さん‐ねん【三年】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 一年の三倍。みとせ。三か年。[初出の実例]「ことをひき、文を誦(ず)して、なほ聞くに、三年この木の声たえず」(出典:宇津保物語(970‐…
さん‐ぱく【三白】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 正月の三が日に降る雪。〔蘇軾‐喜雪詩〕② 馬の四脚のうち、三脚の下部の白いもの。③ 「さんぱくもめん(三白木綿)」の略。④ 「さんぱく…
さん‐ばん【三ばん】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 選挙で、当選するのに必要とされる三つの条件、地盤、看板(肩書・地位)、かばん(金銭)をいう俗語。
さん‐ばんがしら【三番頭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 江戸時代の幕府の職名の一つ。大番頭・小姓組番頭・書院番頭の総称。小姓組番頭と書院番頭とを両番頭という。番頭は、組頭、組衆を率いて…
さん‐ぴつ【三筆】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 書家、または画家で三人のすぐれたものをいう語。[初出の実例]「善書も、嵯我の帝・空海・はやなり、又、道風・佐理・行成と、とか…
さん‐びょう(‥ビャウ)【三病】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 三つの難病。なおりにくい三つの病気。[初出の実例]「南無大明神、ねがはくは、たいのやにさむひゃうをつけてたび給へと、祈られけるこ…
さん‐べん【三返・三遍】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 三度すること。三回繰り返すこと。みたび。[初出の実例]「『南无妙徳菩薩』と三遍誦礼せしむ」(出典:日本霊異記(810‐824)上)
さん‐ぼう(‥バウ)【三方】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① ( 現在は「さんぽう」とも ) 三つの方向。三つの方面。[初出の実例]「能遠(よしとを)が城におしよせて見れば、三方は沼、一方は堀なり」…
さん‐もん【三問】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① ( 「礼記‐曲礼上」の「入レ竟而問レ禁、入レ国而問レ俗、入レ門而問レ諱」から ) 他国の境に入ればその禁制を問い、国に入れば風俗を問…
さん‐よみもの【三読物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 謡曲のうち、習い物として重要視されている三つの読物。「安宅(あたか)」の勧進帳(かんじんちょう)、「正尊(しょうぞん)」の起請文(きしょうもん)、…
さん‐ろう(‥ラウ)【三老】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙① 年長者で元老としての崇敬を受けている人の中の第三番目。〔日葡辞書(1603‐04)〕 〔礼記‐楽記〕② 老年を上寿(一〇〇歳)・中寿…
せん‐みつ【千三】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① ( 千言のうちに真実は三つしかないの意 ) うそ。いつわり。また、うそつき。ほらふき。まんぱち。[初出の実例]「せんみつとかやいへる空…
しゅ‐さん【朱三】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「しゅざん」「じゅさん」とも ) 双六(すごろく)で、二つの賽(さい)の目に、ともに三が出ること。平治物語にみえる故事によるという。…
さん‐あくしゅ【三悪趣】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 連声(れんじょう)で「さんなくしゅ」「さんまくしゅ」とも ) =さんあくどう(三悪道)[初出の実例]「汝等、我教を不信ずして終(つひ)…
さん‐あくどう(‥アクダウ)【三悪道】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 連声(れんじょう)で「さんなくどう」「さんまくどう」とも。「道」は梵語 gati の訳語。衆生がみずからの業によっておもむくところの生…
さん‐おう(‥ワウ)【三王】
- 精選版 日本国語大辞典
- 古代中国の三人の王。すなわち夏(か)の禹王(うおう)、殷(いん)の湯王、周の文王(または武王)。さんのう。[初出の実例]「龍鳳別レ紀、五帝不レ相二…
さん‐か(‥クヮ)【三過】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。① 三業によっておこる身(行為)、口(言語)、意(意念)の三つのあやまち。[初出の実例]「三過(さんクハ) 口過 身過 意過 自レ易…
さん‐がい【三階】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「さんかい」とも )① 建築物で、二階の上にさらにもう一階あること。また、その階。[初出の実例]「Tristega〈略〉Sangaino(サンガイノ)…
さんかっ‐けい(サンカク‥)【三角形】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 同一直線上にない三つの点と、そのそれぞれ二つを結ぶ三つの線分とから成る図形。その内部を含めた図形をさすこともある。それらの点をそ…
さん‐かん(‥クヮン)【三冠】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 三代の冠。夏后氏の毋追、殷の章甫、周の委貌。〔儀礼‐士冠礼〕② スポーツなどの一分野で、三つの賞を獲得すること。
さん‐きえ【三帰依】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =さんき(三帰)①[初出の実例]「頭少二梵音啓請并三帰依一」(出典:参天台五台山記(1072‐73)五)
さん‐ぎゃく【三逆】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 「さんぎゃくざい(三逆罪)」の略。[初出の実例]「調達が三逆をつくり、八万蔵の聖教をほろぼしたりしも」(出典:平家物語(13C前)…
さん‐けつ【三傑】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 三人のすぐれた人物をいう。[初出の実例]「藤原朝臣諸成卒。諸成〈略〉弘仁年中為二文章生一。聰悟超レ倫。暗二誦文選上帙一。学中…
さん‐こう(‥カウ)【三考】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 三度考えること。転じて、よく考えること。「再思三考」② ( 「考」は調べるの意 ) 官吏の成績を三年目ごとに調査し、九年間に三度行なっ…
さん‐さ【三佐】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 自衛官の階級の一つ。三等陸佐・海佐・空佐の略称。旧軍隊の少佐に相当する。
さん‐さく【三朔】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =さんついたち(三朔日)
さん‐ざんまい【三三昧】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =さんげだつもん(三解脱門)[初出の実例]「而只是四無礙十力四無畏八禅定八解脱三三昧」(出典:法華義疏(7C前)一)
さん‐し【三尸】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 道教で、人の体内に住んでいると説く三匹の虫。絶えず人の行動を監視していて、庚申の日の夜には、睡眠中の人の体から抜け出てその人の罪…
さん‐し【三豕】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「己亥(きがい)に河を渉る」と読むべき所を、「己」を「三」に、「亥」を「豕」に誤って「三豕河を渉る」と読んだという「孔子家語‐七…
さん‐し【三使】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 仏語。老・病・死の三つをいう「三天使(さんてんし)」の略。「天使」は閻魔(えんま)王の使いの意。[初出の実例]「毎念レ建二仁祠之舎一…
さん‐し【三始】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 年・月・日の始めの意から ) =さんげん(三元)②[初出の実例]「年のはじめ 時のはじめ 月のはじめなれば 三始(シ) 三元 元三などもい…
さん‐しゃ【三者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 三人。また、三つのもの。② ( 「だいさんしゃ(第三者)」の略 ) 当事者以外の関係のない者。[初出の実例]「三者の地位に立てばこそ芝居…
さん‐しゅう(‥シウ)【三州・参州】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 三河国(愛知県東部)の異称。〔黒本本節用集(室町)〕[ 2 ] 〘 名詞 〙① 「さんしゅうざけ(三州酒)」の略。[初出の実例]「酔うまい事か三…
さん‐じゅう(‥ジフ)【三十】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 一〇の三倍の数。[初出の実例]「子もちの御前の衝重(ついがさね)三十、ちごの御ぞ、五襲(いつかさね)にて」(出典:源氏物語(1001‐14頃…
三日月 みかずき
- 歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典
- 歌舞伎・浄瑠璃の外題。作者村上浪六補作者福地桜痴初演明治36.11(東京・歌舞伎座)
三鱗 (通称) みつうろこ
- 歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典
- 歌舞伎・浄瑠璃の外題。元の外題三鱗家督開初演正徳1.11(江戸・中村座)
三職 さんしょく
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 1867年,王政復古の際新設された新政府最高の3官職総裁・議定・参与をいう。
三部会 さんぶかい États généraux
- 旺文社世界史事典 三訂版
- フランスの身分制議会僧侶・貴族・平民の3身分の代表で構成。1302年に教皇ボニファティウス8世と抗争中のフィリップ4世がパリに召集したのが始ま…
さんじょう 三乗
- 小学館 和伊中辞典 2版
- 〘数〙cubo(男),terza potenza(女) ◇3乗する 3乗する さんじょうする elevare ql.co. al cubo [alla terza potenza] ¶3の3乗は27である.|Il cubo…
さんしょく 三色
- 小学館 和伊中辞典 2版
- ◇三色の 三色の さんしょくの tricolore ◎三色旗 三色旗 さんしょくき (イタリア国旗)bandiera(女) tricolore, il tricolore(男);(フランス国旗)…
さんしょく 三食
- 小学館 和伊中辞典 2版
- ¶三食しっかりとる|non saltare nessu̱n pasto ¶この旅館は3食付きで1日1万円だ.|La pensione completa in questo albergo costa 10.000 y…
さんにん 三人
- 小学館 和伊中辞典 2版
- tre persone(女)[複] ¶三人乗りの飛行機|veli̱volo triposto 【慣用】三人寄れば文珠の知恵 (諺)“Quattro occhi valgon più di due.”/“D…
さんようちゅう 三葉虫
- 小学館 和伊中辞典 2版
- 〘古生〙trilobite(男)
三姉妹〔大河ドラマ〕
- デジタル大辞泉プラス
- 1967年放映のNHKの大河ドラマ。大仏次郎による書き下ろし作品。旗本の娘である架空の三姉妹むら・るい・雪の視点から、明治時代を描く。明治維新100…
三丘[温泉] (みつお)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 山口県周南市の旧熊毛町にある温泉。放射能泉,34~39℃。島田川の河床からわく。明治期には河港の温泉地としてにぎわった。その後,水害によって泉源…
三橋 (みつはし)
- 改訂新版 世界大百科事典
- →柳川[市]
さんあみ【三阿弥】
- 改訂新版 世界大百科事典
さんが【三衙】
- 改訂新版 世界大百科事典
さんけち【三纈】
- 改訂新版 世界大百科事典
さんこ【三鈷】
- 改訂新版 世界大百科事典