ガングリオシド がんぐりおしど ganglioside
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 糖脂質(脂質と糖が共有結合した物質の総称)の一種。シアル酸(後述)を含むので、シアロ糖脂質、シアログリコリピド、シアル酸含有糖脂質ともいう…
チアミン ちあみん thiamine
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- もっとも古くから知られた水溶性ビタミンの一つ。サイアミン、ビタミンB1、アノイリンともよばれる。分子式C12H17N4OS、分子量300.81。1910(明治43…
炭酸固定 (たんさんこてい) carbon dioxide fixation
- 改訂新版 世界大百科事典
- 炭酸同化,炭素同化ともいう。生物が二酸化炭素CO2を吸収して有機化合物に転化すること。(1)無機栄養生物が行うエネルギー獲得過程と共役して起こ…
重合 (じゅうごう) polymerization
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 付加重合addition polymerization 付加重合の反応機構 付加重合の実際的方法 縮合重合condensation polymerization その他の重合反応…
ベルトレ べるとれ Claude Louis Berthollet (1748―1822)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- フランスの化学者。イタリアに近いサボアの移住者の家の出。トリノ大学で医学を(1768年、医学博士)、パリのマケールらに化学を学ぶ。科学アカデミ…
創薬 そうやく drug discovery
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 病気の診断・予防・治療などに役だつ新たな薬を開発・製品化すること。または、製品化までの一連の過程を意味する。基礎研究で新たな候補化合物をみ…
硫酸鉄 (りゅうさんてつ) iron sulfate
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 硫酸鉄(Ⅱ) 硫酸鉄(Ⅲ)鉄(Ⅱ) 硫酸鉄(Ⅲ)酸化鉄の硫酸塩で,鉄の酸化数ⅡおよびⅢと,両方の酸化数の鉄を含む化合物が知られている…
ケイ素 ケイソ silicon
- 化学辞典 第2版
- Si.原子番号14の元素.周期表14族元素半金属の一つ.電子配置[Ne]3s23p2.原子量28.0855(3).質量数28(92.223(19)%),29(4.685(8)%),30(3.092(11…
酸化マンガン (さんかマンガン) manganese oxide
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 酸化マンガン(Ⅱ) 酸化マンガン(Ⅲ)マンガン(Ⅱ) 酸化マンガン(Ⅲ) 酸化マンガン(Ⅳ)マンガン(Ⅱ) 酸化マンガン(Ⅳ) …
かけもの‐あっしょ【懸物押書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =あっしょ(押書)②
すぎ‐もの【過者・過物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 釣り合いがとれないくらい立派な者。[初出の実例]「私の聟には過(スキ)ものなり」(出典:浮世草子・武家義理物語(1688)五)② 使うのに…
構造異性 こうぞういせい structural isomerism
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 分子式は同じであるが、構造式が異なる場合におこる異性現象で、いくつかの種類が知られている。鎖形異性おもに有機化合物でみられる。たとえば、炭…
ホフマン(August Wilhelm von Hofmann) ほふまん August Wilhelm von Hofmann (1818―1892)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ドイツの有機化学者。ギーセンの生まれ。父は建築家で、リービヒの実験室を拡張した。1836年ギーセン大学に入学、最初は法律と言語学を学んだが、リ…
硫化クロム (りゅうかクロム) chromium sulfide
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 硫化クロム(Ⅱ) その他の硫化物クロムと硫黄の化合物で,次に示す5種類が知られている。硫化クロム(Ⅱ)化学式CrS。塩化クロム(Ⅱ)無水…
リンデ リンデ Linde, Carl von
- 化学辞典 第2版
- ドイツの工学者.幼時より機械に関心をもつ.1861年チューリヒ工科大学に入り,R.J.E. Clausius(クラウジウス)などに学ぶ.卒業後,ベルリン近郊の蒸…
ウィスリツェーヌス ウィスリツェーヌス Wislicenus, Johannes
- 化学辞典 第2版
- ドイツの有機化学者.ルター派の牧師だった父親が自由思想の嫌疑で逮捕されそうになったので,1853~1856年一家で一時アメリカに避難した.帰国後,…
インドール インドール indole
- 化学辞典 第2版
- benzo[b]pyrrole.C8H7N(117.15).コールタール,ジャスミン油中に含まれ,またはトリプトファンの代謝生成物として動物の排泄物中に含まれる.工業…
スルホンアミド スルホンアミド sulfonamide
- 化学辞典 第2版
- 【Ⅰ】一般式RSO2NH2(Rはアルキル基またはアリール基)で表されるが,アミノ基の水素がさらにアルキル基またはアリール基で置換されたものも総称する.…
反強磁性 ハンキョウジセイ antiferromagnetism
- 化学辞典 第2版
- 磁性体の結晶格子点を,ABAB…のようにAおよびBの二組に分けるとき,それぞれを部分格子という.最隣接の格子点AおよびBにある磁気的原子あるいはイオ…
ヘマトキシリン ヘマトキシリン hematoxylin
- 化学辞典 第2版
- C16H14O6(302.29).ヒドロキシプラジリンともいう.クロマン化合物の一つ.インド産マメ科Haematoxylon campechianumの心材中に,ヘマテインと共存す…
固体核磁気共鳴法 コタイカクジキキョウメイホウ solid state nuclear magnetic resonance
- 化学辞典 第2版
- 固体NMR法ともいう.近年,高磁場(920 MHz)が開発され,溶液に溶けない無機材料物質,金属酸化物,ゼオライト,粘土物質,従来の難溶性有機化合物,…
スコロド石 すころどせき scorodite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 硫砒(りゅうひ)鉄鉱、砒鉄鉱などの酸化分解によって生成される二次鉱物の一つ。これらを含む各種金属鉱床の酸化帯中に産する。パラスコロド石parasco…
亀谷哲治 かめたにてつじ (1917―1988)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 薬学者。東京生まれ。東京帝国大学薬学科卒業。薬学博士。大阪大学助教授を経て、イスラエル大学教授ギンスブルクのもとに留学。1959年(昭和34)東…
MIO顔料 えむあいおーがんりょう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- micaceous iron oxideの略称。雲母(うんも)状酸化鉄のことで、鱗片(りんぺん)状の酸化鉄(Ⅲ)(酸化第二鉄)α‐Fe2O3を主成分(Fe2O3として約85~93%)…
塩化カドミウム型構造 えんかかどみうむがたこうぞう cadmium chloride structure
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 一般式AX2(Aは陽性元素、Xは陰性元素)で示される化合物にみられる結晶構造の一型式。塩化カドミウムCdCl2の結晶は三方晶系に属し、空間群Rm,a=6.…
臭化銀 しゅうかぎん silver bromide
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 銀と臭素の化合物。硝酸銀水溶液に臭化アルカリ水溶液を加えると沈殿する。淡黄色固体。強い感光性があり、光に当たると銀を遊離して黒色となる。シ…
臭素 しゅうそ bromine
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 元素記号 Br,原子番号 35,原子量 79.904。周期表 17族,ハロゲンの1つ。 1826年フランスの化学者 A.バラールによってにがりのなかから発見された。…
始原合成 しげんごうせい primordial synthesis
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- いわゆる生命の起原以前に,地球上には各種有機化合物が素材物質として蓄積したと考えられ,これらの有機物が原初の無機物と考えられるもの,たとえ…
アルミ青銅 アルミせいどう aluminium bronze
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アルミニウム Alを5~12%含む銅合金。強靭で耐食性,耐摩耗性がよいので,車両機械,化学工業用に応用が広い。 Alが約 10%まではα固溶体合金で,冷間…
オルト ortho-
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- o -と略記される。本来は「正規」を意味する接頭語で,火成岩起源の高温変成岩を表記するときに「オルソ」または「正」として使われる。化学的には次…
鉱床 こうしょう ore deposit
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 地殻の局部に,ある特定の有用元素や化合物が,通常の岩石中の平均組成以上に濃集している鉱物の集合体,またはその一部で,採掘して利益をあげるこ…
シックハウス症候群
- 知恵蔵
- 建材や家具などの接着剤に含まれる有害化学物質が充満した家屋内で、住人が頭痛、眼の刺激、めまい、のどの痛み、吐き気、皮膚のかゆみ・湿疹、耳鳴…
ラボアジエ
- 百科事典マイペディア
- フランスの化学者。初め法律を,後に天文学,数学,化学,植物学などを学んだ。1772年硫黄およびリンの燃焼に際しその重量が増加することを確認,177…
フェナジン phenazine
- 改訂新版 世界大百科事典
- 無色(希エチルアルコールを用いて再結晶したもの),または淡黄色(エチルアルコールを用いて再結晶または昇華したもの)の結晶。ジベンゾピラジン…
フジマツモ Neorhodomela aculeata (Perest.) Masuda
- 改訂新版 世界大百科事典
- 北海道や東北地方太平洋沿岸などの,寒海域の潮間帯の高潮線付近の岩上に,群落をつくって生育するスギの小枝に似た形状のフジマツモ科の暗褐色の紅…
ボラゾール borazole
- 改訂新版 世界大百科事典
- 化学式B3N3H6。三塩化ホウ素と塩化アンモニウムとを反応させてトリクロロボラゾールB3N3H3Cl3をつくり,これをテトラヒドロホウ酸リチウムLiBH4で還…
ポリペプチド polypeptide
- 改訂新版 世界大百科事典
- 多数のアミノ酸がペプチド結合によって連なった化合物の総称。折りたたまれて独自の立体構造を形成し,ホルモン,酵素,抗体などの重要な生理活性を…
シアンヒドリン cyanhydrin
- 改訂新版 世界大百科事典
- 1分子内に水酸基-OHとシアン基-CNを同時にもつ化合物の総称。水酸基とシアン基の相対位置によりα-シアンヒドリン,β-シアンヒドリンなどのように区…
シクロオクタテトラエン cyclooctatetraene
- 改訂新版 世界大百科事典
- 環式不飽和炭化水素の一つ。黄色の液体で,融点-5.8℃,沸点142~143℃。炭素原子8個から成る環内に二重結合を四つ有する化合物であるが,この分子の…
鉄族元素 (てつぞくげんそ) iron group elements
- 改訂新版 世界大百科事典
- 周期表の第4周期中央部にあるⅧ族に属する鉄Fe,コバルトCo,ニッケルNiの3元素は,互いに性質のよく似た重金属なので,鉄族元素と総称される。金属は…
de・grade /diɡréid/
- プログレッシブ英和中辞典(第5版)
- [動]1 (他)…の体面を傷つける,評判を落とす,…を侮辱する;〔通例degrade oneself〕自らの品位を落とす,自分で株を下げる.degrade oneself by tel…
用いる もちいる
- 日中辞典 第3版
- 1〔使用する〕用yòng,使用shǐyòng.エネルギー源としてコークスを~用いる|使用焦炭jiāotàn作为能源.…
化学当量 かがくとうりょう chemical equivalent
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 単に当量と略することがある。歴史的には原子量を決定するための基準として導入された概念。次の3種がある。(1)元素の当量 酸素の2分の1グラム原子…
付加重合 ふかじゅうごう addition polymerization
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 高分子合成のもっとも代表的な反応の一つで、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレンなどがこの方法でつくられている。これらは、低分子化合物…
マテリアルゲノム計画 まてりあるげのむけいかく Materials Genome Initiative
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 最新の情報技術や計算科学を駆使し、優れた新材料の発見から実用化までのスピードを2倍に早める計画。アメリカ政府がホワイトハウス主導で2011年から…
たきもの‐の‐こ【▽薫物の▽籠】
- デジタル大辞泉
- 薫物の上にかぶせる籠。その上に着物をかけて香をたきしめる。ふせご。
ヨウ化銀 ようかぎん silver iodide
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 銀とヨウ素の化合物。暗所で硝酸銀水溶液にヨウ化カリウム水溶液を加えると沈殿する黄色結晶。感光性があり、紫外部から約480ナノメートルまでの波長…
もの‐なれ【物慣れ/物×馴れ】
- デジタル大辞泉
- [名](スル)物事になれていること。世故せこにたけていること。「―した応対」
おんもの‐・いる【追物射・御物射】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 自動詞 ヤ行上一 〙 射芸で、馬上から、犬や牛を追い回して射る。→追物射(おいものい)。〔十巻本和名抄(934頃)〕
ウラン合金 うらんごうきん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ウランを主体とし、これにほかの金属または非金属元素を加えた合金。ウランは核燃料以外には工業用途が乏しいので実用合金はすべて核燃料用を目標と…