立体因子 リッタイインシ steric factor
- 化学辞典 第2版
- 衝突説にもとづき,反応分子間の衝突回数と実測のアレニウス式の頻度因子とを対応させたときの補正係数で,反応速度定数を,と表すときのPをさす.こ…
うみへび(海蛇)座 (うみへびざ) Hydra
- 改訂新版 世界大百科事典
- 略号Hya。南天に横長に連なる星座。頭から尾の先まで全長100度をこえ,長さでは88星座のうちでいちばん長い。ギリシア神話ではレルネーの沼にすむ怪…
乞食オペラ (こじきオペラ) The Beggar's Opera
- 改訂新版 世界大百科事典
- イギリスの劇作家J.ゲイの劇。1728年初演。好色な追剝の首領マクヒースを主人公とし,乞食,泥棒,娼婦,監獄の役人,盗品故買業者などが登場するが…
サロメ Salome
- 改訂新版 世界大百科事典
- R.G.シュトラウスの第3作目の1幕のオペラ。O.ワイルドの同名の戯曲(ドイツ語訳,H. ラハマン)に基づく作品で,1905年,ドレスデンのオペラ座で初演…
メンデレビウム mendelevium
- 改訂新版 世界大百科事典
- 周期表第ⅢA族に属するアクチノイドの一つ。1955年2月アメリカのカリフォルニア大学において,ギオーソA.Ghiorso,ハーベーB.G.Harvey,チャピンG.R.C…
構造主義 こうぞうしゅぎ structuralisme
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- おもにフランスにおいて,現代科学の多くの分野に共通する思想運動の一般的傾向。人文現象を全体的,有機的な構造との関連でとらえ,かつ模型 (モデ…
イミン いみん imine
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アンモニアNH3の水素2原子を2価の炭化水素基で置換した化合物の総称で2種に大別される。(1)一般式(CH2)nNHで示される環状第二級アミン。代表例として…
クラーレ くらーれ curare
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 南アメリカ産のフジウツギ科(APG分類:マチン科)の高木ストリキノス・トキシフェラStrychnos toxifera R.H.Schomb. ex Lindl.などから得た黒褐色の…
ビューロー Hans von Bülow 生没年:1830-94
- 改訂新版 世界大百科事典
- ドイツの指揮者,ピアノ奏者。近代指揮法の確立に貢献,後に続いた指揮者たちに大きな影響を及ぼした。ピアノを学び演奏家として活躍を始めたが,ラ…
ホルンボステル Erich von Hornbostel 生没年:1877-1935
- 改訂新版 世界大百科事典
- オーストリアの音楽学者。ウィーンの音楽的家庭に育ち,1900年にウィーン大学より化学で博士号を得る。翌年ベルリン大学に移り,C.シュトゥンプの下…
バンダラナイケ Sirimavo Ratwatte Dias Bandaranaike 生没年:1916-2000
- 改訂新版 世界大百科事典
- スリランカの政治家。世界最初の女性首相(在職1960-65,70-77)。キャンディ王国の貴族の家系に生まれ,コロンボのカトリック系のセント・ブリジッ…
せんたくこうどう 選択行動 choice behavior
- 最新 心理学事典
- 二つ以上の可能な行動の選択肢があり,一つの行動しか自発できない場合には,どれかの行動を選択しなくてはならない。これを選択行動とよぶ。 【同…
根圏 (こんけん) rhizosphere
- 改訂新版 世界大百科事典
- 植物の根の影響を周辺に受けている土壌領域をいう。植物の種や根の新旧の程度によって,その領域の大きさは異なるが,根の表面から5~20mmの範囲を指…
比較社会学 ひかくしゃかいがく comparative sociology
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 時間的、空間的に異なる社会もしくは集団や制度を対象として、その構造や機能がどのような事情において一致ないし相違しているかを分析する社会科学…
マルチバイブレーター multivibrator
- 改訂新版 世界大百科事典
- 2個の反転増幅回路を直列・環状に結合することによって強い正帰還をかけたパルス回路を総称してマルチバイブレーターと呼ぶ。反転増幅回路間の結合が…
ホスホン酸 ほすほんさん phosphonic acid
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 酸化数Ⅲのリンのオキシ酸で、(HO)2PH(=O)の式で表され、P-H結合とホスホリル基P=Oをもつ無機リン化合物である。亜リン酸とは互変異性体の関係にある…
日産 ハイパーミニ
- 日本の自動車技術240選
- 既存のガソリン車をベースとせず、車両サイズをあえて軽自動車とした二人乗り電気自動車。高効率モーターの採用による走行性能の向上、リチウムイオ…
数列 すうれつ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 自然数1, 2, 3, 4,……のおのおのに対応して並べられた数の列a1, a2, a3, a4,……を数列という。そのおのおのの数を数列の項といい、初めから順に、初項…
大気放射 (たいきほうしゃ) atmospheric radiation
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 地表における熱収支 大気中の熱収支一般には地球と大気から放射される赤外線を指すが,狭義に解して地表面からの赤外放射を地球放射,大…
原子スペクトル げんしすぺくとる
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 原子が放射または吸収する光のスペクトル。太陽の光をガラスのプリズムを通して白い紙に当てると、虹(にじ)のような七色が見える。ニュートンはこれ…
関数 (かんすう)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 関数の一般的定義 関数概念の歴史 1変数の関数,多変数の関数 陰関数,陽関数 多価関数 関数と写像この言葉はかつては〈函数…
中間子 ちゅうかんし meson
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 物質を構成する素粒子のうち互いに強く相互作用をするものはハドロン族に分類され、そのうちスピン(素粒子の固有の角運動量)が半整数の粒子は重粒…
ダンロップ John Boyd Dunlop 生没年:1840-1921
- 改訂新版 世界大百科事典
- イギリスの発明家,企業家。エジンバラのアービンズ・アカデミーを卒業(1859),初めエジンバラ,続いてベルファストで獣医を開業していた。空気タ…
バンダラナイケ Solomon West Ridgeway Dias Bandaranaike 生没年:1899-1959
- 改訂新版 世界大百科事典
- スリランカの民族主義を代表する政治家,首相(在職1956-59)。父親はイギリス支配下の原住民行政の名目上の最高責任者(マハ・ムダリヤール)でもあ…
ピアソン Karl Pearson 生没年:1857-1936
- 改訂新版 世界大百科事典
- イギリスの統計学者。ケンブリッジ大学で数学を学び,ロンドン大学の教授となる。F.ゴールトンの影響により,生物学における統計的方法に興味をもつ…
フルクサス Fluxus
- 改訂新版 世界大百科事典
- 1960年代に,ハプニングを表現形態として活動を行った国際的な芸術家のグループ。名称はラテン語に基づき〈流体の〉〈崩壊途上の〉などの意。その前…
ブンゼン Robert Wilhelm Bunsen 生没年:1811-99
- 改訂新版 世界大百科事典
- ドイツの化学者。ゲッティンゲンに生まれる。1831年ゲッティンゲン大学を卒業,32年から33年にかけてベルリン,パリ,ウィーンに留学し,各地の工場…
尾崎秀実 (おざきほつみ) 生没年:1901-44(明治34-昭和19)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 社会主義者,評論家。東京に生まれ,中学卒業まで台北ですごし,父秀太郎の影響で幼少のころから中国問題に興味をもつ。1925年東大卒業,翌年東京朝…
ドーマル René Daumal 生没年:1908-44
- 改訂新版 世界大百科事典
- フランスの詩人,作家。アルデンヌ県生れ。ランスでのリセ(高等中学校)時代にジルベール・ルコントRoger Gilbert-Lecomte(1907-43),R.バイヤン…
ピカビア Francis Picabia 生没年:1879-1953
- 改訂新版 世界大百科事典
- フランスの画家。キューバ人を父としてパリに生まれる。パリのエコール・デ・ボザール(国立美術学校)や装飾美術学校などで学ぶ。最初,印象派の影…
ブロッキング発振器 (ブロッキングはっしんき) blocking oscillator
- 改訂新版 世界大百科事典
- トランス結合発振器のループ利得を大きくとり,抵抗RとコンデンサーCの充放電回路とを組み合わせて得られる間欠形のパルス発振器。図の回路でCBは常…
ゼンパー Gottfried Semper 生没年:1803-79
- 改訂新版 世界大百科事典
- ドイツの建築家。ハンブルク生れ。ミュンヘン,パリ等で学んだ後,イタリア,ギリシアを旅行。30歳代初期からドレスデン王立芸術アカデミーの建築科…
グリソム Grissom, Virgil Ivan
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1926.4.3. インディアナ,ミッチェル[没]1967.1.27. ケープケネディアメリカの宇宙飛行士。 1944年空軍に入隊,朝鮮戦争に従軍したあと,ジェッ…
オット Ott, Heinrich
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1929.9.1. バーゼルスイスの神学者。 K.バルトおよび R.ブルトマンのもとに学び,前者のもとで学位論文『ルドルフ・ブルトマンの神学における歴…
ダン Donne, John
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1572. ロンドン[没]1631.3.31. ロンドンイギリスの詩人,聖職者。形而上詩人の代表者。オックスフォード,ケンブリッジ両大学に学んだのち,リン…
官話 かんわ Mandarin
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 中国における官吏の公用語の意味。唐末北宋に現在の北京官話の祖型をとり,金元の北京首都時代を経て広まった共通語に,明清時代につけられた名称で…
記号 きごう sign
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 一般には,符号や目印と同様に,約束に従ってある表象によってそれとは別のものを指示するものをいう。しかし今日,記号は数学,論理学,認識論,社…
乗数理論 じょうすうりろん theory of multiplier
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 一定期間のマクロ変数の増加分が,どれだけの国民所得増加を生み出すかという経済理論。乗数とは一つのマクロ変数の変化がその変数を成分とする他の…
シリトー Sillitoe, Alan
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1928.3.4. ノッティンガム[没]2010.4.25. ロンドンイギリスの小説家。1950年代にイギリスに登場した「怒れる若者たち」の一人。工場労働者の家に…
レオトー Paul Léautaud 生没年:1872-1956
- 改訂新版 世界大百科事典
- フランスの作家。女優の母に捨てられ,コメディ・フランセーズでプロンプターをしていた不品行な父親に育てられた。出版社メルキュール・ド・フラン…
レーマン John Frederick Lehmann 生没年:1907-87
- 改訂新版 世界大百科事典
- イギリスの詩人,批評家,編集者。ケンブリッジ大学出身。オーデン・グループと親密で,彼らとともに左翼運動に加わる。雑誌《ニュー・ライティング…
パス・エステンソロ Paz Estenssoro, Víctor
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1907.10.2. タリハ[没]2001.6.7. タリハボリビアの弁護士,政治家。ラパスのサンアンドレス大学で教鞭をとったのち,1941年新政党「民族革命運動…
米中大使級会談 べいちゅうたいしきゅうかいだん
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 1955年8月1日~73年2月 20日ジュネーブ,ワルシャワなどで,在外大使を通じて 136回にわたって行われた米中両国の会談。国交のない米中両国の唯一の…
ハートウェル Hartwell, Leland H.
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1939.10.30. ロサンゼルスアメリカ合衆国の分子生物学者。1961年カリフォルニア工科大学卒業後,1964年マサチューセッツ工科大学で博士号を取得…
バイロイト音楽祭 ばいろいとおんがくさい Bayreuther Festspiele
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ドイツの作曲家R・ワーグナーが、自作の楽劇を上演するために1876年に創設した音楽祭。ルートウィヒ2世の援助により建設されたドイツのバイロイトの…
有機リン製剤 ゆうきリンせいざい organic phosphorous insecticida
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 有機リン殺虫剤ともいう。アルキル基またはアリール基とリン原子が結合した有機リン酸エステル系殺虫剤の総称。構造はO← R(OH)2X で表わされ,Xは硫…
マンチェスター派 マンチェスターは Manchester school
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- R.コブデン,J.ブライトに率いられたマンチェスターの綿業資本家を中心とする 19世紀中頃のイギリスの自由貿易論者をさす。穀物法廃止と自由貿易の実…
ネズビット ねずびっと Edith Nesbit (1858―1924)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イギリスの女流作家。ロンドンに生まれ、幼時をフランスやドイツで過ごす。10代から詩作を始め、フェビアン協会の創立者の一人ブランドと結婚後は、…
エールリヒ Paul Ehrlich 生没年:1854-1915
- 改訂新版 世界大百科事典
- ドイツの細菌学者。ストラスブール大学などで医学を学んだのち,ベルリン大学で実験病理学の研究に従事し,1890年,R.コッホの伝染病研究所に入る。…
コルク組織 コルクそしき cork tissue
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 細胞壁にコルク質を沈着した植物組織。コルク質の主成分はスベリン (木栓質) である。茎あるいは根の皮層に生じたコルク形成層から,内外に向って細…