おお‐そうじ(おほサウヂ)【大掃除】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 大規模に行なう掃除。特に、春秋二回平常手のとどかない家の隅々までも清掃すること。《 季語・春 》[初出の実例]「大掃除をして、此二…
おお‐そで(おほ‥)【大袖】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 衣服の幅の広い袖。① 朝廷の、即位・朝賀(ちょうが)などもっとも重要な儀式に用いる、礼服(らいふく)の上の衣。小袖の上に着し、袖口が広…
おお‐だいこ(おほ‥)【大太鼓】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 大きな太鼓。〔日葡辞書(1603‐04)〕② 雅楽に用いる音の低い大型の太鼓。だだいこ。③ 祭礼や歌舞伎などのはやしに用いる大型の太鼓。台…
おおたか‐がり(おほたか‥)【大鷹狩】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 鷹の雌を使って、冬行なう狩。鶴、雁、鴨、兎などをとらえる。大鷹。⇔小鷹狩。[初出の実例]「おほたかがり 霜がれの草葉ををしと思へばや…
おお‐だこ(おほ‥)【大凧】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大きく作った凧。掛川の凧合戦のものが有名。[初出の実例]「掛川や大凧の尾もはづし縄」(出典:雑俳・歌羅衣(1834‐44)六)
おお‐だたい(おほ‥)【大大体】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「だたい」は「だいたい(大体)」の変化した語 ) おおむね。大体のところ。全体として。[初出の実例]「水陸草木と発端に…
おお‐だち(おほ‥)【大裁】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 成人用和服の裁ち方。ほんだち。→小(こ)裁ち・中(ちゅう)裁ち
おお‐たぶさ(おほ‥)【大髻】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 男の髪の髻(もとどり)を大きく結ぶこと。また、そのもの。[初出の実例]「おほたぶさは水をふくむものなれば、あしきにほひする事あり」(…
おお‐だら(おほ‥)【大だら】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「おおだんびら」の変化した語という ) 特に幅の広い太刀。[初出の実例]「荢糟頭巾(おがらづきん)ひっこふて大断臘(おほダラ)指こはら…
おお‐つかさ(おほ‥)【大学寮】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 令制の官司の一つ。式部省に属した官吏養成機関。地方の教育機関である国学に対する。だいがくりょう。大学。[初出の実例]「大学寮(ヲホ…
おお‐づかみ(おほ‥)【大掴】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 形動 )① 手の指を大きく広げてつかむこと。多量につかみ取ること。[初出の実例]「何が扨々、大抓(ヅカミ)に入れませふ」(出典:浄瑠璃…
おお‐でり(おほ‥)【大照】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 強く日が照りつけること。また、長いひでり。おおひでり。[初出の実例]「段々に西国武士の荷のつどひ〈孤屋〉 尚きのふより今日は大旱(テ…
おお‐どうぐ(おほダウグ)【大道具】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 槍(やり)の別称。② 舞台装置のうち、建物、書割(かきわり)、樹木、岩石など、出場人物が手にとらない道具の総称。⇔小道具。[初出の実例]…
おおどうぐ‐かた(おほダウグ‥)【大道具方】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 歌舞伎の大道具を製作し、舞台の飾り付けや幕の開閉、回り舞台の操作、せり上げの綱引きなどを担当した者。現在は、新劇、映画、テレビな…
おお‐とじ(おほ‥)【大刀自】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「おお」は接頭語、「とじ」は女性を呼ぶ敬称 )① 宮廷に仕える女性の称号。女官。[初出の実例]「九日、戊午、造酒司進大刀自・小刀自各…
おおどまり(おほどまり)【大泊】
- 精選版 日本国語大辞典
- サハリン(樺太)南部の海港コルサコフの日本領であった時代の名。
おお‐ありくい(おほありくひ)【大蟻食】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 貧歯目アリクイ科の哺乳類。アリクイの代表種で、体長約一・二メートル、尾の長さ約八〇センチメートル。体色は灰黒色。中南米の森林にす…
おお‐いちょう(おほイチャウ)【大銀杏】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 銀杏の大木。[初出の実例]「立てる一木(ひとき)の大鴨脚樹(オホイテフ)」(出典:唱歌・鉄道唱歌(1900)〈大和田建樹〉東海道)② 男子結…
おお‐いぬたで(おほ‥)【大犬蓼】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 タデ科の一年草。原野に見られる。茎はよく枝分れして高さ五〇~一二〇センチメートルになり、紅色を帯び、節がふくらんでいる。葉は細長…
おおいり‐ふだ(おほいり‥)【大入札】
- 精選版 日本国語大辞典
- 大入札〈戯場訓蒙図彙〉〘 名詞 〙 近世の大劇場で、櫓下へ腕木を出し、当たり的(まと)を吊り、その下へ「大入」と書いて貼りつけた紙。現今では頭取…
おお‐かげ(おほ‥)【大鹿毛】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 体格のよい鹿毛の馬。[ 2 ][ 一 ] 源頼朝が使用した馬の名。[初出の実例]「汝等角(かく)てあらば、頼朝なしと人知るべからずとて、…
おお‐がさ(おほ‥)【大傘・大笠】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大きなかさ。広く開き、柄が長い。雨を避けるほかに、儀式のときなど後から貴人にさしかけた。〔延喜式(927)〕[初出の実例]「なにごと…
おお‐かたびら(おほ‥)【大帷子】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 装束の下に着る布製の衣。単衣(ひとえ)より小さく短い。もと汗取りとして夏だけ用いたが、後世は春冬は白、夏秋は紅、老人は香染を用い…
おおかわ‐ぐち(おほかは‥)【大川口・大河口】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大きな川が海または湖に流れ込むところ。おおかわじり。
おお‐かんばん(おほ‥)【大看板】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 大型の看板。[初出の実例]「現銀(げんぎん)見せと大看板(カンバン)出せし所にも」(出典:浮世草子・商人軍配団(1712か)四)② 芝居、寄…
すい‐だい【水大】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。万物を構成する元素である四大(地大・水大・火大・風大)の一つ。すべての物にあるしめりけはこの元素の本性によるもので、摂集す…
さく‐だい【作大】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 「さくだいしょう(作大将)」の略。[初出の実例]「隣家の雞を捕へて食って居るところを、その家の作代に見つかって」(出典:田園の憂鬱…
てい‐だい【帝大】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 「ていこくだいがく(帝国大学)」の略。[初出の実例]「帝大(テイダイ)の学生の不品行が目に立つ間は、尚未だ帝大の価値が認められて居る…
だい‐りっし【大律師】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。僧綱の一つ。律師の上位。[初出の実例]「基真禅師に法参議大律師として冠は正四位上を受け」(出典:続日本紀‐天平神護二年(766)…
だい‐りゅうこう(‥リウカウ)【大流行】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 一時期に非常に社会に広まること。おおはやり。[初出の実例]「その頃は、新橋でも芳町でも、お神楽が大流行(ダイリウカウ)だったと云ふ事…
たい‐りん【大倫】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 人倫の大道。人として行なうべき大切な道理。[初出の実例]「君臣父子の大倫は、天理自然の動かさふ様も、かよふ様もない本心に根ざしたこ…
たい‐ろん【大論】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 大いに論じること。〔文明本節用集(室町中)〕 〔欧陽脩‐鎮陽読書詩〕② 高遠で雄大な議論。また、高邁宏大な理論。[初出の実例]「鉅文…
だい‐じょう【大丞】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 大弁(だいべん)の唐名。[初出の実例]「大弁二人 〈相当従四位上。唐名尚書左右大丞〉」(出典:職原鈔(1340)上)② 明治二年(一八六九)…
だい‐しょうねつ(‥セウネツ)【大焦熱】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 「だいしょうねつじごく(大焦熱地獄)」の略。[初出の実例]「第一地獄亦分為レ八、一等活、二黒縄、三衆合、四叫喚、五大叫喚、六焦熱、…
だい‐じんぐう【大神宮・太神宮】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 一 ] 天照大神をまつる宮。すなわち、伊勢の皇大神宮(内宮)。また、天照大神をいう。[初出の実例]「告二斎王事于伊勢太神宮一〈略〉奉二幣帛於同…
たい‐ぜい【大税】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 令制で、徴集されて国倉に納められた租。諸国にとどめおいてその経費とする。おおちから。正税(しょうぜい)。[初出の実例]「又国宰郡司貯…
だい‐せんじ【大宣旨】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 宣旨を分類した呼称の一つ。大臣が宣し、弁官の一人が奉ずる様式のもの。おおせんじ。
だい‐ぞう(‥ザウ)【大象】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大きな象。[初出の実例]「願は廿の大象を給はりて水を運て魚を生けむ」(出典:観智院本三宝絵(984)上)
だい‐そうとう【大総統】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 辛亥革命成立後、一九一二年から二四年まで、中華民国に設けられた元首の称号。のち、総統と改称、四八年蒋介石が初代総統に就任。〔袖珍…
たい‐そく【大則】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大きな規則。根本となる大原則。また、重大な事柄。大事。[初出の実例]「学術の大則(タイソク)に拠ば」(出典:亜非利加内地三十五日間空…
たい‐そつ【大率】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 副詞 〙 おおかた。おおむね。[初出の実例]「然而審二夫意之所一レ寓、大率不レ出二規祝之間一焉耳」(出典:懶室漫稿(1413頃)序・野橋梅雪図詩…
だい‐てんし【大天使】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ローマ‐カトリック教会で分けられる九階級の天使のうち、第八階級の天使。人間と最も関係が深い。ミカエル、ガブリエル、ラファエルなど。
だい‐ひつ【大弼】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 令制で、弾正台(だんじょうだい)の次官。弘仁一四年(八二三)にそれまでの弼を少弼とし、その上に置かれた。定員一人、従四位下相当官…
たい‐へき【大辟】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「辟」は刑の意 ) 重い刑罰。死刑。古の五刑の一つ。[初出の実例]「凡決二大辟罪一。〈謂。辟者。罪也。死刑為二大辟一也〉」(出典:令…
だい‐ほうてい(‥ハフテイ)【大法廷】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 大きな法廷。[初出の実例]「公判は控訴院第三号大法廷に開れぬ」(出典:火の柱(1904)〈木下尚江〉序に代ふ)② 最高裁判所で、裁判官一…
だい‐ぼん【大梵】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。① 大梵天の略。[初出の実例]「第三〈略〉初禅有レ三梵衆梵輔大梵是」(出典:秘蔵宝鑰(830頃)上)「ある時は、観音・勢至の二菩薩…
だい‐ま【大魔】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 強大な威力を持つ悪魔。[初出の実例]「日本国の大魔(マ)と成りて、天下を乱り」(出典:源平盛衰記(14C前)八)
だい‐もんび【大紋日】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ⇒おおもんび(大紋日)
たい‐ゆう(‥イウ)【大憂】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 大きな心配。〔国語‐呉語〕② 親の喪。また、天子の崩御。[初出の実例]「北門鎖鑰本同儔、六尺嬰孩任二大憂一」(出典:山陽遺稿(1841)…
だいあく‐そう【大悪僧】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 たいへんな悪事をはたらく僧侶。極悪の僧。また、大のあらくれ僧。[初出の実例]「興福寺の西金堂衆、観音房、勢至房とてきこえたる大悪僧…