「化合物」の検索結果

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ホウ化物 ホウかぶつ boride

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ホウ素とそれより電気陰性度の低い元素 (すなわち金属) との化合物をいう。リン,ヒ素などの準金属元素とホウ素の化合物もホウ化物と呼ばれることが…

バルビツール‐さん【バルビツール酸】

デジタル大辞泉
《barbituric acid》マロン酸と尿素の結合した化合物。睡眠剤・鎮静剤として使用される。マロニル尿素。

スクアレン

栄養・生化学辞典
 C30H50 (mw410.73).  イソプレンを構成単位とする化合物で,コレステロール合成の代謝中間体.

正リン酸

栄養・生化学辞典
 H3PO4 (mw98.00).オルトリン酸ともいう.生物界に広く分布し,重要な機能をはたしているリン化合物.

マーキュロクロム

デジタル大辞泉プラス
有機水銀化合物。皮膚消毒薬として使用される。「メルブロミン」ともいう。また暗赤褐色から「赤チン」の俗称もある。

造塩発色 (ぞうえんはっしょく) halochromism halochromy

改訂新版 世界大百科事典
成塩発色,ハロクロミーともいう。J.F.W.A.vonバイヤーらの研究による造語。一般に無色またはわずかに着色した物質が,濃酸または塩と反応したり分子…

フェニルヒドラジン ふぇにるひどらじん phenylhydrazine

日本大百科全書(ニッポニカ)
ヒドラジンの誘導体。ヒドラジノベンゼンともいう。純粋なものは無色。空気と光にさらすと黄色から暗赤色になる。ベンゼンジアゾニウム塩を亜硫酸ナ…

野依良治 (のより-りょうじ)

デジタル版 日本人名大辞典+Plus
1938- 昭和後期-平成時代の有機化学者。昭和13年9月3日生まれ。47年名大教授となり,54年同大化学測定機器センター長を併任。光学異性体をもつ有機…

ハッセル

百科事典マイペディア
ノルウェーの化学者。オスロ大学卒。1934年同大学教授。シクロヘキサンおよびその化合物の研究を行い,これらの化学構造が平面構造ではなく,椅子(い…

レフォルマツキー反応 レフォルマツキーはんのう Reformatskij reaction

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
亜鉛の存在でケトンあるいはアルデヒドとα-ハロゲン化脂肪酸エステルを縮合させ,β-オキシ酸エステルを合成する反応。中間に亜鉛を含む有機金属化合…

アンチモン化インジウム アンチモンカインジウム indium antimonide

化学辞典 第2版
InSb(236.58).成分金属の計算量を水素または希ガス中で混合溶融すると得られる.金属間化合物で,立方晶系,せん亜鉛鉱型構造.Sb-In2.80 Å.密度5.…

シアノエチル化 シアノエチルカ cyanoethylation

化学辞典 第2版
活性水素をもつ化合物HXにアクリロニトリルを作用させて,シアノエチル基NC-CH2CH2-を導入する反応.HX + CH2=CH-CN → X-CH2-CH2-CNHXとしては,ア…

セミカルバゾン せみかるばぞん semicarbazone

日本大百科全書(ニッポニカ)
セミカルバジドとアルデヒドまたはケトンとの縮合で生じる化合物H2NCONHN=CRR'の総称。 一般に水に難溶で、結晶しやすく、融点が高い。そのため融…

むき‐かがく(‥クヮガク)【無機化学】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 すべての元素および無機化合物を研究する化学の一分野。有機化学に対する語。〔生物学語彙(1884)〕

ITP

栄養・生化学辞典
 イノシン5′-三リン酸ともいう.イノシンの5′位にリン酸が3分子連続して結合した化合物.

グリニヤール反応

栄養・生化学辞典
 有機合成反応の一つで,ハロゲン化アルキルと金属マグネシウムを用い,化合物のアルキル化やアルコールの合成を行う.

不斉炭素原子 (ふせいたんそげんし) asymmetric carbon atom

改訂新版 世界大百科事典
4種の異なる原子または基と結合している炭素原子。通常下に示す式aのようにC*で表す。アミノ酸や糖のほか,天然有機化合物の多くは不斉炭素原子をも…

キノン キノン quinone

化学辞典 第2版
芳香族炭化水素のベンゼン環のH原子2個がO原子2個で置換された形の化合物をいう.p-ベンゾキノン(a)およびo-ベンゾキノン(b)が基本化合物であるが,…

メチル銅(Ⅰ) メチルドウ methylcopper(Ⅰ)

化学辞典 第2版
CH3Cu(78.58).メチルリチウムにヨウ化銅(Ⅰ)を低温で反応させると得られる.黄色の固体.-20 ℃ 以下の低温でも分解してしまい,メタン,エタンと金…

トリメチルシリル化 トリメチルシリルカ trimethylsilylation

化学辞典 第2版
TMS化,シリル化ともいう.ヒドロキシ基,アミノ基,カルボキシル基などの親水性基をもつ化合物をTMS化すると,いちじるしく揮発性が高められるので…

シクロペンタジエニル錯体 しくろぺんたじえにるさくたい cyclopentadienyl complex

日本大百科全書(ニッポニカ)
シクロペンタジエニル(シクロペンタジエニドともいう)・アニオンC5H5-と金属イオンとの錯体。シクロペンタジエニル環を含む有機金属化合物には、環…

サーモクロミズム サーモクロミズム thermochromism

化学辞典 第2版
温度の変化に伴って物質の色が可逆的に変化する現象.非可逆的色変化も含めることがある.サーモクロミズムを示す性質はサーモクロミックであるとい…

結晶析出法 ケッショウセキシュツホウ crystal deposition method

化学辞典 第2版
結晶を成長させるための方法として,化合物の溶融相から析出させる方法と,化合物を適当な溶媒に溶かしてつくった溶液相から析出させる方法などがあ…

ルシフェリン luciferin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
生物発光の際に酸化されて発光する化合物の総称。反応はルシフェラーゼという酵素によって触媒される。ルシフェリンという名は,発光現象に注目した…

スルフィン酸 (スルフィンさん) sulfinic acid

改訂新版 世界大百科事典
炭素原子にスルフィン酸基-SO-OHが結合した有機化合物の総称。亜硫酸H2SO3の-OHが一つ,炭化水素基に置き換わった形R-SO-OHをしており,一塩基…

窒素定量法 (ちっそていりょうほう) determination of nitrogen

改訂新版 世界大百科事典
試料に含まれている窒素元素の量を測定する方法。窒素は生元素の一つであって,生物圏における窒素の動きは,個々の生物の生育から生態系の維持・遷…

プリン‐えんき【プリン塩基】

デジタル大辞泉
プリンの誘導体のうち、一群の塩基性の化合物。生体に広く分布し、アデニン・グアニン・尿酸・カフェインなどがある。

しゅう‐ちゃく〔シウ‐〕【収着】

デジタル大辞泉
吸収と吸着が同時に行われること。気体が固体の表面に吸着されると同時に吸収されて固溶体または化合物をつくる現象。

エステル(ester)

デジタル大辞泉
酸とアルコールとから、水を分離し縮合して生成する化合物の総称。酢酸とエチルアルコールとから得られる酢酸エチルなど。

ちっそ‐こうぎょう〔‐コウゲフ〕【窒素工業】

デジタル大辞泉
空気中の窒素を分離・固定して、アンモニア・硝酸・尿素・硝石やアミン・メラミンなどの窒素化合物を合成する工業。

ニトログアニジン(nitroguanidine)

デジタル大辞泉
グアニジンの窒素原子をニトロ基に置換した有機化合物。トリプルベース火薬という無煙火薬の基剤として用いられる。

ネスラー試薬

栄養・生化学辞典
 ヨウ化銀とヨウ化カリウムとの錯化合物を水酸化カリウムに溶かした試薬.アンモニアの検出試薬.定量法にも使われる.

水酸化アンモニウム

栄養・生化学辞典
 NH4OH (mw35.05).特有の臭気を有する気体であるアンモニアが水に溶けた形の化合物でアルカリ性を示す.

カルコン類

栄養・生化学辞典
 カルコン骨格をもつ化合物で,果実の苦味や色素の物質であるフラバノンから生成する.苦味,ときには甘味などを呈す.

こうぶんし‐はんどうたい〔カウブンシハンダウタイ〕【高分子半導体】

デジタル大辞泉
半導体に似た電気的特性を示す高分子化合物。有機半導体の一種。ポリアセチレンなどの導電性高分子の多くが含まれる。

ベンゼン‐かく【ベンゼン核】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 芳香族化合物に含まれる、六個の炭素原子の環式結合。構造式では普通亀甲形で表わされる。ベンゼン環。

クレアチンリン酸

栄養・生化学辞典
 C4H10N3O5P (mw211.11).  ホスホクレアチンともいう.筋肉においてクレアチンがATPからリン酸を受け取って生成する化合物.リン酸結合は高エネ…

フラボン

栄養・生化学辞典
 (1) C15H10O2 (mw222.24).  2-phenyl-4H-1-benzopyran-4-one.  フラボノイド色素の一種.この基本骨格をもつ化合物はケルセチンなど.配糖体…

たんそ【炭素】

プログレッシブ和英中辞典(第4版)
carbon ((記号 C))水素と炭素の化合物a compound of hydrogen and carbon一[二]酸化炭素carbon monoxide [dioxide]炭素化合物carbon compounds炭素…

キノン きのん quinone

日本大百科全書(ニッポニカ)
カルボニル化合物の一種で、芳香族炭化水素のベンゼン環に結合している水素原子2個をそれぞれ酸素原子で置換した化合物をいう。ドイツ語名Chinonに基…

えんか‐きん(エンクヮ‥)【塩化金】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 塩素と金の化合物。塩化第一金(AuCl)、塩化第二金(AuCl3)がある。② 塩化金酸の俗称。

ヒドロキシケトン ひどろきしけとん hydroxyketone

日本大百科全書(ニッポニカ)
同一分子内にヒドロキシ基-OHとケトンのカルボニル基Oをもつ化合物の総称。[編集部][参照項目] | ケトール

ポリイミド(polyimide)

デジタル大辞泉
イミドが多数結合した主鎖をもつ高分子化合物の総称。耐熱性・難燃性にすぐれ、電子回路の絶縁材料として利用される。

ポリヌクレオチド(polynucleotide)

デジタル大辞泉
ヌクレオチドが直鎖状に重合した高分子化合物。天然には核酸があり、人工的に合成したものは核酸の基礎研究に用いられる。

けいこう‐たい〔ケイクワウ‐〕【蛍光体】

デジタル大辞泉
蛍光を発する物質の総称。石油、シアン化白金バリウム、微量の銀の入った硫化亜鉛など、多くの化合物がある。蛍光物質。

しき‐りょう〔‐リヤウ〕【式量】

デジタル大辞泉
ある単体や化合物を化学式で表したときの、成分元素の原子量の総和。分子が存在する物質では分子量に等しい。化学式量。

ヒドロキシピリジン(hydroxypyridine)

デジタル大辞泉
ピリジンに酸素原子が二重結合した化学物質。ペプチドなど有機化合物の合成に用いられる。ピリドン。化学式C5H5NO

カーボン‐リサイクル(carbon recycle)

デジタル大辞泉
地球温暖化の原因とされる二酸化炭素を回収し、これを炭素資源として燃料、建材、各種炭素化合物に再利用すること。

ひか‐すいそ〔ヒクワ‐〕【×砒化水素】

デジタル大辞泉
砒素化合物に発生期状態の水素が作用して生じる無色のきわめて有毒な気体。化学式AsH3 アルシン。水素化砒素。

嫌気発酵

栄養・生化学辞典
 嫌気的発酵ともいう.生物が,酸素のない状態で有機化合物からエネルギーを得る代謝.アルコール発酵,乳酸発酵など.

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