アンティオキア Antiochia
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- セレウコス朝の首都,ローマ時代のシリア総督の駐在地。オロンテス川左岸,河口から約27kmの地点に前300年セレウコス1世によって建設された。政治,…
アンティオキア(トルコ) あんてぃおきあ Antiochia
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- トルコ南東部の都市アンタキヤの旧名。セレウコス朝(シリア王国)の首都として、紀元前300年セレウコス1世(在位前312~前280)が建設した都市で、…
ユスティナ Justina
- 改訂新版 世界大百科事典
- キリスト教の聖女。生没年不詳。富裕な家に生まれ,ディオクレティアヌス帝時代にパドバで受洗し,後に胸を剣で刺し貫かれて殉教。6世紀に同市の聖女…
アンタキヤ(Antakya)
- デジタル大辞泉
- トルコ南部の都市。古代名アンティオキア。アスィ川(古代名オロンテス川)沿いに位置する。古代シリア王国セレウコス朝の首都が置かれ、シルクロー…
マララス Iōannēs Malalas 生没年:491ころ-578
- 改訂新版 世界大百科事典
- ビザンティン時代の歴史家。シリアのアンティオキアの出身。彼の18巻の《世界年代記Chronographia》は,まとまったものとして現代に伝わる最古のビザ…
コプト教会 (コプトきょうかい) Coptic Church
- 改訂新版 世界大百科事典
- エジプトの単性論派教会。エジプトのアレクサンドリアは使徒マルコの宣教した地と伝えられ,ローマ,アンティオキアとならぶ古代キリスト教世界の中…
テオドロス(モプスエスティアの) Theodōros 生没年:350ころ-428
- 改訂新版 世界大百科事典
- アンティオキア学派の神学者,聖書解釈学者。キリキアのモプスエスティアMopsouestia主教(392より)。ネストリウスの師とされる。聖書の解釈にあた…
ヨハネス・クリソストモス よはねすくりそすともす Johannes Chrysostomos (344/354―407)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 三大ギリシア教父の一人。卓越した雄弁のゆえに「金の口」(クリソストモス)とたたえられる。アンティオキアに生まれ、その地の聖書解釈の伝統を継…
アミダ Amida
- 改訂新版 世界大百科事典
- ティグリス川上流東岸の古代都市。現トルコ領ディヤルバクル。ペルシア領から230年にローマ帝国領。638年にアラブ人に征服され,1517年にオスマン帝…
リバニオス Libanios 生没年:314-393ころ
- 改訂新版 世界大百科事典
- 古代末期のギリシアの弁論家,修辞学者。小アジアのアンティオキアの名門に生まれ,アテナイ,コンスタンティノープル,ニコメディア,ニカエアなど…
ホスロー(1世) KhusrōⅠ
- 旺文社世界史事典 三訂版
- ?〜579ササン朝の皇帝(在位531〜579)アノーシャルワーン(不死の魂を有する者)と号した。対外的には西突厥と結んでエフタルを滅ぼし,ユスティニ…
テオドレトス(キュロスの) Theodōrētos 生没年:393ころ-466
- 改訂新版 世界大百科事典
- シリアのキュロスKyrrhosの主教,ギリシア人教父。隠修士として研鑽を積むがネストリウスと友人になり,アンティオキア学派の一員としてキリスト両性…
アポリナリオス あぽりなりおす Apollinarios (310ころ―390ころ)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 360年ごろ任じられたラオディケア(シリア)の主教。反アリウス主義者で、一時はアタナシウスとも親交があった。彼は、キリストにおける神性を強調す…
シリア Syria
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 東地中海沿岸の北部地方の名称その範囲は時代により異なる。古来いくつかの王国による支配を受け,前333年アレクサンドロス大王の征服をへてセレウコ…
ペレイラ Pereira
- 改訂新版 世界大百科事典
- コロンビア中部,リサラルダ県の県都。大都市域人口52万1684(2005)。1863年に建設され,カウカ河谷のコーヒー産業とともに発展した都市だが,アン…
アンティオキア学派 あんてぃおきあがくは
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- シリアのアンティオキアを中心に、3世紀末から5世紀にかけて栄えたキリスト教神学の一派。代表的神学者として、殉教者ルキアノスをはじめ、4~5世紀…
ヌール・アッディーン Nūr al-Dīn Maḥmūd 生没年:1118-74
- 改訂新版 世界大百科事典
- シリアのザンギー朝の初代君主。在位1146-74年。父ザンギーの没後,アレッポを拠点にしてシリアを統一し,十字軍に対する聖戦(ジハード)を指導して…
マヌエル(1世)(ビザンティン皇帝) まぬえる Manuel Ⅰ (1120―1180)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ビザンティン皇帝(在位1143~80)。コムネノス朝の皇帝ヨハネス2世の四男。外交手腕にたけた政治家で、西欧の騎士道文化に理解を示しながらも、他方…
助祭 (じょさい) deacon
- 改訂新版 世界大百科事典
- 新約聖書のギリシア語ディアコノスdiakonos(執事)に由来するカトリック教会の職名。東方正教会での輔祭に相当する。2世紀初頭,アンティオキアのイ…
マニサレス Manizales
- 改訂新版 世界大百科事典
- コロンビア中西部,カルダス県の県都。大都市域人口38万2193(2005)。セントラル山脈西側,標高2150mのカウカ河岸にコーヒー・ブームのさなかの1848…
バイバルス Baibars al-Bunduqdāri
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 1223〜77エジプトのマムルーク朝の第5代スルタン(在位1260〜77)もとトルコ系のマムルーク(奴隷軍人)。才能を認められて将軍となり,1260年フラ…
ヨハネス(2世) よはねす Johannes Ⅱ (1088―1143)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ビザンティン皇帝(在位1118~43)。コムネノス朝のもっとも有能な皇帝。アレクシオス1世の長男で父の死後即位。対外的にはペチュネグ人をマケドニア…
ゲルマニクス げるまにくす Germanicus I(J)ulius Caesar (前15―後19)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 古代ローマの軍人、政治家。アウグストゥスの妻リウィアの孫、2代皇帝ティベリウスの甥(おい)。アウグストゥスは大叔父、第2回三頭政治のアントニウ…
マルキアヌス まるきあぬす Marcianus (396―457)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ビザンティン皇帝(在位450~457)。元テオドシウス2世治下の宰相アスパー麾下(きか)の将校で、同帝の没後その姉プルケリアと結婚して即位。その治政…
ゲルマニクス Germanicus Julius Caesar 生没年:前15-後19
- 改訂新版 世界大百科事典
- ローマの政治家,軍人。ティベリウス帝の弟N.C.ドルススの長男,大アグリッピナの夫。紀元4年にティベリウスの養子となり,若くしてパンノニアやゲル…
メデリン Medellín
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- コロンビア北西部,アンティオキア州の州都。メデジンともいう。首都ボゴタの北西約 250km,アンデスの中部山脈中,マグダレナ川水系のポルセ川が流…
メタ川 メタがわ Río Meta
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- コロンビア中部,東部を流れる川。オリノコ川の左岸支流。首都ボゴタに近いアンデスの東部山脈中に源を発するウピア川とグアユリバ川が東麓で合流し…
コルネリウス(ローマ教皇) こるねりうす Cornelius (?―253)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ローマ教皇(在位251~253)、カトリックの聖人。迫害による背教者に寛大であったため、対立主教ノバティアヌス一派の激しい非難を受けたが、251年ロ…
ウィーン創世記 (ウィーンそうせいき) Wiener Genesis
- 改訂新版 世界大百科事典
- 古代末期に制作されたギリシア語《創世記》の彩飾写本。ブドウ酒色に染めた羊皮紙に銀で文字を記した〈紫羊皮紙群〉写本の最古のもの(写本画)。ウ…
シリア王国 しりあおうこく Syrian Kingdom
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 紀元前3世紀初頭から前63年まで続いたマケドニア系セレウコス朝によるシリア中心の王国をさす。前323年にアレクサンドロス大王が死ぬと、この地は彼…
ニケフォロス(2世) にけふぉろす Nikephoros Ⅱ (912―969)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ビザンティン皇帝(在位963~969)。元は小アジアの豪族フォーカス家出身の軍人。クレタ島奪回(961)で得た戦利品をアトスのラウラ修道院設立基金と…
イグナティオスの手紙 (イグナティオスのてがみ) Epistle of Ignatius
- 改訂新版 世界大百科事典
- アンティオキアの第2代監督イグナティオスが官憲によって逮捕され,ローマへ護送される途次に記した七つの手紙の総称。まずスミュルナにおいてエペソ…
コムネノス朝 こむねのすちょう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ビザンティン帝国の王朝(1081~1185)。小アジア、パフラゴニアの大豪族コムネノスKomnenos家出身のイサキオス1世に始まり、アンドロニコス1世に至…
ウサーマ・ブン・ムンキズ Usāma b.Munqidh 生没年:1095-1188
- 改訂新版 世界大百科事典
- シリアの騎士,文人。ハマー近郊のシャイザル城主であったムンキズ家の出身で,モースルのザンギー朝君主に仕えて十字軍と戦った後,1138年からダマ…
カテリーン イバルグエン Caterine Ibargüen 陸上
- 最新 世界スポーツ人名事典
- 三段跳び選手;走り高跳び選手生年月日:1984年2月12日国籍:コロンビア出生地:アンティオキア県アパルタド別名等:本名=Caterine Ibarguen Mena経歴…
コンスタンティヌスの寄進状 (コンスタンティヌスのきしんじょう) Donatio Constantini Constitutum[ラテン]
- 改訂新版 世界大百科事典
- 中世最大の偽書といわれる文書。作成の事情に関しては異見が多く,ピピン3世の754年のローマ教会への寄進に関連して,または800年のカール大帝の戴冠…
バルナバ Barnabas
- 改訂新版 世界大百科事典
- 1世紀半ばの初代キリスト教伝道者。《使徒行伝》4章36節によればキプロス島出身のユダヤ人キリスト者で,本名はヨセフであった。バルナバとは〈慰め…
プエルトベリオ Puerto Berrío
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- コロンビア北西部,アンティオキア州東部の都市。州都メデリンの東北東約 120km,マグダレナ川中流部に臨む河港都市。周辺の農林業地帯の商工業中心…
ギリシア正教会(ギリシアせいきょうかい) Greek Orthdox Church
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- ビザンツ帝国でコンスタンティノープル,アレクサンドリア,アンティオキア,イェルサレム諸教会のもとに発展したキリスト教会。「神聖にして正統普…
ヨハネス(1世) よはねす Johannes Ⅰ (925―976)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ビザンティン皇帝(在位969~976)。アルメニア出身の軍人貴族で、皇帝ニケフォロス2世の妻テオファノTheophano(生没年不詳)と通じ、同帝を暗殺し…
セレウコス朝 (セレウコスちょう) Seleukos
- 改訂新版 世界大百科事典
- ヘレニズム時代にシリア王国を代々支配した王朝。前305-前64年。創立者はセレウコス1世。広大な領土を得て出発したが支配は安定せず,初期のセレウコ…
アンミアヌス・マルケリヌス あんみあぬすまるけりぬす Ammianus Marcellinus (330ころ―395ころ)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 古代ローマの歴史家。アンティオキアの中流家庭に生まれる。軍隊に入り、ガリア、ペルシア、エジプト、ギリシアなどに赴く。378年以後ローマに住み、…
セレウコス(1世) せれうこす Seleukos Ⅰ (前358ころ―前280)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- マケドニア貴族出身の軍人。征服王(ニカトールNikator)とよばれる。アレクサンドロス大王の部下としてオリエント各地を転戦した。大王の死(前323…
ウァレリアヌス Publius Licinius Valerianus 生没年:190ころ-260ころ
- 改訂新版 世界大百科事典
- ローマ皇帝。在位253-260年。名門の出。トレボニアヌス・ガルス帝が暗殺されると,息子ガリエヌスとともに軍隊により推戴された。帝国は外敵の攻撃と…
イェルサレム王国(イェルサレムおうこく)
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 1099~1291第1回十字軍によるイェルサレム攻略後建国。最初ゴドフロワ・ド・ブイヨンが「聖墳墓教会の守護者」として支配するが,まもなくアスカロン…
あんてぃおきあのいぐなてぃおす【アンティオキアのイグナティオス】
- 改訂新版 世界大百科事典
アリウス ありうす Arius (250ころ―336ころ)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 古代キリスト教の異端者。おそらくリビアに生まれ、アンティオキアで学び、アレクサンドリアで牧職についた。彼の神学的立場は教会内に分裂をもたら…
フェルナンド バジェホ Fernando Vallejo
- 現代外国人名録2016
- 職業・肩書作家生年月日1942年出生地コロンビア・アンティオキア州メデジン受賞ロムロ・ガジェゴス賞〔2003年〕「崖っぷち」経歴コロンビアの有力な…
シリア王国 (シリアおうこく)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 歴史 制度・社会・経済セレウコス1世が創建した王国。前305-前64年。ヘレニズム時代の,プトレマイオス朝エジプト,アンティゴノス朝マケ…
エフェソス公会議 (エフェソスこうかいぎ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- ネストリウス問題の解決のために431年,小アジアのエフェソスで開催された公会議。第3回公会議にあたり,皇帝テオドシウス2世が招集した。コンスタン…