うかれぼうず〔うかれバウズ〕【うかれ坊主】
- デジタル大辞泉
- 歌舞伎舞踊。清元。本来は常磐津ときわずで、2世桜田治助作詞、3世岸沢古式部作曲。文化8年(1811)江戸市村座初演。昭和の初め、5世清元延寿太夫が…
けん‐かん〔‐クワン〕【顕官】
- デジタル大辞泉
- 1 地位の高い官職。また、その官職にある人。2 律令制の下級官職のうちで重要とされた官。外記げき・史ふひと・式部丞しきぶのじょう・民部丞・左…
いかがさき【伊加加崎/伊加賀崎】
- デジタル大辞泉
- 滋賀県大津市石山寺付近の瀬田せた川沿いの地。[歌枕]「我はただ風にのみこそまかせたれ―には人の行くらむ」〈和泉式部続集〉[補説]大阪府枚方市伊…
ふみよむ‐はかせ【書読博士】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =ふみよみ(書読)③[初出の実例]「文よむはかせ、蔵人弁広業、勾欄のもとに立ちて、史記の一巻を読む」(出典:紫式部日記(1010頃か)寛…
うずもれ【埋】 ぬ 名((な))
- 精選版 日本国語大辞典
- 永遠に伝わる名。朽ち滅びることのない名。うずまれぬ名。[初出の実例]「もろともに苔の下には朽ちずしてうづもれぬ名をみるぞ悲しき」(出典:宸翰本…
さまらばれ
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 連語 〙 「さも(然━)あらばあれ」の変化した語。[初出の実例]「さまらはれ雲ゐながらも山のはに出でいるよるの月とだに見ば」(出典:榊原本和泉…
さんしょう【三省】 の 奏((そう))
- 精選版 日本国語大辞典
- 三省、すなわち式部省・民部省・兵部省から、除目(じもく)のときその省の史生(ししょう)を諸国の目(さかん)に任ぜられるよう奏聞して裁可を請うこと…
森友文書改ざん問題
- 共同通信ニュース用語解説
- 学校法人「森友学園」を巡り、財務省が決裁文書を改ざんした問題。近畿財務局と森友側との土地取引に関する14文書で、安倍昭恵あべ・あきえ首相夫人…
むら‐ぎえ【斑消】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 まだらにところどころ消えること。[初出の実例]「こりつみてまきのすみやくけをぬるみ大原山の雪のむらぎえ〈和泉式部〉」(出典:後拾遺…
明珍高義 (みょうちん-たかよし)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- ?-? 室町時代の甲冑(かっちゅう)師。明珍家14代義長の弟。式部大夫と称し,宝徳(1449-52)のころ京都一条堀川にすんだ。義通,信家とともに「明珍後の…
きき‐まがわ・す〔‐まがはす〕【聞き▽紛はす】
- デジタル大辞泉
- [動サ四]異なる音が入りまじって、聞いても区別がつかないようにさせる。「(読経ノ声ト)例の絶えせぬ水の音なむ、夜もすがら―・さる」〈紫式部日…
くに‐の‐おや【国の親】
- デジタル大辞泉
- 1 天皇。また、太上天皇。「―となりて、帝王の上なき位に」〈源・桐壺〉2 皇后。また、天皇の生母。国母こくも。「―ともて騒がれ給ひ」〈紫式部日…
かん‐し【監試】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 学業成績を審査すること。とくに令制で、秀才、進士などの官吏登用試験を式部省が監督すること。また、その役人。試験官。〔令義解(718…
たたき‐や・む【叩止】
- 精選版 日本国語大辞典
- たたくことをやめる。[初出の実例]「門をたたかせ給ふに、〈略〉からうじておこしても、ここかしこのものにあたりさわぐほどに、たたきやみぬ」(出典…
ながめ【長▽雨/×霖】
- デジタル大辞泉
- 《「ながあめ」の音変化》長く降りつづく雨。和歌では多く「眺め」と掛けて用いる。「つれづれと―ふる日は青柳のいとどうき世にみだれてぞふる」〈紫…
ひ‐じゅ【非儒】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 儒者でない人。[初出の実例]「然則何必強求二群儒之中一、何必可レ弃二非儒之輩一」(出典:本朝文粋(1060頃)六・申式部大輔状〈文室如…
むらさきしきぶ‐ぶんがくしょう〔‐ブンガクシヤウ〕【紫式部文学賞】
- デジタル大辞泉
- 文学賞の一。年に1回、女性による文学作品に贈られる。宇治市と宇治市教育委員会により平成3年(1991)創設。公募は行われず、全国の作家や出版社、…
さいら・く【才らく】
- デジタル大辞泉
- [動カ四]学才がありそうに振る舞う。「文屋ふやの博士さかしだち―・きゐたり」〈紫式部日記〉[補説]用例は、「ひひらく」の誤りとする説もある。
こし【腰】 を 屈((かが))める
- 精選版 日本国語大辞典
- 腰を曲げて礼をする。腰を屈めて会釈をする。[初出の実例]「大威徳をうやまひてこしをかがめたり」(出典:紫式部日記(1010頃か)寛弘五年秋)
女たち三百人の裏切りの書
- デジタル大辞泉プラス
- 古川日出男の小説。紫式部の「源氏物語」を題材とする。2015年刊行。同年、第37回野間文芸新人賞受賞。翌年、第67回読売文学賞(小説賞)受賞。
かど‐ゆえ(‥ゆゑ)【才故】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 才覚と趣味的なたしなみ。[初出の実例]「心おもく、かどゆへも、よしも、うしろやすさも、みな具することはかたし」(出典:紫式部日記(1…
しらね【白根・白嶺】
- 精選版 日本国語大辞典
- 石川・岐阜両県境にある白山(はくさん)の異称。[初出の実例]「春なれどしらねのみ雪いやつもりとくべきほどのいつとなき哉」(出典:紫式部集(1012‐1…
だいに‐の‐さんみ〔‐サンヰ〕【大弐三位】
- デジタル大辞泉
- 平安中期の女流歌人。藤原宣孝の娘で、母は紫式部。名は賢子。大宰大弐だざいのだいに高階成章たかしなのなりあきらの妻。家集に「大弐三位集」があ…
まんな‐ぶみ【真名書・真字書】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 漢字で書かれた書物。[初出の実例]「なでふ女がまんなぶみは読む。むかしは経よむをだに人は制しきと」(出典:紫式部日記(1010頃か)消…
いさめ【×諫め】
- デジタル大辞泉
- 1 いさめること。忠告。諫言かんげん。「臣下の諫めを用いる」2 神仏の、いましめ。禁制。「あふみちは神の―にさはらねど法のりのむしろにをれば立…
けん‐もち【監物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =けんもつ(監物)[初出の実例]「けんもちゆきつねが うちはぶく浪の上をばきぬながにすがくれたるか鳥の見えぬは」(出典:和泉式部集(…
通二丁目とおりにちようめ
- 日本歴史地名大系
- 東京都:中央区旧日本橋区地区通二丁目[現]中央区日本橋二丁目通一丁目の南に続く東海道沿いの両側町。西は呉服(ごふく)町・元大工(もとだいく…
かりそめ‐びと【仮初人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ふと知りあった人。ゆきずりの人。[初出の実例]「夜の程にかりそめ人や来たりけん淀のみこもの今朝乱れたる〈和泉式部〉」(出典:千載和…
かき‐なし【書成】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ある作意によって書くこと。また、そのように書かれたもの。作り書き。[初出の実例]「宮の上御文がき、女御殿の御ことば、さしもあらじ、…
こ‐びさし【小庇・小廂】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 寝殿造りの母屋(もや)と簀子縁(すのこえん)の間の小さく狭いところ。ひさしの間(ま)。[初出の実例]「つとめて、日さし出づるまで、式部の…
令外官【りょうげのかん】
- 百科事典マイペディア
- 律令時代,令に規定されたほかに新たに設けられた官職。奈良時代に置かれた内大臣・中納言(ちゅうなごん)・参議,平安初期の関白・蔵人(くろうど)・…
柳町やなぎまち
- 日本歴史地名大系
- 京都府:亀岡市亀山城下柳町[現]亀岡市柳町旅籠町(はたごまち)の西にある東西の町。西端は紺屋町(こんやまち)に接する。町並の中ほどで、北の…
『紫式部日記』
- とっさの日本語便利帳
- 紫式部作。鋭敏な観察眼、大胆な批評精神に裏付けられた宮廷生活日記。寛弘五(一〇〇八)年秋から七年正月までの三年間にわたる宮廷の諸行事の記述に…
きょう‐がみ(キャウ‥)【経紙】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 写経の用紙。追善のため故人にゆかりのある紙を用いることがある。きょうし。[初出の実例]「御ふみどものあるをやりて経紙にすかすとて」…
さん‐しょう〔‐シヤウ〕【三省】
- デジタル大辞泉
- 1 律令制で、太政官に置かれた八省のうち、式部省・民部省・兵部省の称。2 中国、唐の官制で、中書省・門下省・尚書省の称。3 ⇒さんせい(三省)
ひだり【左】 の 馬頭((うまのかみ))
- 精選版 日本国語大辞典
- 令制で、左馬寮の長官。従五位上相当。さまのかみ。[初出の実例]「左のむまのかみ藤式部の丞、御物忌に籠らむとて参れり」(出典:源氏物語(1001‐14…
うわ‐づけ(うは‥)【上付】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 箱などの上に付けた書きつけ。[初出の実例]「そひたるふみばこのうはづけの心もとなさに、端を開けて見るままに」(出典:和泉式部続集(…
相田信也 (あいだ-のぶや)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- ?-? 江戸時代前期の武士。式部少輔丹羽氏につかえたが,辞して京都で儒学,和歌,書をまなび,のち常陸(ひたち)水戸藩にとりたてられた。祖父の内匠(た…
垂加神道 すいかしんとう
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 江戸前期,山崎闇斎が説いた神道説朱子学や伊勢・吉川神道の思想をとり入れ大成したもの。皇室中心の考え方で,水戸学や竹内式部の尊王論,幕末の尊…
げ‐にん【解任】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「げ」は「解」の呉音 ) 官職をとくこと。任務をやめさせること。解官(げかん)。かいにん。[初出の実例]「武官解任者、先例並属二式部…
さ‐べんかん(‥ベンクヮン)【左弁官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 令制の官司名。太政官の一部局で、中務・式部・治部・民部の四省を管轄する。左大弁・左中弁・左少弁によって構成される。左弁官局。〔令…
おうしゅう‐ごま(アウシウ‥)【奥州駒】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 奥州、特に南部地方から産する馬。南部馬。南部駒。奥州馬。[初出の実例]「駿河式部丞泰村、献二奥州駒五疋於御所一」(出典:吾妻鏡‐嘉禎…
いつえ‐の‐からぎぬ〔いつへ‐〕【五重の唐▽衣】
- デジタル大辞泉
- 表と裏との間に中陪なかべを3枚加えて仕立てた唐衣。一説に、地紋の上にさらに五彩の色糸で文様を織り出した唐衣。「若き人は菊の―を心々にしたり」…
松平 慶民 マツダイラ ヨシタミ
- 20世紀日本人名事典
- 明治〜昭和期の子爵 宮内府長官;宮内大臣。 生年明治15(1882)年3月13日 没年昭和23(1948)年7月18日 出生地東京 学歴〔年〕オックスフォード大学ベ…
さ‐し【釵子】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 かんざし。[初出の実例]「あまたあらばさしはせずとも玉くしげあけん折々思ひ出にせよ」(出典:小式部内侍本伊勢物語(10C前)H)[そ…
まいり‐な・る(まゐり‥)【参馴】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙 参上してなれ親しむ。つねづね参上する。[初出の実例]「故式部卿の宮別当したまひければ、つねにまいりなれて」(出典:…
元平親王 (もとひらしんのう)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- ?-958 平安時代中期,陽成天皇の皇子。母は藤原遠長の娘。弾正尹(だんじょうのいん)をへて式部卿となり,三品(さんぼん)にすすんだ。天徳2年5月23日…
秀才 (しゅうさい)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 日本古代の律令制下に式部省が行った官人登用試験の一つ。博学高才として大学などから貢挙されたものに,大きな論題二つを課し,上上~下下の9等に評…
おおみや【大宮】 の 大夫((だいぶ))
- 精選版 日本国語大辞典
- 平安時代における太皇太后職、皇太后職の長官。[初出の実例]「別たうになりたる右衛門督大宮の大夫よ」(出典:紫式部日記(1010頃か)寛弘五年一〇月…
源義国 (みなもとのよしくに) 生没年:?-1155(久寿2)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 平安末期の武将。源義家の三男。母は中宮亮藤原有綱(一説に安芸守藤原有継)の娘とも足利基綱の娘ともいわれる。下野,上野に勢力を扶植し,やがて…