d40=0.6804。塩基解離指数pKb…
フッ素樹脂 フッそじゅし fluoro-resin
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- フッ素を含む熱可塑性樹脂をさす。代表的なものとして,ポリテトラフルオロエチレン,ポリクロロトリフルオロエチレン,および,それらとパーフルオ…
こうきゅう‐アルコール(カウキフ‥)【高級アルコール】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( アルコールは[オランダ語] alcohol ) 炭素数の多いアルコールの総称。ふつうは炭素数六以上の脂肪族アルコールをいう。一般に、中性の…
アクリロニトリル-ブタジエンゴム アクリロニトリルブタジエンゴム acrylonitrile-butadiene rubber
- 化学辞典 第2版
- 略称NBR.ブダジエン-アクリロニトリルゴム,ニトリルゴムともいう.アクリロニトリルとブタジエンの共重合体で,耐油性の合成ゴムとしてもっとも一…
エチルメチルケトン エチルメチルケトン ethyl methyl ketone
- 化学辞典 第2版
- 2-butanone.C4H8O(72.12).CH3COCH2CH3.2-ブタノールの酸化あるいは1-ブテンの塩化パラジウム触媒を用いた直接酸化で得られる.融点-87 ℃,沸点80…
林産製品 りんさんせいひん minor forest products
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 山林から産出される製品。木材乾留製品が中心で,木材を熱分解して得られる木炭,木酢液,木タール,木ガスなどがある。木炭は家庭用,業務用として…
スラグ すらぐ slag
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 鉱石や粗金属から目的金属を得る際、脈石類や不純物などを溶融状態で金属より分離させる目的で溶剤を添加し生成させた、おもにケイ酸質の酸化物融体…
がん‐りょう(‥レウ)【顔料】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 水や油などの溶剤に溶けない粉末で、物に不透明な色をつけるのに用いられる鉱物質または有機質の着色剤の総称。塗料、印刷インキ、化粧…
消毒薬【しょうどくやく】
- 百科事典マイペディア
- 消毒に使用される薬物。非特異的な作用を示す細胞毒であるため生体内に適用することはない。次のような薬剤がある。1.酸およびアルカリ。2.塩類(マ…
綿実油 めんじつゆ cotton seed oil
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 綿繊維をとったあとの綿実から得られる半乾性油。ワタの主産地はアメリカ、インド、中国である。圧搾溶剤抽出法で採油する。種子の含油量15~35%、…
酪酸エチル ラクサンエチル ethyl butyrate
- 化学辞典 第2版
- butanoic acid ethyl ester.C6H12O2(116.16).CH3CH2CH2COOC2H5.硫酸の存在下に酪酸とエタノールとを加熱し,蒸留すると得られる.無色の液体.融…
ハンツマン Benjamin Huntsman 生没年:1704-76
- 改訂新版 世界大百科事典
- イギリスの発明家。はじめはドンカスターの時計職人。時計に使うぜんまいの良質の材料を求める過程で,浸炭鋼の改良を企て,研究に着手。1740年るつ…
印刷インキ【いんさつインキ】
- 百科事典マイペディア
- 印刷に用いられるインキの総称。着色材料である顔料と,顔料を分散させる媒質の展色剤(ビヒクル)と,インキの粘度・堅さ・伸びを整える調整剤を緊…
ポリカーボネート ポリカーボネート polycarbonate
- 化学辞典 第2版
- 略称PC.炭酸とグリコールまたは二価フェノールとからなるポリエステルで,一般式で表される(Rは二価の脂肪族または芳香族炭化水素基で,狭義にはビ…
密度勾配管法 ミツドコウバイカンホウ density-gradient tube method
- 化学辞典 第2版
- 高分子固体の密度を測定するときによく用いられる方法で,簡便で一度にたくさんの試料の密度を求めることができる利点がある.試料に対して完全に非…
デカリン でかりん decalin
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 脂環式化合物の一つ。デカヒドロナフタレンともいう。中央の2個の炭素につく水素の立体配置によって、シスおよびトランス形の二つの異性体が存在し、…
メラミン樹脂 (メラミンじゅし) melamine resin
- 改訂新版 世界大百科事典
- メラミンとホルムアルデヒドの重縮合でつくられる熱硬化性樹脂。アミノ樹脂の一種。メラミンとホルムアルデヒドをアルカリ性で縮合させ,溶剤可溶の…
有機塩素化合物【ゆうきえんそかごうぶつ】
- 百科事典マイペディア
- 炭素を含む化合物(有機化合物という)と塩素が結合したもの。多くの種類があるが,抗生物質クロラムフェニコールなどを除き,ほとんどは人工的に作…
FPC (エフピーシー)
- 改訂新版 世界大百科事典
- fish protein concentrateの略で濃縮魚肉タンパク質のこと。鮮魚から食用を目的に衛生的に製造され,安価で貯蔵性に富み,原料魚よりタンパク質が高…
クロロホルム
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [英語] chloroform ) メタンの水素原子三個が塩素と置換したもの。化学式 CHCl3 揮発性が強くエーテル臭をもつ無色透明の液体。麻酔作…
メタクリロニトリル メタクリロニトリル methacrylonitrile
- 化学辞典 第2版
- 2-methylpropenenitrile.C4H5N(67.09).CH2=C(CH3)CN.製造法としては,(1)図の構造をもつアセトンシアノヒドリンを塩化チオニル,または液体二酸化…
精油 セイユ essential oil
- 化学辞典 第2版
- 芳香油ともいう.種々の植物の花,葉,果実,果皮,根,茎などから水蒸気蒸留法,抽出法,圧搾法,浸出法,吸収法などの方法によって得られる特有の…
ポリスルホン ぽりするほん polysulfone
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 主鎖にスルホニル結合(スルホン結合ともいう)-SO2-をもった重合体(ポリマー)の総称。実用化されているのは芳香族ポリスルホンで、その代表例はビ…
アミルアルコール amyl alcohol
- 改訂新版 世界大百科事典
- 炭素数5個の脂肪族飽和アルコール(一般式C5H11OH)。8種の異性体があるが,そのおもなものを表に示す。アミルアルコールの名称は,ギリシア語のamyl…
メタンフェタミン メタンフェタミン methamphetamine
- 化学辞典 第2版
- 2-methylamino-1-phenylpropane.C10H15N(149.24).ヒロポンともいう.アンフェタミンのN-メチル誘導体で,エフェドリンの還元によっても得られる.…
アクリル酸 アクリルさん acrylic acid
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ビニルギ酸ともいう。化学式 CH2=CHCOOH 。有機合成原料およびポリアクリル酸,ポリアクリル酸エステルなど重要な高分子化合物の出発原料である。工…
テトラヒドロピラン テトラヒドロピラン tetrahydropyran
- 化学辞典 第2版
- C5H10O(86.14).アミレンオキシドともいう.1,5-ジブロムペンタンを水と加熱するか,ジヒドロピランを接触還元すると得られる.刺激臭をもつ無色の液…
点鼻薬 てんびやく
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 消炎、収斂(しゅうれん)、殺菌など医薬品の局所作用を利用するか、または鼻粘膜から吸収させて全身作用を利用する目的で鼻腔(びくう)に用いる液剤。…
アセチルアセトン あせちるあせとん acetylacetone
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ジケトンの一つ。2,4-ペンタンジオンともよばれる。アセトンと酢酸エチルとを、ナトリウムアルコキシドなどの塩基の存在下で縮合させると生成する。…
ビニルペイント びにるぺいんと vinyl paint
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ペイント(顔料をボイル油で練ったもの)を構成する皮膜の主体にビニル系単量体の共重合体を用いたものの総称で、水性塗料に属する。 溶剤型とエマ…
大叶鉱山 おおがのこうざん
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 栃木県佐野市宮下町にある吉沢石灰工業の石灰石鉱山。 1873年に創業された。この地区の地質は秩父古生層に属し,下部から輝緑凝灰岩,下部石灰石,ド…