エタン
- 百科事典マイペディア
- 化学式はC2H6。メタン系炭化水素の一つ。無色無臭の可燃性気体。融点−183.6℃,沸点−88.6℃。天然ガスや石油分解ガス中に含まれる。高温の熱分解により…
ジュウテリウム
- 百科事典マイペディア
- 重水素とも。質量数2の水素同位体。Dまたは2Hで表す。自然の水素中約0.015%存在。水分子の水素がこの同位体になった重水D2Oは,原子炉の中性子減速…
カテプシン
- 栄養・生化学辞典
- 細胞内のプロテアーゼで,主にリソソームに分布し,酸性領域に至適pHをもつ一群の酵素の総称.B,D,E,G,H,M,N,L,Sなどのエンドペプチダーゼ…
サイクラミン酸ナトリウム
- 栄養・生化学辞典
- C6H13NO3S (mw179.24). シクラミン酸ナトリウムともいう.サイクラミン酸(シクラミン酸)の塩の一つで,砂糖の30倍の甘さをもつ人工甘味料.1…
水苦土石(データノート) すいくどせきでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 水苦土石英名hydromagnesite化学式Mg5[OH|(CO3)2]2・4H2O少量成分―結晶系単斜硬度3.5 もろい比重2.25色白~無光沢ガラス条痕白劈開一方向に完全(「…
カルコアルマイト(データノート) かるこあるまいとでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- カルコアルマイト英名chalcoalumite化学式CuAl4[(OH)12|SO4]・3H2O少量成分無結晶系単斜硬度2.5比重2.25色淡青緑,淡灰,ほとんど無色光沢ガラス~土…
そせい‐しき【組成式】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 化学式の一つ。実験式のことで、分子を構成する原子の種類と、各原子の数の比を示したもの。水を H2O と示す類。一般に用語として、実験…
いっぱん‐いみろん【一般意味論】
- デジタル大辞泉
- 《general semantics》事物の記号にすぎない言葉と事物そのものとを混同して同一視するところから誤った判断に陥りがちな人間心理の盲点を摘出し、そ…
さんか‐エチレン〔サンクワ‐〕【酸化エチレン】
- デジタル大辞泉
- エチレンを直接酸化してつくる、無色で芳香性のある、引火しやすい有毒の気体。水・アルコールなどによく溶ける。合成洗剤・合成樹脂の製造原料。殺…
バン‐ダイン(S. S. Van Dine)
- デジタル大辞泉
- [1888~1939]米国の推理作家。本名ウィラード=H=ライト(Willard Huntington Wright)。探偵ファイロ=バンスが活躍する一連の本格推理小説で、1…
ベンジル‐き【ベンジル基】
- デジタル大辞泉
- トルエンのメチル基の水素原子1個を除いた残りの原子団。C6H5CH2-で表される1価の基。アルキル基の一つ。[補説]このベンジル基のベンジルは英語でben…
グリコリド グリコリド glycolide
- 化学辞典 第2版
- C4H4O4(116.07).グリコール酸のラクチドをいう.グリコール酸を真空蒸留するか,無水酢酸と煮沸後蒸留すると得られる.うろこ状結晶.融点84 ℃,沸…
カンペステロール カンペステロール campesterol
- 化学辞典 第2版
- (3β,24R)-ergost-5-ene-3-ol.C28H48O(400.69).西洋アブラナの種子,大豆油,小麦胚芽,ナタネ,海藻などに含まれるステロイドアルコール.24-メチ…
デリンジャー‐げんしょう〔‐ゲンシヤウ〕【デリンジャー現象】
- デジタル大辞泉
- 地球の昼間の地域で、数十分にわたり短波通信が突然、妨げられる現象。太陽面のフレアによって紫外線やX線が急増し、地球の電離層に異常電離を起こし…
示性式【しせいしき】
- 百科事典マイペディア
- 分子中に含まれる幾つかの基ないし原子団を明らかにして分子の特性を示した式。構造式よりは簡単で,分子内の重要な配置が示されるためきわめて一般…
ジフェンヒドラミン
- 百科事典マイペディア
- 化学式はC17H21ON。1945年開発の抗ヒスタミン薬。塩酸塩は白色結晶または結晶性粉末,苦味無臭。レスタミン,ベナ等の商品名で市販されており,蕁麻…
謝肉祭劇【しゃにくさいげき】
- 百科事典マイペディア
- 15―16世紀にかけてドイツやスイスなどで流行した民衆喜劇Fastnachtspiel。ゲルマン土着の春祭の伝統をひき,結婚や裁判などの日常的事件を風刺的に扱…
ジュランの法則【Jurin's law】
- 法則の辞典
- 毛管現象*の液面の昇る高さを表す法則.同じ物質でできていて,直径が異なる毛細管内での液体上昇(または下降)の高さ h は,管の直径 a に反比例…
ムーア
- 百科事典マイペディア
- 英国の哲学者。ケンブリッジ大学教授。1903年《マインド》誌上に〈観念論論駁〉を発表,T.H.グリーン,ブラッドリー,ボーザンケトらのヘーゲル主義…
銀星石(データノート) ぎんせいせきでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 銀星石英名wavellite化学式Al3[(OH,F)3|(PO4)2]・5H2O少量成分V3+,Fe3+結晶系斜方(直方)硬度3.5~4比重2.34色無,白,淡黄緑光沢ガラス条痕白劈…
ビア・メディア via media
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 中庸の道,すなわち,ローマ・カトリックの立場とヨーロッパ大陸のプロテスタント主義との中道に立って,両者を正しく再一致へもたらそうとするイギ…
トーン・クラスター tone cluster
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 隣接し,密集した音が同時に響く音塊。 1912年,アメリカの H.カウエルがこぶしや腕,肘でピアノの鍵盤をたたく効果を用いたのが最初とされているが…
ミリバンド Miliband, Ralph
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1924.1.7. ブリュッセル[没]1994.5.21イギリスの政治学者。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで H.ラスキに師事。のちに同校の教授などを…
テトラメチレンジアミン tetramethylenediamine
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 化学式 H2N(CH2)4NH2 。動物の排泄物や蛋白質腐敗生成物に含まれる特臭のある物質。オルニチン (アミノ酸の一種) が脱炭酸酵素の作用をうけて生じる…
ウンラート教授 ウンラートきょうじゅ Professor Unrat oder das Ende eines Tyrannen
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ドイツの小説家 H.マンの風刺小説。 1905年刊。暴君的なギムナジウムの教授ラート Raat (ウンラートはあだ名で「汚物」の意) が場末のキャバレーの歌…
キヌクリジン キヌクリジン quinuclidine
- 化学辞典 第2版
- 1-azabicyclo[2.2.2]octane.C7H13N(111.19).ピペリジン環を含む二環式の塩基.4-(2-ヨードエチル)ピペリジンをエーテル中で加熱するとヨウ化水素酸…
アグノステロール アグノステロール agnosterol
- 化学辞典 第2版
- lanosta-7,9,24-trien-3β-ol.C30H48O(424.70).アグノステリンともいう.バター脂,羊毛脂,トウダイグサ科Euphorbia balsamifera Aitの乳液,酵母…
シメン シメン cymene
- 化学辞典 第2版
- isopropyltoluene.C10H14(134.21).o-,m-,p-シメンの3種類の異性体があるが,多くの場合p-シメンをさす.いずれも各種の植物精油中に含まれており…
コクラウリン コクラウリン coclaurine
- 化学辞典 第2版
- C17H19NO3(285.34).ツヅラフジ科イソヤマアオキCocculus laurifoliusの葉,および樹皮に含まれるイソキノリンアルカロイド.融点221 ℃.+47°(エタ…
ジチオオキサミド ジチオオキサミド dithiooxamide
- 化学辞典 第2版
- rubeanic acid.C2H4N2S2(120.20).ジシアンと硫化水素から得られる.オレンジ色の結晶.融点41 ℃.約200 ℃ で分解する.昇華性がある.水,エーテル…
ベヘン酸 ベヘンサン behenic acid
- 化学辞典 第2版
- docosanoic acid.C22H44O2(340.59).CH3(CH2)20COOH.天然には,からし菜の種子油やベヘン油中に存在する.針状結晶.融点79.95 ℃,沸点306 ℃(8.0 k…
インジゴ白 インジゴハク Indigo White
- 化学辞典 第2版
- C16H10N2Na2O2(308.25).C.I.Reduced Vat Blue 1ともいう.インジゴを還元したロイコインジゴに,アルカリを加えた淡青色の泥状の還元型建染め染料.…
ベンズチアジド ベンズチアジド benzthiazide
- 化学辞典 第2版
- C15H14ClN3O4S3(431.96).5-クロロ-2,4-ジスルファモイルクロロアセトアニリドとベンジルメルカプタンとをDMF中,水酸化ナトリウムの存在下で縮合さ…
オロチジル酸 オロチジルサン orotidylic acid
- 化学辞典 第2版
- orotidine 5′-phosphate.C10H13N2O11P(368.19).ピリミジンヌクレオチドの一種で,オロチジンの5′-リン酸エステル.生体内ではオロト酸とホスホリボ…
ビンドリン ビンドリン vindoline
- 化学辞典 第2版
- C25H32N2O6(456.53).キョウチクトウ科ツルニチソウVinca roseaの葉に含まれる主アルカロイド.ビンブラスチンのスズと塩酸とによる還元開裂によって…
パーラー Parler, Peter
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1330. シュベビッシュ,グミュント[没]1399.7.13. プラハドイツの建築家,彫刻家。 H.パーラーの息子。 1353年皇帝カルル4世に招かれ,プラハ大…
2端子対回路 にたんしついかいろ two-terminal pair network
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 2ポート回路あるいは4端子回路ともいう。入力端子対と出力端子対の2つの端子対をもつ回路。電気エネルギーの伝送,あるいはフィルタなどの電気信号の…
ジブロモエタン(データノート) じぶろもえたんでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ジブロモエタン分子式C2H4Br2分子量187.91,2-ジブロモエタンCH2Br-CH2Br融点10.06℃沸点131.41℃比重2.1785(測定温度20℃)屈折率(n) 1.53871,1-ジブロ…
スムート=ホーレー法 スムート=ホーレーほう Smoot-Hawley Tariff Act
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 1930年アメリカの H.フーバー政府のもとで制定された高率関税法。 1920年代の保護関税政策を一層強めたもので (平均関税率は 38~42%に上昇) ,通商…
アミノ安息香酸 アミノあんそくこうさん amino benzoic acid
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 化学式 C6H4(NH2)(COOH) 。置換基の相互位置によって次の3異性体がある。 (1) o -アミノ安息香酸 アントラニル酸の別称。 (2) m -アミノ安息香酸…
ハース ハース Haworth, Sir Walter Norman
- 化学辞典 第2版
- イギリスの有機化学者.マンチェスター大学でW.H. Perkin, Jr.に学び,ゲッチンゲン大学に留学.1912年セント・アンドルーズ大学講師,1920年ダーラ…
ウレイド ウレイド ureido
- 化学辞典 第2版
- 【Ⅰ】カルバミド(carbamide)ともいう.尿素からH 1個がとれてできる一価の基H2N-CONH-の名称.【Ⅱ】尿素の水素原子をアシル基RCO-で置換した化合物の…
ベンジルアルコール ベンジルアルコール benzyl alcohol
- 化学辞典 第2版
- benzenemethanol.C7H8O(108.13).C6H5CH2OH.天然には,ジャスミン,イランイラン,アカシアなどの多くの花精油中に遊離または酢酸,安息香酸,ケイ…
メタスズ酸(塩) メタスズサンエン metastannic acid(metastannate)
- 化学辞典 第2版
- SnⅣは両性のため, Sn(OH)4(水酸化スズ) H4SnO4(オルトスズ酸) と考えられ,オルト酸から水を一部除いた酸H2SnO3をメタスズ酸という.しかし,…
リン化ガリウム リンカガリウム gallium phosphide
- 化学辞典 第2版
- GaP(100.70).ガリウムリンともいう.Gaとリンとを,真空中または不活性気体中で100 ℃ 以上に加熱するか,Ga2O3にH2とリンの混合蒸気を高温で反応さ…
へび(蛇)座 (へびざ) Serpens
- 改訂新版 世界大百科事典
- 略号はSer。初夏に見える星座で,へびつかい座に二分されて頭部と尾部とに分かれる。二つの部分に完全に分割されている唯一の星座である。へびつかい…
シンプソンの公式【シンプソンのこうしき】
- 百科事典マイペディア
- 関数f(x)のx=aからbまでの定積分(式1)の近似値を求める一方法。区間[a,b]を2n等分(1区分の長さh=(b−a)/2n)し,各分点をx(/0)(=a)…
タフト(Robert Alphonso Taft) たふと Robert Alphonso Taft (1889―1953)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アメリカの政治家。元大統領W・H・タフトの子。タフト、エール、ハーバード各大学で学んだのち、オハイオ州で弁護士を開業。第一次世界大戦時は戦時…
ビリジアン びりじあん viridian
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 1859年フランスのギネーGuignetによりつくられた緑色顔料。ギネーグリンともいう。重クロム酸カリウムK2Cr2O7あるいは重クロム酸アンモニウム(NH4)2C…
コバルト化合物 コバルトカゴウブツ cobalt compound
- 化学辞典 第2版
- コバルトは酸化数-1~5で化合物をつくるが,単純な塩では CoⅡ,錯体では CoⅢが安定である.酸化数0のコバルトは[Co2(CO)8],[Co4(CO)12]や [Co2(CN)…