「化合物」の検索結果

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富田久三郎

朝日日本歴史人物事典
没年:昭和12.12.31(1937) 生年:嘉永5.2.22(1852.3.12) 明治期の化学者,事業家。海水から塩をとった残液(苦汁)から様々な海塩成分を取り出す苦汁工…

フェノバルビタール ふぇのばるびたーる phenobarbital

日本大百科全書(ニッポニカ)
長時間作用型のバルビツール酸系化合物。催眠鎮静剤、抗てんかん剤として繁用されている。1912年にドイツのバイエル社から「ルミナール」の商品名で…

ヘリウム helium

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
元素記号 He ,原子番号2,原子量 4.002602。周期表 18族,希ガス元素の1つ。 1868年イギリスの天文学者 J.ロッキャーと E.フランクランドにより太陽…

脱水素反応 だっすいそはんのう dehydrogenation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
(1) 酸化反応の一種で,分子内もしくは分子間の脱水素によって水素を取去る反応の総称。狭義には飽和炭化水素に二重結合を生成する反応をさす。工業…

ニオブ niobium

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
元素記号 Nb ,原子番号 41,原子量 92.90638。周期表5族,バナジウム族元素の1つ。天然にはニオブ石,コルンブ石などとして産出する。地殻には平均 …

バンブレック Van Vleck, John Hasbrouck

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]1899.3.13. コネティカット,ミドルタウン[没]1980.10.27. ケンブリッジアメリカの物理学者。ウィスコンシン大学卒業 (1920) 。 1922年ハーバー…

ジアゾメタン ジアゾメタン diazomethane

化学辞典 第2版
CH2N2(42.04).脂肪族ジアゾ化合物.次の二つの構造の間に共鳴している.H2C==: ↔ H2-≡N:N-ニトロソメチルウレタンCH3N(NO)COOC2H5,あるいはN-ニト…

ベンズアルデヒド ベンズアルデヒド benzaldehyde

化学辞典 第2版
C7H6O(106.12).C6H5CHO.天然には,クヘントウ,モモ,アンズなどの精油中に存在する.工業的には,トルエンの塩素化によって得られる塩化ベンザル…

脱アルキル ダツアルキル dealkylation

化学辞典 第2版
有機化合物中のアルキル基がもとの分子から脱離する反応をいう.エチルシクロヘキサンを例にとると,脱離には(1)のように水素添加分解が起こる場合と…

タンニン タンニン tannin

化学辞典 第2版
広義のタンニン酸と同義語である.ガロタンニンともいう.ブナ科ナラなどの樹皮,ウルシ科植物ウルシなどの葉,熱帯産植物カリロクの果実など,植物…

アセチルコリンエステラーゼ アセチルコリンエステラーゼ acetylcholine esterase

化学辞典 第2版
EC 3.1.1.7.アセチルコリンのエステル結合を切断する酵素.アセチルコリン + H2O → コリン + 酢酸アセチルコリン作動性ニューロンでは,神経終末…

ハンチ ハンチ Hantzsch, Arthur Rudolf

化学辞典 第2版
ドイツの化学者.1880年ビュルツブルク大学でp-ヒドロキシフェネトールとヒドロキノンとの反応についての論文で学位を取得.同年秋ライプチヒ大学のH…

イパーチエフ イパーチエフ Ipat'ev(Ipatieff), Vladimir Nikolaevich

化学辞典 第2版
ロシアの工業化学者.モスクワに生まれる.ミハイル砲兵アカデミー卒.砲兵士官.1899年母校の教授.1916年サンクトペテルブルク科学アカデミー正会…

スワーン酸化 スワーンサンカ Swern oxidation

化学辞典 第2版
ジメチルスルホキシド(DMSO)酸化の一種.低温で行うことができ,副反応も少ないことからアルコールの酸化に用いられる.第一級アルコールはアルデヒ…

環状オリゴマー カンジョウオリゴマー cyclic oligomer

化学辞典 第2版
環状のオリゴマーのこと.構造上鎖状オリゴマーと区別して用いられる.環状オリゴマーは,分子内カップリングを伴うオリゴメリ化反応により生成する…

MOCVD エムオーシーブイディー metal organic chemical vapor deposition

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
有機金属原料を用いた気相成長法で,GaAs (ガリウムヒ素) や AlGaAs (アルミニウムガリウムヒ素) などのエピタキシャル結晶を成長させる量産性に優れ…

アミノ安息香酸 あみのあんそくこうさん aminobenzoic acid

日本大百科全書(ニッポニカ)
芳香族アミノ酸の一つ。アミノ基-NH2とカルボキシ基-COOHの置換位置により、o(オルト)、m(メタ)、p(パラ)の3種の異性体があるが、m置換体はさほど重…

非金属介在物 (ひきんぞくかいざいぶつ) nonmetallic inclusion

改訂新版 世界大百科事典
金属材料の内部に存在する酸化物,硫化物などの非金属物質を意味する。とくに鉄鋼材料では製造条件に応じて多種多様の介在物を生ずるので,その種類…

水酸化リチウム (すいさんかリチウム) lithium hydroxide

改訂新版 世界大百科事典
化学式LiOH。無水和物は無色正方晶系の結晶。比重1.43。融点445℃。沸点約925℃。1水和物LiOH・H2Oは無色単斜晶系の結晶。比重1.83。強塩基で,空気中…

塩化ビニル (えんかビニル) vinyl chloride

改訂新版 世界大百科事典
エチレンの一塩素化物で,クロロエチレンともいう。化学式CH2=CHCl。無色の気体,融点-159.7℃,沸点-13.70℃。塩化ビニルは,アセチレンに塩化水素…

すいそ 水素

小学館 和伊中辞典 2版
idro̱geno(男);(元素記号)H ¶重水素|deute̱rio/idro̱geno pesante ¶水素と化合させる|idrogenare ql.co. ◎水素イオン 水…

バデレイ石 ばでれいせき baddeleyite

日本大百科全書(ニッポニカ)
二酸化ジルコニウムの鉱物。ジルコニウムの鉱石鉱物の一つ。純粋な二酸化ジルコニウムZrO2は原子炉の中性子遮蔽(しゃへい)材として優れた性質を示す…

アセチルアセトン錯体 あせちるあせとんさくたい acetylacetone complex

日本大百科全書(ニッポニカ)
アセチルアセトンCH3COCH2COCH3が金属イオンとつくる錯体。アセチルアセトンにはエノール形とケト形の互変異性体があり、エノール形になると一つの水…

アンチノック剤 あんちのっくざい anti-knock agent

日本大百科全書(ニッポニカ)
ガソリンエンジン(火花点火機関)で発生するノッキング現象を防止し、ガソリンのオクタン価を向上させる目的でガソリンに添加される薬剤。ガソリン…

クロート くろーと Harold W. Kroto (1939―2016)

日本大百科全書(ニッポニカ)
イギリスの化学者。ユダヤ系ドイツ人の父がナチスの迫害を避けるためにイギリスに渡り、ケンブリッジシャー州で生まれる。1961年シェフィールド大学…

過――酸 カサン per――ic acid, peroxy――ic acid

化学辞典 第2版
【Ⅰ】従来,ある元素のオキソ酸のうちで,その中心元素の酸化数が代表的な酸より大きいものは,酸の名称の頭に過を付けたものがあった.現在では,こ…

硫酸鉄 (りゅうさんてつ) iron sulfate

改訂新版 世界大百科事典
目次  硫酸鉄(Ⅱ)  硫酸鉄(Ⅲ)鉄(Ⅱ)  硫酸鉄(Ⅲ)酸化鉄の硫酸塩で,鉄の酸化数ⅡおよびⅢと,両方の酸化数の鉄を含む化合物が知られている…

空中窒素固定 (くうちゅうちっそこてい) nitrogen fixation

改訂新版 世界大百科事典
目次 化学的空中窒素固定法 生物学的窒素固定  窒素固定反応  窒素固定酵素空気中の窒素を,人間が利用しやすい窒素化合物の形に変換する処理…

共重合 (きょうじゅうごう) copolymerization

改訂新版 世界大百科事典
高分子化合物を合成するには,その構成単位に相当する低分子化合物の原料(単量体,モノマー)を多数結合させて巨大な分子とするのが一般で,このよ…

フッ(弗)素 (ふっそ) fluorine

改訂新版 世界大百科事典
目次  性質  用途  フッ素の人体・環境への影響周期表第ⅦB族に属するハロゲン元素の一つ。強い反応性のため単体としては天然に産出せず,蛍石C…

質量分析法 (しつりょうぶんせきほう) mass spectrometry

改訂新版 世界大百科事典
目次  歴史的背景  質量分析法の現状と利用  質量分析器mass spectrograph質量分析器を用いて,質量スペクトルを測定することにより,化合物の…

**com・bi・na・ción, [kom.bi.na.θjón/-.sjón]

小学館 西和中辞典 第2版
[女]1 組み合わせ,結合,配合.en combinación con...|…と組んで,協力して.2 〖化〗 化合;化合物.3 計画,策略,計略.Él me di…

シュタウディンガー Hermann Staudinger 生没年:1881-1965

改訂新版 世界大百科事典
ドイツの有機化学者,高分子化学者。新カント学派の哲学者フランツ・シュタウディンガーFranz Staudinger(1849-1921)の息子。ウォルムスに生まれ,…

ヨウ化水素 ヨウカスイソ hydrogen iodide

化学辞典 第2版
HI(127.91).ヨウ化物にリン酸を加えて熱するか,ヨウ素と水素とを白金触媒を用いて直接反応させるか,ヨウ素と水の混合物に赤リンを加えて反応させ…

ビフェニル biphenyl

改訂新版 世界大百科事典
フェニル基が2個結合した構造を有する化合物。ジフェニルdiphenylともよばれる。無色の葉状結晶。融点71℃,沸点255.25℃。水,エチルアルコールに不溶…

ふたつ‐ものがけ【二つ物掛け/二つ物賭】

デジタル大辞泉
二つのうちのどちらかに賭かけて、勝負をすること。「ここの―せずしては、一生かはる事なし」〈浮・胸算用・四〉

有機リン殺虫剤 ゆうきりんさっちゅうざい

日本大百科全書(ニッポニカ)
殺虫剤を化学構造に基づいて区分したときの分類の一つ。有機リン殺虫剤とは、5価のリン酸のエステル、チオエステルあるいはアミド誘導体を基本とする…

立体異性 (りったいいせい) stereoisomerism

改訂新版 世界大百科事典
分子の平面的配列順序が等しいが原子の立体配置が異なるために生じる異性。かつては光学異性と幾何異性に大別されたが,現在ではエナンチオ異性とジ…

ルイス ルイス Lewis, Gilbert Newton

化学辞典 第2版
アメリカの物理化学者.ネブラスカ大学に入学後,ハーバード大学に移り,1899年T.W. Richards(リチャーズ)の指導で学位を取得後,ゲッチンゲン大学の…

酵素 コウソ enzyme

化学辞典 第2版
エンザイムともいう.生体内の種々の化学反応を触媒する機能をもつタンパク質.酵素は無機あるいは錯塩触媒と異なり,(1)常温,中性という緩和な条件…

せき‐たん【石炭】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 地中に埋もれた植物が長い年月の間に地圧や地熱の影響で変質して生じた、可燃性の堆積(たいせき)岩。高分子有機化合物を主とする混合物で…

解熱鎮痛薬 (げねつちんつうやく) antipyretic-analgesic

改訂新版 世界大百科事典
目次  キニーネおよびその誘導体  アスピリン様薬物  アニリン系,ピラゾロン系鎮痛解熱薬analgesic-antipyretic,熱冷ましともいわれ,薬理作…

かわり‐もの(かはり‥)【代物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 代わりとなる品物。代用品。[初出の実例]「代り物がなければいかぬと思ひ、〈略〉瓦の不動様を中へ押込み」(出典:怪談牡丹燈籠(1884)…

有機化学 (ゆうきかがく) organic chemistry

改訂新版 世界大百科事典
有機化合物(主として炭素化合物)を研究対象とする化学の一分野。人間は好奇心の強い動物であり,その好奇心の対象は遠くは天空の星,近くは自分自…

硝酸塩 しょうさんえん nitrate

日本大百科全書(ニッポニカ)
一般式M(NO3)n(Mはn価の陽イオン)で示される化合物。陽イオンとしては金属イオン、アンモニウムイオン、その誘導体である多くの有機塩基が知られて…

塩化インジウム エンカインジウム indium chloride

化学辞典 第2版
【Ⅰ】塩化インジウム(Ⅰ):InCl(150.27).一塩化インジウムともいう.インジウムと塩化水素を加熱して得られる.黄色,赤色の固体があり,後者が高温…

アルミン酸ナトリウム あるみんさんなとりうむ sodium aluminate

日本大百科全書(ニッポニカ)
一般式xNa2O・yAl2O3・zH2Oで表される化合物。メタアルミン酸ナトリウムNaAlO2あるいはオルトアルミン酸ナトリウムNa3AlO3などと表されることもある…

酸化バナジウム さんかばなじうむ vanadium oxide

日本大百科全書(ニッポニカ)
バナジウムと酸素の化合物。バナジウムの酸化数が+Ⅱ~+Ⅴとなる各酸化物が知られている。(1)酸化バナジウム(Ⅱ) 化学式VO、式量66.9。金属的で導電…

mineral

英和 用語・用例辞典
(名)鉱物 鉱石 無機物 無機化合物 ミネラルmineralの関連語句mineral content鉱物含有量mineral in place埋蔵鉱物mineral jellyミネラル・ゼリー (ワ…

クリーンエネルギー自動車【クリーンエネルギーじどうしゃ】

百科事典マイペディア
石油以外の資源を燃料に使うことによって,既存のガソリンカーやディーゼルカーよりも窒素化合物,二酸化炭素などの排出量を少なくした自動車。天然…

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ぐんまちゃん

群馬県のマスコットキャラクター。人間だと7歳ぐらいのポニーとの設定。1994年の第3回全国知的障害者スポーツ大会(ゆうあいピック群馬大会)で「ゆうまちゃん」として誕生。2008年にぐんまちゃんに改名...

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