一色範勝 (いっしき-のりかつ)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- ?-? 江戸時代前期の武士。一色藤長の子。徳川家康につかえ,慶長16年式部少輔(しきぶのしょう)。子孫も徳川氏に仕官したが,3代のちの範永の代で無嗣…
とう‐ちょくふ【謄勅符】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 勅の施行方法の一つ。勅命を伝え施行する太政官符。[初出の実例]「太政官去年十月廿一日下二式部省一謄勅符」(出典:類聚三代格‐四・大同…
つれづれ‐が・る【徒然がる】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ( 「がる」は接尾語 ) 所在ない気持を様子に表わす。[初出の実例]「花さかざりけりなど、もろともなる人のつれつれかりけ…
史生 ししょう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 「しじょう」ともいう。令制(りょうせい)の各官庁四等官の下で文書を書写・整備したり、文書に上官の署判を受けたりすることに従事した下級の書記。…
さしも やは
- 精選版 日本国語大辞典
- 副詞「さしも①」の反語的ないい方。そのようにも(…あるまい)。まさかそんなことは(…あるまい)。[初出の実例]「宮れいのしのびておはしまいたり。…
うらまつ‐こぜん【裏松固禅】
- 精選版 日本国語大辞典
- 江戸後期の有職故実家。京都の人。名は光世。固禅は法号。竹内式部に神道を学ぶ。有職故実に精通。主著「大内裏図考証」「皇居年表」。元文元~文化…
のき【軒】 の 菖蒲((あやめ))
- 精選版 日本国語大辞典
- 端午の節供に、軒端に病難よけのまじないとして挿す菖蒲。[初出の実例]「今日は猶のきのあやめもつくづくと思へばねのみかかる袖かな」(出典:和泉式…
み‐がく・る【見隠】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙 見えたり隠れたりする。見え隠れする。[初出の実例]「やまかげにみかくれおふる山くさのやまずよ人を思ふこころは」(出…
日野山 ひのさん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 福井県南西部、越前(えちぜん)市と南条(なんじょう)郡南越前(みなみえちぜん)町の境にある山。標高794メートル。武生(たけふ)盆地の南にそびえ、美し…
清少納言【せいしょうなごん】
- 百科事典マイペディア
- 平安中期の女性文学者。生没年未詳。歌人清原元輔の女。祖父深養父(ふかやぶ)も有名な歌人。993年ごろ一条帝中宮(のち皇后)定子に仕えた。文化的な…
まち‐にん【町人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 町に住んでいる人。まちじん。まちゅうど。ちょうにん。[初出の実例]「鞘なき守刀を添へて捨てけるを、まちにん拾ひ養育して、比叡の山へ…
しゅう(シフ)【集】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 多くのものを集めたもの。特に、詩、歌、文章などをあつめた書物。[初出の実例]「俊蔭のぬしの父式部大輔のしふ、草に書けり」(出典:宇…
紫式部文学賞
- デジタル大辞泉プラス
- 日本の文学賞のひとつ。京都府宇治市が主催する。紫式部に代表される日本女性文学の継承・発展を目的として1990年に創設。前年に発表された女性作家…
おりびつ‐もの(をりびつ‥)【折櫃物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 折り櫃に入れたもの。[初出の実例]「をりびつ物こものどもなど、〈略〉勾欄につづけてすゑわたしたり」(出典:紫式部日記(1010頃か)寛…
ささやけ‐びと【細人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ささやかな人。小柄な人。[初出の実例]「せんじの君は、ささやけ人のいとほそやかにそびへて」(出典:紫式部日記(1010頃か)寛弘六年正…
よも‐やま【四▽方山】
- デジタル大辞泉
- 1 《「よもやも(四方八方)」の音変化か》世間。また、世間のさまざまなこと。「四方山の話をする」2 四方にある山。周囲の山々。「―の茂きを見れ…
天下り あまくだり descent from heaven
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 中央省庁の高級官僚が退官後,民間企業や特殊法人,地方自治体などの役員・幹部職に再就職すること。キャリア組の同期から次官を一人出すと他の同期…
金与正氏
- 共同通信ニュース用語解説
- 金与正キム・ヨジョン氏 北朝鮮の最高指導者、金正恩キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長の妹。2014年3月に北朝鮮の国営メディアが党中央委員会の幹部…
い‐こ・む(ゐ‥)【居籠・居込】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙① 大勢の者が狭いところに身をわりこませる。つめてすわる。[初出の実例]「里より参る人々は、なかなかゐこめられず、裳…
なか【中】 の 君((きみ))
- 精選版 日本国語大辞典
- 姉妹のうち、第二番目の姫君。次女の女君。妹が幾人あっても、次女についていう。なかのおんかた。[初出の実例]「故式部卿の宮の中の君なり」(出典:…
かえり〔かへり〕【返り/▽反り】
- デジタル大辞泉
- [名]1 ひっくりかえること。2 返り点。3 手紙に対する返事。また、返歌。かえし。「御―も聞こえさせねば」〈和泉式部日記〉[接尾]助数詞。数…
あま‐しだり【雨滴】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「あましたり」とも ) 雨のしずく。雨だれ。あましただり。〔十巻本和名抄(934頃)〕[初出の実例]「五月許雨も降りやみて月のさしでた…
三善道統 (みよし-みちむね)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- ?-? 平安時代中期の官吏,漢詩人。天徳元年(957)文章得業生(もんじょうとくぎょうしょう)となり,式部少丞(しょうじょう),大学頭(かみ)をへて文章博…
とね‐の‐つかさ【散位寮】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 令制で、式部省の被官の役所。内外文武官の散位に関することをつかさどり、また、諸国の朝集使の上日を判じた役所。→さんいりょう。〔官…
ならレポート【ナラ・レポート】
- デジタル大辞泉
- 津島佑子の長編小説。平成16年(2004)刊。引き裂かれた母と子が時空を越えて求め合う姿を壮大なスケールで描く。平成17年(2005)、第55回芸術選奨…
大江維順 (おおえの-これのぶ)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- ?-? 平安時代後期の官吏,学者。大江匡房(まさふさ)の次男。兄隆兼が早世したため,父の跡をつぐ。大学頭(かみ),式部権大輔(ごんのたいふ)などをつと…
こ‐きんだち【小公達】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「こ」は接頭語 ) 貴族の幼い若君。[初出の実例]「高松のこきんだちさへ、こたみいらせ給ひし夜よりは」(出典:紫式部日記(1010頃か)…
き‐はや・す【着栄】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 見ばえがするように着る。目立つように着飾る。[初出の実例]「衣の色も、人よりけに着はやし給へり」(出典:紫式部日記(…
橘道貞
- 朝日日本歴史人物事典
- 没年:長和5.4.16(1016.5.24) 生年:生年不詳 平安中期の官人。広相の孫で下総守仲任の子。長徳1(995)年ごろ和泉式部と結ばれた。彼女の女房名は道貞…
藤原真楯
- 朝日日本歴史人物事典
- 没年:天平神護2.3.12(766.4.25) 生年:霊亀1(715) 奈良時代の貴族。藤原房前と美努王の娘牟漏女王の子。初め八束といい,天平宝字4(760)年ごろ真楯の…
武井 守成 タケイ モリシゲ
- 20世紀日本人名事典
- 大正・昭和期のギタリスト 生年明治23(1890)年10月11日 没年昭和24(1949)年12月14日 出身地鳥取県 学歴〔年〕東京外国語学校イタリア語科〔大正2…
さん‐しょう(‥シャウ)【三省】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙① 令制で、太政官に置かれた八省のうち、式部省・民部省・兵部省をいう。また、中務省・式部省・兵部省をさす場合もある。[初出の実…
三宮 義胤 サンノミヤ ヨシタネ
- 新訂 政治家人名事典 明治~昭和
- 肩書宮内省式部長 生年月日天保14年12月24日(1843年) 出生地近江国滋賀郡真野村 経歴勤王派志士として行動、頼三樹三郎、梅田雲浜らと交流をもつ。…
飯田年平
- 朝日日本歴史人物事典
- 没年:明治19.6.26(1886) 生年:文政3(1820) 江戸時代末から明治にかけての歌人。初名足穂,通称七郎,号石園。因幡国気多郡(鳥取県)の加知弥神社祠官…
久保田 豊 クボタ ユタカ
- 新訂 政治家人名事典 明治~昭和
- 肩書元・衆院議員(社会党) 生年月日明治37年10月4日 出生地静岡県田方郡韮山市(現・韮山町) 学歴東京帝国大学英法科〔昭和4年〕卒 経歴東大時代新人…
うち‐かたら・う〔‐かたらふ〕【打ち語らふ】
- デジタル大辞泉
- [動ハ四]1 語り合う。話し合う。「はかなき物語などにつけて―・ふ人」〈紫式部日記〉2 男女が言い交わす。契る。「細やかに―・ひ給へる間あはひ…
蟹女
- デジタル大辞泉プラス
- 村田喜代子の短編小説、および同作を表題作とする小説集。小説集は1996年刊で、表題作のほかに「ポアンカレの馬車」「ワニの微笑」など全5作を収める…
東京プリズン
- デジタル大辞泉プラス
- 赤坂真理の小説。東京裁判を主題とする幻想的長編。2012年刊。同年、第66回毎日出版文化賞(文学・芸術部門)および第16回司馬遼太郎賞を受賞。2013…
めし‐くわ・う(‥くはふ)【召加】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙 お呼出しになって人数に加え入れる。[初出の実例]「ねんがく阿闍梨をめしくはへてぞののしる」(出典:紫式部日記(1010…
ひと‐より【一寄】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ひとたび。一回。一度。[初出の実例]「母屋南の廂勾欄の程までたちこみたる僧も俗も、今ひとよりとよみて額をつく」(出典:紫式部日記(1…
くに‐な【国名】
- デジタル大辞泉
- 平安時代、宮中の女官や僧侶などの呼び名に国の名を付けたもの。女官は父や兄・夫の任国にちなんで、また僧侶はその生国にちなんでつけられた。和泉…
かわ‐ほり〔かは‐〕【蝙=蝠】
- デジタル大辞泉
- 《「かわぼり」とも》1 コウモリの古名。「人もなく鳥もなからむ島にてはこの―も君もたづねむ」〈和泉式部集・下〉2 「蝙蝠扇かわほりおうぎ」の略…
ぼうちょう‐にん(バウチャウ‥)【傍聴人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 傍聴することを許可された人。傍聴者。[初出の実例]「式部の官員は、〈略〉議員官員傍聴人等を、議事堂の席に列せしめたり」(出典:地方…
式家 しきけ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 藤原四家(よんけ)の一つ。藤原不比等(ふひと)の三男で参議・式部卿(しきぶきょう)であった宇合(うまかい)を祖とするので、この称がある。[編集部][…
あきもと‐まつよ【秋元松代】
- デジタル大辞泉
- [1911~2001]劇作家。神奈川の生まれ。秋元不死男の妹。三好十郎に師事。売春婦問題を扱った「もの云わぬ女たち」のほか、主な作品に「常陸坊海尊…
気色けしきあ・り
- デジタル大辞泉
- 1 一風変わっていて趣がある。「式部が所にぞ、―・ることはあらむ」〈源・帚木〉2 普通でない。あやしげである。「これは盗人の家なり、あるじの女…
白毫院跡びやくごういんあと
- 日本歴史地名大系
- 京都市:北区蓮台野村白毫院跡京都市北区にあった寺。もと雲林(うりん)院(現北区)の末院(山州名跡志)で、天長元年(八二四)の建立と伝える(…
はて【果】 の 緒((お))
- 精選版 日本国語大辞典
- 琴の一三弦のうち、もっとも手前にある最高音の巾(きん)の弦。[初出の実例]「今はとてかきなす琴のはてのをの心細くもなりまさるかな〈式部〉」(出典…
はい‐けつ【廃欠・廃闕】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 すたれてなくなること。[初出の実例]「若有二廃闕一者、乃具二事状一移二送式部一」(出典:類聚三代格‐二〇・和銅五年(712)五月一七日)…
ついたち‐ごろ【朔日頃】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 月の初め頃。また、月初めの一〇日間ほど。上旬。初旬。[初出の実例]「八月朔日比なるべし、君一人臥して」(出典:落窪物語(10C後)…