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メラミン樹脂 メラミンじゅし melamine resin

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

メラミン樹脂
メラミンじゅし
melamine resin

メラミン (2,4,6-トリアミノトリアジン) とホルムアルデヒドとの縮合によって得られる熱硬化性樹脂で,尿素樹脂とともにアミノ樹脂の一種である。メラミンにホルムアルデヒドが作用すると,まずメチロールメラミンが生じ,さらに加熱すると脱水反応により不溶性の樹脂となる。

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デジタル大辞泉の解説

メラミン‐じゅし【メラミン樹脂】

メラミンホルムアルデヒドとの縮合によってできる熱硬化性樹脂尿素樹脂に似るが硬度が高く、耐熱性にもすぐれる。化粧板などの建築材料や塗料・接着剤・食器などに利用。

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百科事典マイペディアの解説

メラミン樹脂【メラミンじゅし】

メラミンホルムアルデヒドの縮合によって得られる熱硬化性樹脂尿素樹脂に似た性質を示すが,耐熱性・耐水性は一段とすぐれる。成形品として食器,電気機器部品に,積層化粧板(商品名デコラ)として家具,建材などに用いるほか,合板用接着剤,綿布やレーヨン織物の仕上げ,紙の加工,塗料などに利用。
→関連項目合成樹脂塗料合板接着剤デコラ

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栄養・生化学辞典の解説

メラミン樹脂

 メラミンとホルムアルデヒドの加熱縮合反応で生成する合成樹脂加熱殺菌が可能で,丈夫な点が特徴.

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世界大百科事典 第2版の解説

メラミンじゅし【メラミン樹脂 melamine resin】

メラミンとホルムアルデヒドの重縮合でつくられる熱硬化性樹脂アミノ樹脂の一種。(化学式)メラミンとホルムアルデヒドをアルカリ性で縮合させ,溶剤可溶の状態で充てん(塡)剤(α‐セルロース亜硫酸パルプなど)や紙にしみこませ,積層または圧縮成形によって加熱硬化させ,成形品にする。尿素樹脂にくらべ,耐熱性,耐衝撃性がよく,美しい表面を有する成形品が得られる。電気的性質,とくに耐アークトラッキング性が良好である。

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大辞林 第三版の解説

メラミンじゅし【メラミン樹脂】

メラミンとホルムアルデヒドとを縮合させて得る熱硬化性樹脂。透明で着色可能。耐熱性・耐薬品性・耐摩耗性・電気絶縁性にすぐれ、化粧板・食器・接着剤・塗料に用いる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

メラミン樹脂
めらみんじゅし
melamine resin

アミノ樹脂(アミノ基-NH2を含む化合物とアルデヒドとの縮合によって得られる樹脂の総称)の一種で、メラミンとホルムアルデヒドからつくられた熱硬化性樹脂である。[垣内 弘]

製法

メラミンはアミノ基を3個、したがってホルムアルデヒドと反応する官能基を6個もっている。配合比と反応条件によって多くのメチロール基HOCH2-または(CH2OCH2)nOH-の入ったポリメチロールメラミンの混合物になる。これが初期反応物である。一般的な製造法は、メラミン1モルとホルムアルデヒド3.3モルを混合し、炭酸ナトリウムまたはアンモニアを用いて弱アルカリ性で80℃ぐらいで反応させる。水溶液がシロップ状になる。このシロップを水‐アルコールに溶解しパルプなどの充填(じゅうてん)剤に混合したのち、乾燥し粉砕して微粒にする。同時に着色材料、離型剤を加えて、加圧・加熱して成形物をつくる。[垣内 弘]

特徴と用途

成形品の特徴は、尿素とホルムアルデヒドを原料とし、同じく熱硬化性樹脂であるユリア樹脂(尿素樹脂)に比べて耐熱、耐水、耐酸・耐アルカリ性に優れ、また耐アーク性も優れている。主として電気器具、配線器具、食器に使われている。メラミン樹脂の代表的な製品である化粧板は、表面がメラミン樹脂層で、下側はフェノール樹脂層になっている。車両用はアルミニウム板を用いる。これらはメラミン樹脂そのもののもろさに原因するひび割れ破損をなくすためである。また木綿やレーヨン、スフ織物のしわを防止し、洗濯による収縮率を小さくして羊毛に近い風合(ふうあい)を与える。これにはジまたはトリメチロールメラミンのブチルエーテルが使われる。塗料としてはメチロールメラミンのブチルエーテルが使われ、堅牢(けんろう)な皮膜を与える。またこのエーテルをシンナーに溶かしたものはワニス(メラミン樹脂ワニスmelamine resin varnish)である。塗膜の硬さは高く、淡色で光沢がよく、美術工芸品や家具などに広く用いられる。日本の年間生産量は15.9万トン(2002)である。[垣内 弘]
『布山五雄著『尿素樹脂工業・メラミン樹脂工業』(1950・誠文堂新光社) ▽安倍通夫著『プラスチック材料講座 メラミン樹脂』(1961・日刊工業新聞社) ▽三輪一郎著『プラスチック材料講座 ユリア・メラミン樹脂』(1978・日刊工業新聞社) ▽本山卓彦・永田宏二著『接着剤』(1988・工業調査会)』

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